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DAZN観戦 2020年J2リーグ第28節 ザスパクサツ群馬vsヴァンフォーレ甲府

2020-10-24 17:02:27 | サッカー視聴記

※前回の群馬の記事はこちら(22節・水戸戦)
※前回の甲府の記事はこちら(26節・北九州戦)

25節・福岡戦に敗れ、昇格争い戦線から脱落したかと思われた甲府ですが、その後連勝。
しかも北九州・徳島と上位陣を破っての連勝で、再び意気軒高となりつつあります。
この日は一転して、下位の群馬との戦い。

メンバーを入れ替えながらの戦いに定評のある今季の甲府ですが、この3戦に限って言えば、スタメンで連闘している選手は今津・泉澤・武田と3人。
泉澤と武田は福岡戦から4連闘で、上位陣との対戦で不可欠な選手への偏りが、若干ですが現れている最近の甲府。
群馬戦は取りこぼしは許されない、という意気込みが現れているようでもあります。

序盤は静かな入りで、甲府は最初に(前半2分)攻撃機会を得たものの、不発に終わると以降は群馬のペース。
中々シュートを撃てずに時を過ごすも、7分にコーナーキックを得て、ここから攻勢を掛けます。
2本目のCK(いずれもキッカーは大前)、中央へのクロスから青木の強烈なヘディングシュートが枠を襲うも、GK河田がセーブ。
直後に3本目、クロスがクリアされたボールを、小島がダイレクトでボレーシュートを狙うも空振り。
しかし足元に転がったボールを再度シュート(枠外)と攻め立てました。

流れを得た群馬は、12分に岡村が右サイド手前からクロスを入れると、これがゴールマウスを襲う軌道となってGK河田が辛うじてセーブ。
左CKを得て、ショートコーナーからの大前のクロスがブロックされ、こぼれ球を内田達也がダイレクトでロビング。
これを再び青木がヘディングシュートしますが、ゴール左へと外れ。

堅い守備を誇りつつも、マイボールの際はしっかりとパスを繋ぐ「堅守遅攻」の趣があるのが今季の甲府。
しかしこの日の群馬は、相手のお株を奪うような試合運びを見せ、しかも攻撃を悉く好機に結び付けていました。
前線からのプレスが主ですが、それが実らなかった時の帰陣が素早く、守りを固められた甲府は好機を作る事が出来ず。
そしてボールを回収すると、パスワークでの崩しで好機を量産していく展開に持っていく事に成功。
シュートはセットプレーからが殆どでしたが、上々の流れを見せていって飲水タイムへ。

しかし明けた後は、上位の本領を発揮せんとする甲府。
31分に決定機を迎え、右サイドでのパスワークから小柳が中央へ縦パス、エリア内で受けたラファエルのポストワークを経て山田がミドルシュート。
ブロックされたボールがエリア内左へとこぼれ、太田が走り込んで詰めましたが、GK清水が前へ出てブロック。
何とか凌いだ群馬でしたが、これを境に甲府が主導権を握ります。

しかし中央を固める群馬に対し、前述のようなエリア内での好機は中々作れずに時間を消化。
39分の山田のミドルシュート(枠外)を最後にペースを失っていき、最終盤は再び群馬が好機を得る展開となるも、ここからシュートは生まれず。
スコアレスのまま前半を終えます。

良いとは言えない流れだった前半を経て、甲府はハーフタイムに選手交代。
宮崎→藤田と、右ウイングバック同士の交代を敢行して後半に臨みます。

後半はその意気込みの通り、入りは甲府が攻撃権を支配。
左サイドで泉澤を中心とした攻撃を展開しつつ、サイドチェンジによる右からの攻撃も交えていきます。
しかしシュートを撃てず、逆に後半3分に群馬が先にシュート(岩上のミドルシュート、枠外)を放ちます。

この展開が暗示していたのか、先にスコアを動かしたのは群馬でした。
甲府のCKからカウンターを仕掛け、こぼれ球を拾った舩津が自陣から左サイドへスルーパス、走り込んで受けた青木からさらにエリア内へとスルーパス。
そして走り込んでいた大前が冷静にシュート、飛び出していたGK河田の左を抜き、サイドネットに突き刺しました。
ロングカウンターを見事に完結させ、先制に成功します。

リーグも後半戦に突入、この日で丁度3分の2を消化という状況。
その中で群馬の戦いぶりはというと、22節(水戸戦・1-3)・23節(山形戦・1-4)での敗戦を経て、様相が変わりつつあります。
以降4試合はいずれもロースコアの接戦で2勝1分1敗と、浮上の兆しが見え始めたような成績に。

前半戦の群馬は、攻撃ではボールキープを重視し、守備では前線からのプレスというのが基本線。
しかし戦力不足から来る決定力不足は隠す事が出来ず、敗戦を重ねていって折り返しを迎えました。
そして後半戦も同じような入りとなりましたが、ここから「相手にボールを持たせる」戦術を組み込んだのでしょう。
前節・福岡戦での敗戦(0-1)以外は、いずれも支配率30%台に落ち着いての勝ち点でした。

そしてこの日の甲府戦ですが、守る時はしっかり守り、攻めはボールを握りつつもカウンターで仕留めるというメリハリが利いた内容。
新たな戦術を取り入れつつも、以前に積み上げたサッカーを失わず。
非常にバランスが取れた内容を描き、結果にも結び付けました。

一方先制を許した甲府、11分に勝負を賭ける2枚替え。
ラファエル・太田→金園・ドゥドゥへと交代し、圧力を高めに掛かります。

しかしこの日のドゥドゥは、いきなりゴールキックを収めにいった群馬・青木に対して反則を犯すと、何処かイライラとした様子に。
16分にはスローインとなった際、判定を巡って群馬・大前の顔に腕を入れてしまう蛮行を働いたうえ、さらに近付いた群馬・岩上にボールをぶつけるという大暴れ(という程思い切り投げた訳でも無いが)。
警告を受けたものの、併せ技で退場になっても可笑しくないシーンを作ってしまい、この日の甲府のリズムの悪さに拍車をかけるような一幕となりました。

以降も、攻め上がるもシュートには結び付けられない甲府。
それを尻目に群馬はカウンター気味に試合を進め、23分には再び大前にチャンスが。
先程と同様相手のCKから、加藤がクリアボールを拾って左サイドで攻撃。
今度は遅攻を交え、パスを繋いだのち岩上のロングパスで小島が奥へと抜け出すと、クロスでは無く中央へ戻し。
絶好のシュートレンジで大前が受けましたが、大前はループ気味にシュートを放つも(ミスキック?)ゴール左へ逸れてしまいました。
その直後に後半の飲水タイムへ。

群馬の術中に嵌りつつある甲府、明ける際に再び選手交代。
山田・武田→山本・松田へと2枚替え、早くも交代枠を使い切って来ました。
ボランチ2人を下げた事で布陣も代わり、センターバックに小柳・今津、ドイスボランチに山本・新井という4-4-2へ。
27分に好機を得、相手を押し込んでクロス攻勢を仕掛ける甲府。
クリアボールを拾って、荒木が左から3本目のクロスを入れると、金園がボレーシュートにいきましたがミートせず不発。
ジョーカーで投入され好機を得た金園でしたが、ここは決めたかった所でしょう。

以降再び群馬がペースを掴み、時間も使いつつ攻撃。
同点にしたい甲府を焦らす事に成功し、甲府が再び攻撃権を掴んだのは35分過ぎの事でした。

過去3試合はいずれも途中交代となっていた泉澤も、この日は最後まで出場し左サイドアタックの橋頭堡に。
37分右サイドでのドゥドゥのドリブルから、エリア手前で荒木を経由し左へ展開されると、エリア内左から泉澤がシュート。(GK清水キャッチ)
39分には右サイドから藤田のロビングを金園が収めて左へ展開、泉澤からクロスが上がると、金園がヘディングシュート。(枠外)
41分にも泉澤が、手前からクロスを上げるとファーサイドで金園が折り返し(GK清水抑える)と攻勢を仕掛けます。
右からの攻めも交えての多彩な攻撃でしたが、それでも群馬の守備陣を破るには至りません。
以降は今津を前線に上げるパワープレイを強いられる事に。

プレッシングは影を潜め、耐えるだけの展開になって来た群馬。
それでもリードしている事で勝利へのモチベーションは高まり、45分には大前→鈴木へと交代、3-4-2-1(実質5バック)へとシフトする逃げ切り体制へ。
後が無くなった甲府、アディショナルタイムにはもう一方のCBである小柳も前線に上がる、形振り構わない体勢で得点を狙います。(新井がCBに下がる)
しかしそれが報われる事は最後まで無く、1-0のまま試合終了の笛を聞く事となりました。

これで後半戦の3勝はいずれもウノゼロでの勝利となった群馬。
その内容も十分伴ったもので、降格の無い今季ではこうしたスタイルの構築が何よりの大きなもの。
ここで今季の群馬の展望を多少語りましたが、長い戦いを経てようやく方向性が固まり、J3降格まっしぐらという3年前のチーム状況を払拭しつつあるようです。


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