読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

「海辺のカフカ(下巻)」(村上春樹著・新潮文庫)

2006-04-29 23:49:54 | 作家;村上春樹
上巻を約一週間かけて読み、下巻を今日一日で読んだ。上巻に登場した人物に加え、20代半ばの青年星野が後半重要な役割を演じる。本書のテーマの一つは、今生の自分を半身として捕らえその半身である「ツインソウル」を求める旅、ロードノベルになっている。 周知のように本書は、今月23日にフランツ・カフカ協会により決定されたチェコの文学賞「フランツ・カフカ賞」を受賞。同賞は01年創設で、今年で6回目。また、この . . . 本文を読む