ぶらりドリブルの旅

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DAZN観戦 2022年J2リーグ第42節 アルビレックス新潟vsFC町田ゼルビア

2022-11-09 18:25:06 | サッカー視聴記(2022年J2)

※前回の新潟の記事はこちら(40節・仙台戦、0-3)
※前回の町田の記事はこちら(39節・徳島戦、2-3)

<前節からの変更>

新潟=3人変更。センターバックの片割れが千葉→舞行龍ジェームズ、ボランチの片割れが島田→秋山、左サイドハーフが小見→三戸で、三戸の居た右SHに松田。ベンチには鈴木が3試合ぶりにメンバー入り。

町田=甲府の天皇杯決勝に合わせるため、前節は日程がズレたため中3日での試合。しかし変更は出場停止のドゥドゥ→中島の1人のみとほぼ同一スタメンで、ランコ・ポポヴィッチ監督は最後まで流儀を貫きラストゲームに挑む。

スタメン

前節は敗れた(ヴェルディ戦・0-1)ものの、J2優勝を決定させてホーム最終戦を迎える事が出来た新潟。
相手は前年と同じく町田で、この際は田中達也の引退試合という名目もあり、送り出しに協力的な姿勢を取ったクラブ。
しかしアウェイである以上、自発的に「ガード・オブ・オナー」をやるという訳にはいかず。
仮に行えたとしても、前節・甲府戦に続き2戦連続となってしまうのが面白い状況でしたが。

前年はそんな送り出しの雰囲気とは裏腹に、攻守に圧倒して快勝した町田。
この試合も立ち上がりからハイテンションで挑み、新潟のボールポゼッションに対して果敢にプレッシングを掛け。
そして実際に、激しく規制を受けた新潟のビルドアップは冴えず、攻撃権を支配していく町田。

何とか打開しようと、右SHに入った松田の推進力を活かさんとボールを集めましたが、松田はコントロールミスでボールロストする事2度。(前半2分と12分)
マリノスからレンタルの身で、ようやく来季はJ1の舞台に戻る事が出来るという気負いもあったでしょうか、らしくない足下でのミスが目立ちました。

そんな松田とは対照的に、逆サイドの三戸はこの日絶好調。
13分、自陣でボール奪取すると伊藤に託したのち、パス&ゴーで追い越して彼のスルーパスを受ける役回りに。
そしてペナルティアーク付近から放たれたシュートがゴールネットを揺らし。
この日は普段からかなり遅れたファーストチャンスでしたが、それを電光石火の攻めでモノにした新潟。

これで立ち上がりの浮つき具合も落ち着き、普段通りにボール支配していく新潟。
ボランチは2CBの前で片割れが1アンカー気味な位置を取り(高と秋山のどちらかは不定)、もう1人が前に出てトップ下の伊藤と横並び、というのがこの日の基本形。
町田は立ち上がりのハイプレスもあり、そんな形を根底としたビルトアップに対しこの時間帯は構える姿勢が長くなり。

27~28分の間に、敵陣で長らくパスを繋ぐ新潟、左サイドでスルーパスを交えて奥を突く姿勢を見せつつ激しくボールを動かし。
27本パスしたのち秋山から縦パスが入り、エリア内で受けた三戸が中央からシュート(ブロック)と、しっかりフィニッシュで締めるという具合に、らしさを取り戻します。

町田はディフェンスでかなり振り回されていたため、攻撃に掛けるエネルギーの面でも余裕が無く。
仮にアタッキングサードまで運んでも実らずにすかさず攻守交替となり、その際も新潟はカウンターの姿勢を見せつつも結局戻して作り直し、というように徹底的に揺さぶる姿勢を貫きます。
先制点の電撃的な前進のシーンもチラつき、積極的になる事が出来ない町田サイド。

何とかその流れを凌いだ町田、37分に自身も右サイドでパスワークによる攻撃体制を作り。
奥山のクロスがファーサイドに上がり、中島が合わせたボールを奥山が落とした事で混戦となり左コーナーキックへと移行。
ようやく巡って来た得点チャンスで、キッカー平戸は変化を付けてマイナスのクロスをエリア外中央へ。
受けた高江がエリア内やや右へ浮き球を送ると、岡野が合わせて叩き付けるヘディングシュートを放ち、ジャンプしてブロックにいったGK小島の下を抜いてゴール。
乾坤一擲のサインプレーを決め、同点に追い付きます。

一方ペースを握る事には成功したものの、追い付かれた新潟。
40分に左サイドで裏を突いたのち、戻しを経て中央で受けた伊藤がミドルシュートを放ちましたがゴール左へと外れ。
43分にも、三戸のドリブルでエリア内右を突いたのちの戻しを伊藤がシュート(枠外)と、優勝を決めた試合のようにゴールを狙っていく伊藤。
それでも前半のうちに勝ち越す事は出来ず、1-1のままハーフタイムを迎えました。

そのHTで、町田は前節同様にGK交代という手段に踏み切り、福井→ポープ・ウィリアムに。
この日もビルドアップの流れを変えるという意図での交代だと思われますが、強敵・新潟相手にそれは通用するのか否か。

そして迎えた後半の入り、町田が攻めた結果前線でボールを受けた中島が新潟CBトーマス・デンのチャージを受け、痛んで倒れ込んでいる間に新潟の逆襲が敢行され。
エリア内右でラストパスを受けた松田が、中央方向へと切り替えしてシュート(ブロック)と、シュートで締められたのちようやく中島の容態確認となります。
しかし続行不可能となり、早々にカードを切る事を余儀なくされた町田、ヴィニシウス・アラウージョを投入。

その際に自力で立ち上がった中島が、チャージされた相手のデンとタッチを交わすというシーンが描かれ。
これで落ち着きを取り戻すかと思われましたが、町田はそれから間も無くまたもやアクシデントに苛まれてしまいます。
後半5分今度は安井が後ろから新潟・藤原にショルダーチャージを受けた事で、激しく右肩を痛めてしまい続行不可能に。
しかも反則も採られなかった事で、一転してピッチサイドのポポヴィッチ監督も(ラフプレーの連続に)納得出来ないという態度に移り変わり。
結局安井に代わり佐藤が投入され、右SHに入った事で平戸がボランチへ・太田修介が左SHにシフトしました。

そんな相手の雰囲気を受け、この時間帯の新潟はやや後手に回った感があり。
(選手が倒れるシーンが長くなった事で)お互いロクに攻撃機会を得られない立ち上がりとなった末に、12分に交代カードを切った新潟。(谷口・松田→鈴木・小見、三戸が左SH→右SHへシフト)

しかし立ち上がりのラフプレー傾倒への流れを変えられず、13分には堀米のパスを入れ替わって受けようとした伊藤が町田・平戸に倒されるも、反則とはならずに攻守交替。
その後の町田の攻撃で、長谷川アーリアジャスールがボールキープする所を新潟・高に倒され、こちらには反則となった事で新潟ホーム・デンカビッグスワンスタジアムの雰囲気も悪くなり。
これで右サイドからのフリーキックを得た町田、ここでも変化を付けてキッカー平戸は中央へ横パスを送ると、高江のスルーを挟みその奥で太田修がシュート。
ブロックで跳ね上がったボールを岡野がヘディングシュートに持っていき、ループの軌道で枠を襲ったもののGK小島のセーブに阻まれ勝ち越しならず。

何とかピンチを防いだ新潟でしたが、16分にはデンがGKへのバックパスをミス、短くなったボールをヴィニシウスに掻っ攫われるという致命的なピンチを招き。
そして前に出たGK小島を右にかわしたヴィニシウスでしたが、戻ったデンがカバーしてボール奪取、ここも際どい凌ぎを強いられます。

これによりホームのムードを取り戻す事が第一となった新潟、17分にCKを得て、そこからの二次攻撃。
舞行龍の右からのクロスがクリアされるも尚も拾い、三戸が右からのカットインを経てミドルシュートを放ち、GKポープがセーブして再度CKに。
この右からのキックで、キッカー伊藤はファーサイドへクロス、そして舞行龍が折り返した事で混戦が生まれます。
藤原そして舞行龍がシュートにいくもディフェンスに遭い撃てず、こぼれ球に対しデンもシュートしましたが町田・翁長がブロック。
尚も跳ね返りを小見がシュートしましたがこれも翁長がブロックと、激しく連撃しても町田ディフェンスを打ち破れず。
しかしこれで息を吹き返した新潟に対し、町田はこの際に藤原がキーパーチャージではないかと異議を唱えたヴィニシウスが警告を受ける始末となり。
これによりラフプレーのムードを引きずってしまったのが以降町田にとって災いとなったでしょうか。

その後攻撃権を取り戻した新潟、それに合わせるように21分、秋山→島田へと交代。
中盤の底を固める事で流れを盤石なものとします。
冴えが戻る新潟のパスワークに対し、町田はプレッシングを掛ける姿勢を見せても、逆に裏を取られる事で速い攻撃を許し。
27分には堀米のボール奪取から素早く前へ繋ぎ、三戸のスルーパスに走り込んだ鈴木がエリア内でシュートするも枠を捉えられず。
32分には同じく鈴木へのスルーパスはカットされるも、こぼれ球を繋いで左サイド奥を突き、小見からマイナスのクロス。
ここでニアサイドに走り込んだ鈴木はスルーを選択、中央で三戸が合わせシュートしましたが町田・翁長がここも決死のブロックで防ぎ。

次第にパスワークを受け続け、前半同様にディフェンスで走り回らされる町田。
35分にとうとう目に見える形での破綻を見せ、高橋までもが足を痛めて続行不可能になってしまいます。
これで3度の交代全てをアクシデントで使ってしまい、深津が投入される事に。(同時に長谷川アーリア→鄭大世(チョンテセ)に交代)

後は仕留めるだけという流れとなった新潟、そしてそのシーンは直ぐに訪れます。
38分左サイドでのパスワークから中央へと戻されると、舞行龍のダイレクトの縦パスで一気にテンポを上げ。
受けた三戸もそれを維持し、鈴木とのワンツーで一気にエリア内右を突いてそのままシュート。
ループ気味のボールでGKポープを抜き、自身この日2点目となる勝ち越し点を挙げました。

その後も反撃の機運を高められない町田に対し、盤石なボールポゼッションの体勢を維持し続ける新潟。
残り少ない体力を振り絞り町田が前に出ようとすると、その隙を突いて一気にアタッキングサードへと運ばれるという繰り返しで、ほとんど何もさせなかった残り時間。
アディショナルタイムもその姿勢は崩れる事無く、しかもデンがドリブルで持ち上がったり、堀米がシュートを放ったり(ゴール左へ外れ)と最終ラインの選手も隙あらば果敢な攻撃参加を見せます。

結局最後まで守勢を強いられた町田。
2-1のまま試合終了を告げる笛が鳴り、無事に新潟が有終の美を飾る勝利に辿り着きました。

前年から3連敗と相性の悪い町田に対しても、ほぼ盤石な試合運びで克服を見せた新潟の強さは疑いようは無く。
後は来季J1という舞台でどれだけやれるか、という懸念でしょうか。
横浜FC・徳島・磐田と、ポゼッションスタイルで昇格を果たしたクラブを軒並み跳ね返すに至った過去3年間のJ1リーグ。
それを覆す更なる進化に期待しつつ、筆を閉じたいと思います。

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DAZN観戦 2022年J2リーグ第42節 ヴァンフォーレ甲府vsいわてグルージャ盛岡

2022-11-08 16:02:05 | サッカー視聴記(2022年J2)

※前回の甲府の記事はこちら(38節・大分戦、1-2)
※前回の岩手の記事はこちら(41節・群馬戦、1-5)

<前節からの変更>

甲府=天皇杯決勝を戦った事で、水曜開催となった前節。そこから中3日なため9人入れ替え、といってもスタメンの休養は前節に敢行したため戻したというような変更。3バックは北谷、野澤陸、レナト・ヴィスキから須貝、浦上、エドゥアルド・マンシャへ。ウイングバックは右が大和→関口・左が米原→荒木、ボランチの片割れが野澤英之→山田。1トップ・2シャドーもウィリアン・リラとイゴール・飯島から、三平・長谷川・鳥海と全変更。

岩手=降格圏が決定と、失意の前節から7人入れ替え。GKが松山→野澤大志ブランドン、前節負傷交代の牟田に代わり深川(左センターバック)で、甲斐がリベロに回る。(右CBは戸根)ドイスボランチは小松・和田→石井・弓削と双方変更、WBは左の中村太亮が外れて宮市が右から回り、空いた右には加々美。1トップはブレンネル→クリスティアーノで、シャドーの片割れはオタボー→増田

スタメン

順位は割と近い両クラブ(甲府=18位・岩手=22位)ですが、その状態は雲泥の差。
既に実質的に降格確定となった岩手に対し、甲府は天皇杯優勝という何物にも代えがたい栄光を手にし、この日のホーム最終戦を迎える事となりました。

1億5千万というJ2クラブにとっては貴重な賞金と、来季のACL参加の権利を得た事で、来季のプランは大きく変わる事となり。
栄冠を齎したはずの吉田達磨監督の退任が決定したのもその一環と思われ、二兎を追う戦いを強いられる来季は一層腰を据えて陣容を整えなければ、今季のようなリーグ戦の低迷に晒されれば降格の危機もあり得る訳で。
果たして期待半分不安半分といった展望ですが、現段階では新監督の選択段階なので若干不安の方に針が振れている状態でしょうか。

優勝決定後初のホームゲームという事で、ほっこりしたような雰囲気を持って始まった試合。
相手の岩手は、何とか21位に浮上して僅かな望みを託したいという状況で、その雰囲気を壊すような積極的な入りで、圧力を持ってサイド奥を突く攻撃を仕掛けていきます。

しかし最下位クラブ故の悲しさか、それが一度いなされるとたちまち苦境に陥る事となり。
普段通りに最終ラインからのショートパス攻勢でポゼッションを高めていく甲府。
前半7分に左サイドでの前進からマンシャのクロスが上がると三平がヘディングにいき、フリックのようになって流れたボールを右奥で関口がシュート。(ゴール左へ外れる)
早速ゴールを脅かされた事で、以降甲府のビルドアップを遮断する事はままならないという流れになります。

それでも14分に奥山のドリブルが甲府・マンシャに反則で止められた事で、右サイド遠目からのフリーキックを得た岩手。
キッカー弓削のファーサイドのクロスを宮市が折り返し、増田がボレーシュートという定型の流れで、ブロックされるもこぼれ球となり。
そして宮市が詰めてシュート、ネットを揺らしましたがこれがオフサイドとなり先制ならず。
今季度々見られた、ゴールネットを揺らしたもののオフサイドの判定に跳ね返されるという光景を、最後の試合でも作ってしまいます。
これにより焦燥にかられていたのは選手以上にベンチだったでしょうか。
21分に反則の判定を巡って激高した秋田豊監督が、主審(柿沼亨氏)から警告を突き出されてしまう始末。

1トップor宮市へ当てるロングボールの攻撃は、シーズンも佳境に入りすっかり慣れられた感があり。
しっかり繋げる甲府相手では敵陣で奪ってのショートカウンターも期待出来ない以上、主体的な攻撃に活路を見出す他無い状況となったでしょうか。
29分の岩手の攻撃、宮市の裏へのミドルパスが跳ね返されるも、セカンドボールを拾って敵陣でポゼッションを繰り広げ。
右サイドで長らく繋ぎ、弓削のヒールでのスルーパスに加々美がエリア内へ走り込むも、甲府・荒木と交錯の末に反則を取られて実りません。

またロングカウンターを仕掛けようにも、1トップのクリスティアーノはポストワークに特化した存在なためままならないといった印象。
35分にはクロスをキャッチしたGK野澤が素早くスローしてのカウンターを仕掛けるも、増田のドリブルからのスルーパスを受けたクリスティアーノ、そのままキープの体勢に入ったためスピードダウン。
結局石井の右手前からのクロスに落ち着いてしまいシュートに繋がらず。

一方の甲府の攻撃は、岩手がリトリートへと意識を移したため、こちらも容易な崩しは行えず。
無得点のまま時間が進んでいきます。
終盤~アディショナルタイムに得意のセットプレー攻勢(FK+CK2本)を掴んだ岩手でしたが、モノにする事は出来ず。
スコアレスのまま折り返しとなりました。

残り45分、得点を挙げるために何とか紛れを作りたい岩手。
後半6分にGK野澤のロングフィード、甲府・浦上のクリアが真上に高く上がるものとなり、バウンドしたボールをクリスティアーノが落とし。
ここから右サイドで前進して奥を突き、奥山がエリア内へ切り込むもシュートは撃てず。
しかし直後の7分に、再び奥山の右サイドの前進を甲府・山田が反則で止めてしまい、FKを得ます。
キッカー弓削は中央へクロスを上げ、クリスティアーノがヘディングシュートを放つも枠を捉えられず。

ようやくストロングポイントが出せるようになっていたという岩手。
しかしサッカーの神はその流れを岩手のみならず、甲府にも齎していた感があり。
以降左サイドから執拗に攻め続ける甲府。
11分には一旦攻撃が途切れるも三平が奪い返し、スルーパスにより奥を突いて荒木がグラウンダーでクロス、中央で受けた関口がシュート。(GK野澤キャッチ)

そして13分、荒木のレーンチェンジのパスから鳥海のスルーを経て三平がダイレクトでエリア内左へスルーパス、そこへ鳥海が走り込み。
そしてトラップでゴールに向かい、前に出て来たGK野澤の股を抜くシュートで見事にゴール。
撃ち合いになれば自分達の方が強い、という事を証明する先制点となりました。

岩手はたまらず、やられ続けた右サイド(甲府から見て左サイド)を受けて以降戸根と深川の位置を入れ替え。
しかしその甲斐無く、すっかり甲府に攻撃権を支配されて反撃の機運は生まれず。
17分にベンチが動き、増田・弓削→中村充孝・和田へと2枚替えを敢行しても流れを変えられません。(同時に甲府も鳥海→リラへと交代)

岩手サイドの対処を見てか、19分に今度は右サイドから攻める甲府。
リラがワイドに開いてスルーパスを受けてクロス、ブロックに当たるも中央に向かい、これを荒木がスルー。
その奥で長谷川がシュートしますが、ゴール上へ外れてしまい惜しくもモノに出来ず。
しかし流れは不変であり、迎えた21分左サイドでの前進から、中央→右へと経由してサイドを振り。
そして松本のスルーパスでエリア内右を突き、大外から走り込む須貝からマイナスのクロスが入りニアサイドで三平が合わせ。
これがミート出来ずに流れるも、中央に居た荒木が左足で合わせると、岩手・深川のブロックに当たりゴール左へ突き刺さるシュートとなり追加点。
前半の最初の好機といい、この日の三平は偶然か否か、自身のシュートミスが他者に幸福を齎す格好となりました。

2点差となり、これで総攻撃とまでは行かずも積極的な姿勢を取らざるを得ない岩手。
直後の23分に好機を作り、右サイドから加々美のクロスが上がり、GK河田がパンチングで跳ね返したボールを中村充がダイレクトでミドルシュート。
しかしこれも須貝のブロックに阻まれ、甲府ボールになるも前に出た甲斐が奪い返し、すかさずゴールに向かうクロスを入れるもGK河田に抑えられ。
何とか相手GKを働かせるシーンを生んだ岩手、直後の24分にクリスティアーノ→オタボーへと交代します。

果敢に敵陣に攻め込み、実らずも甲府の最終ラインへのゲーゲンプレスで奪い返すという姿勢に活路を見出さんとする岩手。
しかし甲府のポゼッションを阻めるほどのプレッシングは無く(あったらもう少し上の順位に居るはず)、前線の選手は何度も2度追いをするもボール奪取は果たされません。
そして甲府の逆襲を受ける、というのが以降の展開の基本になりました。
26分には岩手のプレスを左サイドでかわしきり、ドリブルで持ち込んだ三平からのクロスをファーサイドで松本がボレーシュート。(枠外)
直後に三平→飯島へと交代する甲府、その後もこの流れを維持します。

自分の攻めはフィニッシュまで繋げられず、相手の攻めは阻められずアタッキングサードまで持ち込まれるという岩手。
31分に最後の交代を敢行、奥山・加々美→色摩・桐へと2枚替えをしても流れは変えられず。(桐が左WBに入り、宮市は右WBへ)
それでも自身が好機を作れるのならばまだ良い方で、それを逃し続けている内に、ついに自陣からも脱出できないという流れを作られてしまいます。

相手の攻撃を切っても、運ぶ事すら出来ず奪われて再度攻撃を続けられる、いよいよ厳しいものに。
39分の甲府、敵陣で松本のボール奪取から、拾った長谷川がスルーパスですかさずエリア内を突き。
ここは飯島のポストプレイがリラに繋がらずも、岩手のクリアした先でさらに山田が奪って継続、拾った関口がミドルシュート。
GK野澤がセーブし、エリア内左へこぼれたボールをさらに飯島が追撃するも、このシュートも野澤がセーブと紙一重で防ぎます。

ゴールは奪えずも、終盤を迎えて勝利は間違いなしという雰囲気を得る事に成功した甲府。
ここで既に引退表明していた野澤英の送り出しへとシフトし、その一環で飯島がインアウトを強いられる交代策となり。(44分)
同時に関口・山田→野澤陸・山本へと交代、計3枚替えな上に配置も微妙に変更、須貝が右WBへと回り。
そのうえで山本・松本・野澤英の3ボランチの3-5-2という布陣を採ります。

体力を使い果たしたように萎んでいく岩手を尻目に、内容も野澤英を積極的に使う攻撃で、華を持たせるようなサッカーを敢行していく甲府。
45分には長谷川のスルーパスを左サイド奥で受けた野澤英、エリア内左を突いてマイナスのクロスを入れ。
ディフェンスに遭いこぼれたボールに対し、何とシュートまで放った野澤英。(枠外)
その後のATでも、左サイドでの攻撃に積極的に野澤英も絡み、岩手に何もやらせないという流れを作ります。

結局甲府のパスワークを遮断する事もままならず、最後に最終ラインにまで戻された所で試合終了の笛が鳴り。
連勝でフィニッシュした事で、順位は18位のままですが、それに相応しくない程の有終の美となりました。

一方の岩手、1年でJ3に舞い戻る事となり。
シーズン終了後にはビスマルクが不祥事で解雇となるなど、膨れ上がる助っ人部隊に頼りきりの攻撃陣は、最後まで制御できずといった格好だったでしょうか。
既に退任が決定済みの秋田監督は、社長に就任という転身を果たしましたが、再び這い上がる機運が生まれるかどうか。

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DAZN観戦 2022年J1参入プレーオフ2回戦 ロアッソ熊本vsモンテディオ山形

2022-11-07 18:30:07 | サッカー視聴記(2022年その他)

<熊本スタメン> 3-3-1-3
GK 佐藤
RCB 黒木 CCB 菅田 LCB イヨハ理ヘンリー
RWB 三島 DH 河原 LWB 竹本
IH 平川
RWG 杉山 CF 高橋 LWG 坂本
<山形スタメン> 4-2-1-3(4-2-3-1)
GK 後藤
RSB 半田 CB 山﨑 CB 野田 LSB 川井
DH 藤田息吹 DH 南
IH 山田康太
RWG 國分 CF ディサロ燦シルヴァーノ LWG 加藤

1回戦の記事 -熊本(大分戦・2-2) 山形(岡山戦・3-0)

試合日はJ1最終節の1日後という事で、勝ち上がった際に戦うべき相手(後述)も決まり。
挑戦権を確保するのはどちらのクラブか、という試合となりました。

その舞台は、熊本サイドのホームであるえがお健康スタジアム。
こうしたシーズンの佳境で口に出すのは相応しく無いでしょうが、周知の通り前年J3に居たクラブであり、2年足らずでJ1昇格が現実味を見せる所まで這い上がる。
今季のJ2は、天皇杯を勝ち抜いた甲府・リーグ6位から決勝を窺う山形に見られるように下克上が一種のテーマと化していますが、受ける熊本もそのカテゴリに十分入れられる立場であります。

そんな背景を浮かべつつキックオフ。
立ち上がりはホームの大声援を背にする熊本が、その通りにハイテンションな立ち上がり。
素早い寄せでアバウトなボールの蹴り合いに持ち込み、中盤の奪い合いを制して攻撃権を確保と優位性を得。
しかしそんな最中の前半5分、山形・山﨑の裏へのロングパスを菅田が落下点を誤りクリアミス、ディサロに拾われてコーナーキックに持ち込まれ。
この右CKで、キッカー國分のクロスの跳ね返りを拾った加藤がシュートを放ちGK佐藤がセーブと、ファーストシュートには山形が辿り着きました。

それでもミス絡みの好機故に、熊本はリズムを乱さなければ良しという流れ。
その後ペースを保ったうえで逆襲を掛けるという具合に、揺らぎは全く見られませんでした。
前線のプレッシングも、山形のフィールダーに対ししっかり同数でチェックする体勢を築き、相手にビルドアップさせず。

そして12分山形のパスミスからの好機で、平川が無回転でミドルシュートを放ち、GK後藤にセーブされて右CKに。
既にこれが4本目のCKと押し込んでいた成果が表れていましたが、このキックでとうとう結果に辿り着き。
キッカー杉山のニアサイドのクロスに、イヨハが競り合いを制して合わせヘディングシュート。
山形・南の後方から合わせるという迫力あるシュートがゴール右へと突き刺さり、優勢な流れでしっかり先制点を挙げた熊本。

その後反撃したい山形に対し、13分ディサロのポストプレイを後ろから倒してしまった菅田が反則・警告を受け。
暗雲が立ち込めましたがそれも一瞬で、以降も気丈に追加点を狙わんと振る舞う熊本。
16分には再び山形のパスミスからの好機、平川→杉山→高橋と渡ってエリア内を突き、高橋がシュートするもブロックに阻まれ。
尚も後方に繋ぎ、河原のミドルシュートが放たれるも枠外に。

完全な熊本ペースの序盤でしたが、17分山形はGK後藤が前に出てのビルドアップ、縦パスをディサロに送り左へ展開→中央で山田康経由→右サイドという流れで前へ運び。
國分のグラウンダーのクロスにニアサイドでディサロのスルーを挟み、クリアされるも尚も右から繋ぎ、今度はショートパスの連続で中央を突き。
南縦パス→半田ポストプレイを経て、ディサロが撃つと見せかけて走り込んだ山田康がシュート。
目線を変えられた熊本ディフェンスは成す術無い、といったシュートがゴール左へ突き刺さり、早期に追い付きます。

スコア的に振出しに戻った事で、熊本の手中にあったかに思われた展開も一変。
思うように攻撃が繋がらなくなり、停滞感が露わとなって時間が進んでいき。
それを打開したのは一気に勝ち越しといきたい山形の方で、22分に最終ラインで右→左へとサイドを振ったのち、川井の縦パスを受けた加藤が中央へ向かうドリブルを経て右へスルーパス。
エリア内で受けた國分がシュート(ブロック)と、普段の攻撃サッカーのリズムを取り戻す山形。

そして結実したのが24分でした。
始まりは熊本のビルドアップからで、杉山のドリブルに対し追走する藤田息と、近場の平川へのコースを切る南のボランチ2人により自由を奪ってボール奪取。
その流れで前へ上がり、拾った山田康のスルーパスで完全に裏を取って受けた南、そのままGKと一対一となる決定機を迎えます。
そしてGK佐藤の頭上を越すループシュートで仕上げ、これで逆転を果たした山形。

一気に優位性を失ってしまった熊本、以降試合内容もその通りのものとなります。
立ち上がりとは逆に、山形が何度もCKを獲得する押し込みを見せ。
前線のプレッシングも、サイドに出された際のチェックの遅れが目立つようになり。

攻撃権を支配され、耐える時間帯となった熊本。
逆にその流れに乗って追加点が欲しい山形は、36分押し込んだ状態から、一旦戻したのち最終ラインから右サイドへ。
そしてディサロのスルーパスでエリア内右を突き、半田のマイナスのクロスを山田康が中央で受けるという好機になるも、左へ切り返した山田康のシュートを熊本・三島が最後まで付いていきブロックで防ぎます。

これで決して走り負けない・最後まで諦めないという姿勢を蘇らせるに至ったでしょうか。
前半も終盤となると、再び熊本へ攻撃権が移り。
最終ラインからショートパスで繋ぐパスワークと、セカンドボールを支配する体勢で何度も攻撃を仕掛けます。
そして45分右サイドで人数を掛けての繋ぎから、スルーパスを奥で受けた杉山がカットイン→切り返しを見せた所に、山形・川井に倒されて反則。
これで右サイド奥からの直接フリーキックとなると、相手の用意が整う前に(笛が吹かれた直後に)杉山が直接シュート。
虚を突かれたGK後藤の上を抜いたものの、ゴールバーを直撃して奇策は惜しくも実らず終わり。
結局前半は1-2のまま終了となりました。

追い掛ける立場は前の試合でもそうであった熊本。
1点取れば逆転できるという状況で、かつこの日はリードしていても攻撃の姿勢を崩さない山形が相手であり、それを早めに突く事が求められた後半。

早速キックオフからの攻撃で、黒木のミドルパスを前線で収めた平川が右サイドを突き、戻しを受けた三島からクロス。
これをニアサイドで高橋が戻りながら合わせる形でシュートし(GK後藤キャッチ)、まず良い流れを得るに至ります。

続く3分山形のクリアを跳ね返し、そのボールを高橋がダイレクトでフリックしエリア内へ送ると、山形の野田と山﨑がお見合いした所を突いて竹本が走り込み。
ここは惜しくも繋がらずも、この山形ディフェンスの隙が直後に影響する事となり、尚も野田の縦パスをイヨハがカットして継続する熊本。
平川のスルーパスで高橋が山形・山﨑の裏を取ってエリア内へ走り込むと、後方から山﨑に倒される形となった高橋、すかさず反則を告げる笛が鳴り。
相手の意識ごと綺麗に裏を突いたといった抜け出しが、PKを呼ぶ事となりました。
これを蹴るのは杉山で、プレッシャーが掛かって当然という場面ながら、落ち着いてゴール右へシュート。
GK後藤の逆を突き、同点ならびにアドバンテージを握り直した熊本。

息を吹き返した熊本。
再び前線からのプレスを活性化させ、山形のビルドアップを機能不全にさせていきます。
追い掛けたい山形ですが、11分には高橋にパスを遮断されてあわやという場面を作られ。(高橋のドリブルを山﨑が止めて防ぐ)
続く12分には熊本・菅田の裏へのロングパスを、GKへ戻そうとした川井のヘディングが短くなり、エリア内で杉山に拾われるというピンチを招いてしまい。(杉山のシュートはゴール左へ外れる)
ミス絡みのシーンが目立ち、反撃の機運を高められません。

16分に動く山形ベンチ。
1回戦そしてシーズン中同様に、デラトーレとチアゴ・アウベスを同時投入します。(ディサロ・加藤と交代)
デラトーレのポストワークと、チアゴの突破力を交えて状況打開を図りましたが、流れを得るには至らず時間を費やします。

24分に熊本も動き、坂本→ターレスへと交代。
山形も26分に國分→河合に交代と、采配が錯誤する展開に。
そして直後の27分、GK後藤からのビルドアップで、熊本の素早い寄せに苦しみながらもデラトーレが自陣に降りてのポストワークもあって前進する山形。
左サイド~中央で繋いだのち、川井が手前から上げたクロスがファーサイド奥を突くと、脚から跳び込んだのは河合。
放たれたシュートはゴールバーを直撃し、跳ね返りをさらにデラトーレが詰めてシュートしましたが、GK佐藤が決死のセーブで防ぎ。
後半最大の好機といえたシーンでしたが、佐藤の右ゴールポストにぶつかりながらのセービングもあり、瀬戸際で防がれる事となりました。

冷や汗を掻いた熊本でしたが、その後は杉山・ターレスの両翼を活かしながら攻撃機会を作ると共に、相手の反撃の時間を奪い。
逆に言えば高橋に燃料切れが見られてきた風でしたが、32分に手を打つベンチ。
3枚替えを敢行し、高橋・竹本・三島→粟飯原・阿部・藤田一途へと交代。
こちらも交代要員はお決まりといったメンバーであり、勝ち抜きに向かっての邁進を強めにいきます。(このタイミングで両翼の杉山・ターレスがポジション入れ替え)

決定機を逃した影響もあり、その後も反撃の手は緩めないもののゴールへの運気は小さくなっていく山形。
36分に最後の交代を敢行、山田康・藤田息→樺山・小西へと2枚替え。(河合が右ウイング→トップ下へシフト)
しかし熊本の前線からの守備も緩みを見せず、前線に運ぶには難しいパスの繋ぎを強いられる状況なのは一向に変わらず。
38分に左サイドで受けたチアゴが、カットインを経て左ハーフレーン遠目からシュートを狙った(GK佐藤キャッチ)ものの、強引の域を出ないフィニッシュとなり。

41分には敵陣左サイドでカットした平川がそのまま奥でボールキープ。(その後奪われる)
45分には相手のフィードを右サイドで阿部がカット、ターレスには繋がらずも、拾った野田からターレスが奪ってエリア内右へ持ち込み。(グラウンダーでクロスを入れるも繋がらず)
終盤を迎えても、最終ラインを脅かして好機を作る熊本の姿勢は不変であり驚異的であり。(43分に熊本は杉山→上村へと交代)

とうとう迎えたアディショナルタイム、山形も形振りかまわない姿勢を強いられ、その形が野田を前線に上げたパワープレイ体勢。
突入直後に敵陣右サイドでパスワークを展開する山形の攻撃の最中、野田が上がっていく姿が見られましたが、そののち南からラフなボールがエリア内へ送られ。
走り込んだ河合が足で折り返し、収めたデラトーレがシュートしましたが熊本・阿部がブロック。
こぼれ球を野田が拾うもディフェンスに遭いこぼれ、最後はこれを拾いにいった河合の反則で途切れ実りません。

その後も圧力を掛け続ける山形、川井のロングスローも交えて何度もエリア内を突きますが、熊本も集中力を切らさず守り抜き。
結局6分間のATではスコアは動かず、試合終了の笛が鳴り響き。
2-2の引き分けで、熊本が2戦連続となるレギュレーション上の勝ち上がりを果たしました。

とうとう決定戦へとコマを進めた熊本。
その相手つまりJ1の16位は京都で、前年までJ2に居たクラブという事で個の能力の差はあまり無い(と思われる)のが救いとなるでしょうか。
決してスターと呼べる存在の選手は皆無な編成の中、大木武監督に率いられ、鍛え上げられ組織力を高めてここまで辿り着き。
下克上でシーズンの最終試合を締める事が出来るかどうか。

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DAZN観戦 2022年J2リーグ第42節 ツエーゲン金沢vs栃木SC

2022-11-06 18:49:50 | サッカー視聴記(2022年J2)

※前回の金沢の記事はこちら(40節・琉球戦、1-2)
※前回の栃木の記事はこちら(37節・大宮戦、1-3)

<前節からの変更>

金沢=前節退場となった藤村の出場停止を受け、出来たボランチの穴には松本大弥が(左サイドハーフから)スライド。そして嶋田が左SHに入る。入れ替えはこれだけで、控えには今季限りでの引退を表明している廣井が30節以来に名を連ねた。

栃木=こちらも前節カルロス・グティエレスが退場になり出場停止。彼の居たリベロ(中央センターバック)には鈴木が右CBからスライドし、大森が右CBに入る。その他、GKが河田→藤田・ボランチの片割れが神戸→西谷と計3人変更。ベンチで名新しいのは、16節以来のメンバー入りとなった松岡か。

スタメン

常時ボトムハーフという位置ながら、残留争いにおいて深刻な状況とはならずに済んだという両クラブ。
順位こそ金沢の方が上ですが、危険水域に近付いたのも金沢の方だったでしょうか。

最大の危機が5連敗(27~31節)で、その5試合で17失点と守備陣の崩壊ぶり。
ここから良く盛り返し勝ち点を稼いだものですが、依然として失点は多く。
クリーンシートは23節(大宮戦・1-0)以降無しで、連敗後も2失点以上の試合が5度と、攻撃力に針が振れて何とか建て直したという格好となりました。
そんな状況でクラブは既に柳下正明監督の続投を発表済みで、来季でついに7年目に突入する事となります。
果たして終盤に手ごたえを感じての決定か、それとも「縋れるのは柳下氏だけ」という後ろ向き思考故のものか。

そんな来季への展望を考えさせながら始まった試合、ともにボールポゼッションに拘らないチーム同士に相応しい立ち上がりを描き。
つまりはアバウトな蹴り出しが目立ち、ボールの行方が定まらないというものとなりました。

しかし栃木は、そんな「ポゼッションに拘らない」特性を持つ相手の場合は、自発的にポゼッションを高めにいくように振る舞うのが今季。(代表例=34節・群馬戦
3バックの片側、主に左CBの吉田を前へ上げつつのビルドアップを見せ、ボールを地面につけてのパスワークも敢行していきます。
そんな相手の姿勢に面食らった金沢、前半10分に自陣で長峰が栃木・黒﨑の猛烈なプレッシングを受けてボールを失うと、奪い合いの末に再度収めた黒﨑のドリブルを嶋田が後ろから倒してしまい反則。
これで得た直接フリーキック、キッカー谷内田が直接シュート(ゴール上へ外れる)というファーストシュートのシーンになりました。

落ち着きを取り戻した金沢は、ロングボールで右SHの大石を裏へと走らせる攻撃を続けるなど、栃木・吉田の背後を突くように立ち回り。
次第に攻撃機会を増やしていくと、栃木の持ち前のプレッシングは影を潜めていき。
その結果金沢も最終ラインからショートパスで繋ぐ攻撃の時間が増えていくという具合に、お互いにグラウンダーでのビルドアップが見せ場となる逆転現象が起きる事となりました。

ボールを握る時間が長くなった金沢ですが、カウンターによる攻撃に趣があるチーム特性なのは周知の通り。
ショートパスでの前進を図っても何も起こらず、という攻撃を繰り返し。
栃木サイドもプレスを控えめにしていたのは、それを理解していたからという風さえ窺えました。
そんな攻めあぐむ金沢を尻目に、ゴールを狙いにいく栃木。
33分には中盤からのFKでエリア内右へと放り込み、根本の落としから中央へ浮き球のまま繋げ、西谷がダイレクトでシュート。(GK白井キャッチ)
36分には右サイドで細かく繋いでいき、谷内田が奥を突いてクロスも逆サイドへ流れ、拾った森から左奥での攻撃。
そしてポケットを突いた末に森から再度クロスが入るも合わず。

有効打がボール支配率の低い側に傾倒するというありがちな絵図となりましたが、終盤に来て金沢も好機を迎え。
44分に浮き球の応酬から大石ダイレクトで縦パス→杉浦恭平ポストプレイ→林受けてエリア内へスルーパスという素早い繋ぎを経て、エリア内右から大石がマイナスのクロス。
ニアで嶋田が合わせたもののミート出来ず流れ、逆サイドでの長峰のクロスの跳ね返りを松本大弥がミドルシュートを放ち、ブロックされて右コーナーに。
最初の嶋田クロス→杉浦恭フリックは厚く当たって失敗も、再び嶋田に渡ってクロス、ブロックでコースが変わるも杉浦恭がフリックで合わせ。
これがゴール左へ向かうも、GK藤田のセーブに阻まれ先制ならず。
押し気味相応のフィニッシュシーンが齎され、期待感を持って前半を終えました。

そしてハーフタイムを挟んで、今季最後の45分。
共に交代は無かったものの、栃木サイドはポジションを入れ替え、センターバックの左右をチェンジ。
吉田が右CBへと移り、大森が左に回りましたが、恐らくは金沢・大石の跳梁を止める意図があったでしょうか。

それを受けた金沢は、早速逆の左サイドでの前進を目立たせる立ち上がりとなります。
対策が早いというべきか、実に正直すぎるというべきか悩む所。

杉浦恭が左サイドへ張り出し、長峰のオーバーラップも絡む事で前進は果たされ。
栃木はマイボールになっても自陣深めに追い込まれ、クリア気味のパスを跳ね返されて攻撃を継続されるというシーンもあり。(後半5分)
しかしゴールを脅かすシーンはあまり無く。
12分に長峰のクロスを栃木・西谷が腕に当ててハンドとなり、左サイドからのFK。
キッカー嶋田のクロスをファーサイドで松田がボレーシュートにいきましたが、ジャストミート出来ず後方へのボールとなってしまい。
結局先制点への流れを作れぬまま、ペースを失う事となりました。

14分に先んじて動いた栃木ベンチ、根本→宮崎へと交代。
ここから攻撃リズムを掴まんとする栃木、ターゲットとして振る舞う宮崎を盾としつつ、相変わらずショートパス重視の立ち回り。
ポジションが変わった吉田のオーバーラップも不変で、前半とは逆の右サイドで人数を厚くする役割を担い。

次第にプレスの圧も強まっていき、そこから好機に繋げる栃木。
18分に敵陣中央で黒﨑のカットから、左サイドで森が斜めの縦パスを入れ、受けた谷内田がシュート。(ブロック)
24分には左サイドで谷内田がパスカットしたのち、逆サイドへパスを繋いでいき、エリア内右から黒﨑のグラウンダーのクロス。
これが中央の谷内田に収まり、ボールキープでシュートコースを探す谷内田でしたが結局撃てず。
直後には右サイドで吉田が反則気味にボールを奪い、拾った鈴木からすかさずクロスが上がると、宮崎のヘディングシュートが放たれましたが枠外に終わります。

金沢ベンチが動いたのは23分で、大石→須藤へ交代。
右サイドをテコ入れしたものの、以降も左サイド重視の姿勢は変わらず。
27分には右からの攻めでしたが中盤をスキップする松田のミドルパス、エリア内右の杉浦恭の前でカットされるもこぼれ球に反応して拾った杉浦恭。
そして中央へ横パスを送り、受けた林がシュートするもゴール左上へと外れ。
単純な攻めの方が惜しいシーンに繋がり、やはり現状の金沢にポゼッションサッカーは似合わないといった感じでしょうか。

29分に栃木が動き、谷内田・西谷→植田・神戸へと2枚替え。
その栃木も次第にショートパスによる攻撃は有効性が消え失せ、宮崎狙いの浮き球パスの割合が増えていき。
32分には左サイドでミドルパスを受けた宮崎がサイドチェンジ、一転して右サイドでの攻撃から、高萩のクロスを合わせにいく宮崎。
ディフェンスに遭いこぼれ、クリアが小さくなった所を森が追撃のシュートを放ちましたが、金沢・松田のブロックに阻まれゴールならず。
その後黒﨑のクロスを植田が無理矢理バイシクルにいき空振りとなる(33分)など、こちらの攻撃も万全ではないシーンが描かれ。

スコアレスの通りにどちらでも無いという展開の中、34分に3枚替えを敢行する金沢。
杉浦恭・林・嶋田→豊田・丹羽・平松と、一挙に前線の顔ぶれを入れ替えます。

栃木は優位性をすっかり失い、殆ど好機を作れずという状況に。
42分に宮崎のポストワークで金沢・庄司の反則を誘うも、FKはかなり距離のある位置。
これをキッカー黒﨑が直接狙ったものの、ゴール上へ大きく外してしまい、流れが無いのを助長するのみに終わりました。
そのFKの直前に、金沢はラストマッチとなる廣井を投入。(孫と交代)

チームを支えたベテランの投入で、それに応えたいという意思も抱えた金沢。
迎えたアディショナルタイム(栃木は最後の交代、高萩・森→大島・松岡)、栃木の左サイドからのFKを直接キャッチしたGK白井、素早くスローして攻撃に繋げ。
受けた平松が左サイドをドリブルとカウンター気味に敵陣へ運び、スピードダウンするも、長峰が手前から上げたクロスの先に居るのは豊田。
ファーサイドでヘディングシュートが放たれましたがGK藤田がキャッチと、万感の思いをはせたフィニッシュも実らず。

最後にはGK白井ロングフィード→豊田フリックという単純明快な流れで生まれる好機。
エリア内で丹羽が拾い、こぼれた所を平松がシュートするもこれもブロックに阻まれ。
どうしても先制点に辿り着けないまま、試合終了の笛を聴く事となりました。

上位を窺うには力不足という、スコアレスドローで締める事となった両クラブ。
それでも既に体制は続投が決定しており、路線を継続しつつ上積みを図るという流れは恐らく変わらず。
変化という誘惑に耐えながら、J2の座を維持する戦いは続いていくでしょうか。

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DAZN観戦 2022年J2リーグ第42節 水戸ホーリーホックvsザスパクサツ群馬

2022-11-04 18:29:22 | サッカー視聴記(2022年J2)

※前回の水戸の記事はこちら(39節・千葉戦、0-1)
※前回の群馬の記事はこちら(41節・岩手戦、5-1)

<前節からの変更>

水戸=前節から3人変更。最終ラインはセンターバックの山田に代え、出場停止明けの大崎が入り左サイドバックに、そしてタビナス・ジェファーソンが左SB→CBに移動して穴埋め。中盤以前は、杉浦→金久保・村田→新里へと代えたうえで、前田・安永のドイスボランチシステムへとシフト。つまりは4-1-2-3から4-2-3-1へと代えたような形で、2列目は右=新里・中央=金久保・左=椿。

群馬=大勝の流れそのままに、11人とも変更無しで挑む。ベンチには久保田が6試合ぶりに入る。

スタメン

残留を決めた先には、タイトル獲得(あくまで内輪向けですが)を決める戦いが待っていた群馬。
そんな表現が相応しくなる、北関東ダービー最後の戦い。

未勝利で燻っていた水戸ですが、41・42節と連戦が待ち構えていた日程。
そして前節・栃木戦では0-2からの逆転勝利で、戴冠に向け望みを繋いだうえで群馬を相手に迎えました。

水戸は勝利が必須で、群馬は引き分けでOKという優勝の条件。
その差異からか、群馬は最終ラインへのプレッシングは控えめとなり、2トップは水戸のボランチ脇で構える姿勢を取り。
その代わりに自陣に運ばれた際の寄せが早く、スペースを得られない水戸はパスワークを遮断されて思うように攻撃できず。

しかし前半5分、椿が左サイドをドリブルして奥を突き、群馬・岡本に後追いで反則を受け。
これで得たフリーキックはフィニッシュに繋がらずも、早めにパス以外の手段で群馬の包囲網を破りにいったのが奏功したでしょうか。
10分にはボールポゼッションによる攻撃から、金久保がボランチの後ろまで降りて来てボールを受け、そこから右へ展開。
そして中央へ戻されたのち前田縦パス→木下浮かせるフリックでエリア内を突き。(椿が走り込むも繋がらず)
既に引退表明しておりこの日がラストマッチとなる金久保を交えての、変化を付けた崩しで群馬の姿勢に対抗を見せます。

そして13分、コーナーキックからの二次攻撃で右サイドでスルーパスを受けたタビナスが奥からマイナスのクロスを入れ、これをニアサイドでスルーした金久保。
その奥で大崎がシュートを放ちましたが、枠を大きく外してしまい先制ならず。

一方群馬の攻撃は、右肩上がりのフォーメーションとは裏腹に、左サイドからの前進を目立たせ。
高木友也の推進力に、パスを受けに来る加藤との関係性が主体となるも、攻撃機会はそう多くなく。
25分には逆の右サイドで、城和のロングパス一本で北川を裏へ走らせたものの、齎されたのはGK山口との交錯による一触即発の空気。
気勢激しい山口はその後もCKの位置取りで主審に注意を受けたり、後半に中盤での相手の反則に対しヒートアップして同じく主審に注意されたりといったシーンが目立ちました。

27分に大﨑のグラウンダーのクロスをニアで受けた木下、シュートを放つも群馬・畑尾にブロックされてCKに。
その左CKでも、キッカー安永クロス→ファーで鈴木喜丈折り返し→木下ボレーシュートに繋げるも、ゴール上へ外してしまいモノに出来ず。
ひとしきり群馬ゴールを脅かした水戸ですが、その後はクールダウンするかのように群馬の攻撃ターンが訪れます。

前節スタメン復帰して、良い攻撃リズムを作っていた長倉を中心に、これまでとは逆の右サイドから押し込む群馬。
31分にはその長倉が、遠目の位置からクロスと見せかけて直接シュートを放ち、GK山口がセーブと果敢にゴールも狙います。
左サイドで前進する姿勢も交えながら、高い位置を取る岡本への左→右へサイドチェンジを敢行するといった奥深さも見せ。

しかし良い流れを得ても、放ったフィニッシュは長倉の1本のみに終わり。
すると終盤の44分、細貝のトラップミスを安永に拾われて水戸の攻撃を受け、エリア内まで運ばれ。(フィニッシュには繋がらず)
ミスから流れを失うという定型に従うように、続く45分でした。
右サイドで人数を掛けてパスを繋ぐ水戸、黒石が新里とのワンツーで奥を突き、リターンを受けてカットインを仕掛けた所を群馬・高木友が倒してしまい反則。
エリア内に進入した後であり、当然PKの運びとなります。
願っても無い好機を得た水戸、キッカーは当然ストライカーの木下。
ゴール右へと躊躇無く蹴り込んだものの、読み切ったGK櫛引がセーブし、側にこぼれたボールを自ら抑えて完璧に防ぎます。
既に時間もアディショナルタイムで、群馬はすぐさま攻め込んで最後は左サイドから小島がロングスローと、曲がりなりにも好機を作って前半を終えます。

これが良かったのでしょう、後半の入りからペースを掴む群馬。
後半4分最終ラインから組み立てる群馬、畑尾縦パス→岩上スルー→長倉→岡本という流れで右へ展開、岩上とのパス交換ののち奥へ切り込んでカットインを仕掛ける岡本。
そして間隙を縫ってシュートを放ち、GKとDFの間を巧く突いたものの左ゴールポストを直撃して跳ね返り、惜しくも先制はなりません。

水戸サイドも、8分に椿が左からカットインしてミドルシュートを放ち(枠外)やり返すも、PK失敗を経て前半とは一変した流れ。
それを受けてか、勝たなければならないという思考からか、ベンチも先んじて動き9分に椿→杉浦へと交代します。

しかし結局、群馬ペースの終焉は得点をもって齎される事となり。
11分、中盤でパスカットした加藤がそのまま抜け出さんとした所を水戸・鈴木喜に引っ張られ、反則・警告。
そのフリーキックから、ロングフィードを右サイド奥で岡本が落とし、受けにいった長倉が入れ替わりでエリア内を突き。
この動きで背後を取られた水戸・前田が後ろから長倉を倒してしまうという、群馬の与PKと被ってしまうようなシーンが創出された末に反則の笛が鳴り響きます。
当然群馬にPKが与えられ、キッカーは北川。
浮き球で強く蹴り込んだものの、右へ跳んだGK山口にセーブされてしまいます。
しかし跳ね返りを後方から走り込んだ高木友がシュートし、逃さずにゴール。
際どいPKとなりましたが、先制点に辿り着いた群馬。

一方PK失敗が響くようなビハインドを強いられる水戸。
このタイミングで、前述のGK山口のヒートアップするシーンが生まれ、その切欠は15分に金久保が群馬・岩上のスライディングで倒されての反則。
岩上に警告が付き出されたものの、かえって山口のみならず群馬サイドにも不満の種を呼び、1分以上の中断期間が生まれてしまう事となりました。

思わぬ水入りとなり、冷静さを取り戻し攻め直す水戸。
19分、金久保のミドルパスを受けた木下が左サイド奥で起点を作り、戻されたのち再度金久保がエリア内を突くパス。
これを新里がフリックして左へ送り、木下のダイレクトでのマイナスのクロスを合わせてシュートした新里でしたが、群馬・小島のブロックに阻まれ同点ならず。
人数を掛けての攻勢とCKで押し込み、群馬もたまらず常時5-4-1のブロックで自陣で守る体勢を強いられます。

しかしこの日はダービーマッチ故の攻めっ気が影響したか、群馬は割り切っての布陣では無く、水戸のパスワークに対してシャドーが前に出る守備の姿勢。
つまりは5-4-1と5-3-2が流動的になるものでしたが、これが拙かったでしょうか。
水戸がジョーカーにすべくの交代の準備をしている所、22分にタビナスの縦パスを受けてエリア内左を突いた杉浦により、左CKを獲得。
攻勢に入って以降3度目のCKであり、これをキッカー杉浦ファーにクロス→タビナスヘディングシュートという完璧な流れでゴールゲット。
同点に追い付いた水戸でしたが、交代の意思は変える事無く直後に3枚替えを敢行します。
大崎・安永・木下→松田・柳町・唐山へと代え、柳町が右SHに入る事で新里が空いたボランチへとシフトしました。

一方の群馬も、同時に北川→川本へと交代して仕切り直し。
27分の群馬、左サイドで前進の姿勢から戻し、中央→右と半円状にサイドを変えた末に岡本からクロス。
合わずに流れるも高木友がエリア内左で拾ってそのままシュートを放ち、ボールはゴールバー直撃とまたも枠に嫌われてしまいます。

決定機を逃してしまった群馬、29分に加藤→平松へと交代。
2トップ双方が退いた事で、フォーメーションは平松の1トップで、川本が右SH・長倉がトップ下という4-2-3-1に近い布陣となります。

しかし時間も押し迫る事で、戦術云々よりはハートの勝負といった様相に。
水戸サイドも、結局フル出場となった金久保が攻撃の橋頭堡となり。
34分には群馬のパスミスを金久保が拾ってミドルパス、受けた唐山がエリア内を突かんとした所を群馬・細貝に倒され反則。
これでペナルティアーク内からの直接FKとなり、直接シュートを放ったのは金久保。
ゴール左へ際どく外れと、最後の雄姿を勝利に結び付けんとします。

38分にも水戸の好機、エリア内で乱戦の末に杉浦のヘディングシュートが放たれるも、群馬・細貝を倒しながらであったため反則。
同時にその手前で岩上が水戸・黒石のチャージを受けており、続行不能となったのを受けて交代カードを切る群馬。
こちらも3枚替えを披露(岩上・岡本・高木友→久保田・平尾・鈴木国友)し、あくまで対抗姿勢を貫きます。

水戸も同じタイミングで最後のカードを使い、新里→鵜木。
ボランチ1枚を削った事で、前節と似た4-1-4-1のような布陣を取ります。

そしてそのままATを迎えて最後の攻防に。
左サイドでのパスによる前進を経て、中央で受けた鵜木がドリブルからエリア内へラストパス、受けた唐山が切り返しからシュートと決定機を作る水戸。
群馬・畑尾がブロックで防ぎCKとなると、GK山口が前線に上がり、あくまで欲するのは勝利のみという姿勢を貫きます。
このCKはクロスをクリアされて実らず。
その後群馬も左サイドで受けた川本がカットインからシュート、GK山口がセーブと水戸ゴールを脅かし。

どんな結果となるのか全く判らないといった流れのなか、再度群馬ゴールに迫る水戸。
黒石のサイドチェンジから再び左サイドで前進し、鵜木がドリブルからエリア内へパスと先程と似た流れ。
しかし柳町を経由したのが違いとなり、彼の横パスをダイレクトでシュートした唐山。
ゴールネットを揺らし、とうとう大興奮を齎す勝ち越しに成功した水戸、ピッチにメンバー総出で歓喜の輪を作るに至りました。

その後何とか群馬もクロスを上げる場面は作りましたが、パワープレイで上がっていた畑尾を越えてしまい万事休す。
2-1で試合終了となり、水戸が連勝による逆転で北関東ダービーを制する結末となりました。
曲がりなりにも最後の最後に栄冠を勝ち取ったという形となり、3年間の秋葉忠宏監督の下での戦いを終えた水戸。
後日新監督にはヘッドコーチの濱崎芳己氏が選ばれましたが、採る手法はこの戦闘集団の継続か否か。

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