4月4日の日曜日は、日中はお茶会、夜は歌舞伎座で第三部を観劇。
図らずも、着物の人たちに囲まれて過ごした一日となった。
私は裏千家の教室に通っているのだけれど、今回参加したのは他流の「江戸千家」の春のお茶会。同僚のお母様が先生をされているということでお声掛けいただき、どんな違いがあるのだろうと好奇心丸出しで参加。場所は東京は文京区の「護国寺」。有名な徳川綱吉の母親である桂昌院が建てたという由緒あるお寺だ。
大きな会でもあるということで、何を着ていくか悩みに悩んだ末、万筋の江戸小紋と白地に菱の柄の入った帯をあわせて出かけた。着物に紋がないのと、以前に万筋のような縞柄はお茶席にふさわしくないと言われたこともあったので気になったが、現地に着いてみると、紋のない人もたくさんいたし、万筋はおろか、縞の柄の人も見かけた。全体には付け下げ4割、色無地・江戸小紋4割、訪問着3割、その他1割といったところ。お茶会にしては季節柄か、華やかな印象だった。やはり春のお茶会にはパステルカラーが似合うなあ。
そんななか、私の着物は色も春らしく、なかなか場に合っていたのではないかと思う(自己満足)。一昨年の増上寺のお茶会のように、正客に座らされるという美しい誤解もなかったし。ま、お茶の先生といった風情のベテランの方々がずらりと揃うこんな場で、ワタクシのような若輩が、間違っても正客に座らされるなんてことはありません。(自分がまだ若いって思えるからお茶会って好きだ!)
<護国寺の桜は、三好達治が「あはれ花びらながれ/をみなごに花びらながれ」とうたったそうです>
ところが、落とし穴というのはどこに潜んでいるかわからない。
この日の東京は、一日中うす曇りの天気で、昼になっても気温は低いままだった。朝、太陽がちょっと顔を出したのに、見事に裏切られた。
お寺の境内に散在するお茶室でそれぞれ席がもたれている。待ち行列は庭先など建物の外になる。そんなところで花冷えの空の下、何十分もいたらさすがに着物を着ていても震え上がってしまった。足元は足袋カバーをしていたこともあってそれほど冷えなかったが、やばかったのは首筋と袖口。しまいには袂の内側までひんやりとしてきた。
さすが、ベテランの方々は、ショールや手袋まで用意され、防寒体制はばっちり。まさか御茶席ではなくこんなところでキャリアの差を見せ付けられるとは!
その後、歌舞伎観劇をしたのだけれど、途中から鼻水がとまらなくなってしまった。そのせいか、歌舞伎座にも着物の人がたくさんいたはずなのに、どんな着物を着ている人がいたのか、あまり記憶に残っていない。うーーむ、残念。やっぱり季節がら、桜モチーフの方が多かったような・・・。そのあたりがお茶席と違ったかな。
朝から着物姿の人に囲まれていたので、ベッドに入るころは目をつむると着物姿の人々がまぶたの裏に浮んでくるほどだった。こんなの初めて。着物酔いした一日となった。
江戸千家東京不白会当日のお席の様子はこちらから↓
図らずも、着物の人たちに囲まれて過ごした一日となった。
私は裏千家の教室に通っているのだけれど、今回参加したのは他流の「江戸千家」の春のお茶会。同僚のお母様が先生をされているということでお声掛けいただき、どんな違いがあるのだろうと好奇心丸出しで参加。場所は東京は文京区の「護国寺」。有名な徳川綱吉の母親である桂昌院が建てたという由緒あるお寺だ。
大きな会でもあるということで、何を着ていくか悩みに悩んだ末、万筋の江戸小紋と白地に菱の柄の入った帯をあわせて出かけた。着物に紋がないのと、以前に万筋のような縞柄はお茶席にふさわしくないと言われたこともあったので気になったが、現地に着いてみると、紋のない人もたくさんいたし、万筋はおろか、縞の柄の人も見かけた。全体には付け下げ4割、色無地・江戸小紋4割、訪問着3割、その他1割といったところ。お茶会にしては季節柄か、華やかな印象だった。やはり春のお茶会にはパステルカラーが似合うなあ。
そんななか、私の着物は色も春らしく、なかなか場に合っていたのではないかと思う(自己満足)。一昨年の増上寺のお茶会のように、正客に座らされるという美しい誤解もなかったし。ま、お茶の先生といった風情のベテランの方々がずらりと揃うこんな場で、ワタクシのような若輩が、間違っても正客に座らされるなんてことはありません。(自分がまだ若いって思えるからお茶会って好きだ!)
<護国寺の桜は、三好達治が「あはれ花びらながれ/をみなごに花びらながれ」とうたったそうです>
ところが、落とし穴というのはどこに潜んでいるかわからない。
この日の東京は、一日中うす曇りの天気で、昼になっても気温は低いままだった。朝、太陽がちょっと顔を出したのに、見事に裏切られた。
お寺の境内に散在するお茶室でそれぞれ席がもたれている。待ち行列は庭先など建物の外になる。そんなところで花冷えの空の下、何十分もいたらさすがに着物を着ていても震え上がってしまった。足元は足袋カバーをしていたこともあってそれほど冷えなかったが、やばかったのは首筋と袖口。しまいには袂の内側までひんやりとしてきた。
さすが、ベテランの方々は、ショールや手袋まで用意され、防寒体制はばっちり。まさか御茶席ではなくこんなところでキャリアの差を見せ付けられるとは!
その後、歌舞伎観劇をしたのだけれど、途中から鼻水がとまらなくなってしまった。そのせいか、歌舞伎座にも着物の人がたくさんいたはずなのに、どんな着物を着ている人がいたのか、あまり記憶に残っていない。うーーむ、残念。やっぱり季節がら、桜モチーフの方が多かったような・・・。そのあたりがお茶席と違ったかな。
朝から着物姿の人に囲まれていたので、ベッドに入るころは目をつむると着物姿の人々がまぶたの裏に浮んでくるほどだった。こんなの初めて。着物酔いした一日となった。
江戸千家東京不白会当日のお席の様子はこちらから↓
私は外に出るとすぐに疲れちゃうんで、歌舞伎の前はいつも家でジッと体力温存、それでも時々ウトウトと、、。
はつきさんはいつもパワフルで素晴らしいっす~!
着物、ほめていただきありがとうございます。ヤフオクでうっかりゲットしたものですが、あまり狙わずに、「あ、落札しちゃったよ」ぐらいのもののほうが、不思議と使いやすかったりします(^^;)。
桜は見頃を過ぎても、花冷えはまだ続きそうですので、ご自愛くださいね…。
お陰様で風邪もだいぶ良くなってきました。
お茶会の着物比率のところ、合わせると十割越えるじゃないか!計算もできんのか→自分!ダメです…。
付け下げ3.5割、色無地・江戸小紋3.5割、訪問着2割、その他1割…これであっているかな(汗)