汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

なごみ茶会で雛祭りを楽しむ

2014-03-18 | お茶
引っ越す前のお茶の先生が開催された、その名も「なごみ茶会」。
かしこまってというより、お茶席を楽しもうというコンセプトだとか。
場所は市川市のじゅんさい池公園の中にある登龍亭。
公園に足を踏み入れた途端、良い香りが漂ってきた。
ちょうど、開花の遅れていた公園内の梅が満開を迎えていたのだ。



池には鴨たち。
野生とは思えない色つやの良さ(おいしそう…)。
餌が豊富だからかしら…。


この日のいでたちは、初釜と同じく、なんちゃって千總の附下。
濃紺だし、中小柄だし、春という季節にはふさわしくないかと思ったが…
単衣の売り出しも耳にする今日この頃、そろそろ袷の着物のクリーニングが気になる季節。
一度しか着ていない着物をクリーニングに出すのはなんだか惜しい。
しかし、附下なんで今シーズン、また切る機会なんてなさそうだし…
…とせこい考えが優先となり、着用することになった。
せめて帯は春らしくと、薄い色の唐花模様の帯を締める。

今回、発見したのは、長年色合わせに苦労していた帯締めが、この唐花間道帯に意外にもマッチしたこと。



この帯締め、着物を着始めた頃、「道明の帯締めがすごいらしい」と噂で聞いて、どうにか欲しいと思っていた時に、ネットで売り出されたのをゲットしたもの。
鮮やかなオレンジ色で合わせにくそうだったせいか、いつもは売り出された瞬間に売り切れるサイトの中で、最後まで残っていたのである。
ゲットはしたものの、やはり合わせにくく、めったに使うことのない帯締めとして、長年死蔵されてきた。
今回、着物の柄や帯にこの色がちょっとだけ使われているに気づき、合わせてみたら…あら、意外といいじゃない。
着物が暗い色だったので、せめて小物の色ぐらいは春らしくしたいというわけで、採用となった次第。



お茶会は、先生お手製の雛人形の友禅染がおとこに飾られていたり、お茶の道具がおままごとのように、小さくかわいらしいものでまとまっていたり、数茶碗が桃の形であったり(これも先生のお手製だ)
…隅々までひな祭りの趣向が凝らされていて、やっぱりお茶って楽しい!と盛り上がって帰ってきた。
何より、先生が房総から取り寄せて、お鍋にしてくださったハマグリのおいしかったこと!
結局、食い気が優先している私である。

※詳細は先生ご夫婦のブログでご紹介されています
半陶半茶繁盛記
和茶美な衣食住   Wasabi's Life 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のの吉)
2014-03-26 22:26:12
お雛様の趣向、拝見したかった~と読み進み、
最後は、おぉハマグリ~。となりました。


合わせにくいと思ってた小物がしっくりはまると嬉しいですよね。ただ、小物どころかうちの箪笥にはどうにも似合わない着物まであるので、そろそろ本気で整理しないと、と思ってます。
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のの吉さんへ (asochan0930)
2014-03-27 09:47:36
のの吉さん
小物(に限りませんが)が使えるのがわかると、心の中でガッツポーズとります。
使えない着物は、引越しで整理しました。
整理のために引っ越すのも良いかもと思う今日この頃です。
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