市川猿之助・中車 襲名披露公演

このブログも「何の放置プレイ？」というぐらい、ブランクをあけてしまいました。
心が落ち着かないと、なかなかブログに向き合うというのも難しいものです。
なぜ心が落ち着かないのか？まあそれはさておき。話題の舞台の報告です。
もう前月のことになってしまったけれど、見てきたので遅ればせながらご報告をば。

チケット購入の際には、みるみる間にPC上の残数が減っていき、しまいにはサーバーがダウンするほどで、どきどきしながらチケットする羽目に。
そこまで人気が高いという認識がなかったので焦った～。

実は、この日、観劇前に、「キャリアコンサルタント技能士」なる資格試験があり、開幕には遅刻してしまったワタクシ。
当初は予定されていなかった口上が、夜の部にも追加され、それが開幕直後に行われるといううわさを聴き、試験を途中で退出してきたのに…。やはり試験会場の目白から新橋演舞場は遠かった。
劇場に入ったら、中車丈のあいさつは終わっており、新猿之助丈が話しているところでした。
うーーん、残念！聞きたかった！！



話題の舞台ということもあり、今回は珍しく大勢で観劇。
元同僚のO嬢（洋服のナイスバディな女性）、そのお友達の某大手企業CIOで歌舞伎ファンであるＣ氏。
今も同僚のＹ嬢もお着物で。髪を美容院でセットしてきたという気合の入れよう！
一番ちっちゃいのがワタクシ。いろいろ迷って、「そうだ、6月の下旬なら」と紗袷を着用。
何だかこうしてみると、Ｃ氏を囲んだお姉さま方って感じ（笑）？

さて、注目の舞台について。
歌舞伎観劇歴は10年を超えますが、実は「スーパー歌舞伎」というのは、これが初めて。
登場人物が出てきた瞬間、思ったのは「衣装の重要、スーパー！」…。
デコラティブな衣装や髪形は、とても重そうでございましたよ。
でもそれが「かぶく」から始まった歌舞伎の本質かもしれない。

お話し自体はわかりやすく、何より猿之助劇団メンバーのレベルが高く、楽しめたのが何より。
立場が人を作るというか…劇団として場数を踏むうちに、エンターテイナーとして鍛えられたのだろうなあ…。

その中でも、やはり群を抜いていたのが、新猿之助。
役柄もあると思うが、若さと実力が溢れんばかり。
誤解を恐れずに言えば、世間の話題はさておき、今回の舞台の集約は自分であることを、演技で物語ってたと言えるのでは。

一方、私と同級生の中車丈。
舞台のあとに思い浮かんだのが「香川照之が歌舞伎役者を演じている」という思い。
こちらの先入観も影響しているのだろうが、なんとなく舞台の上で収まりの悪い印象はぬぐえなかったなあ。

とはいえ、実力も根性もある人だと思うので、場数を踏めば「歌舞伎役者」として、素晴らしい演技を見せてくれるようになると信じている。
同級生というだけの理由だけど、この年で大きなキャリアチェンジをした「市川中車」丈を応援してますよ！

※着用した着物を近接するとこんな感じ。