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DAZN観戦 2020年J2リーグ第22節 徳島ヴォルティスvs松本山雅FC

2020-09-28 18:25:01 | サッカー視聴記

※前回の徳島の記事はこちら(20節・新潟戦)
※前回の松本の記事はこちら(14節・京都戦)

丁度リーグ戦の半分を消化し、便宜上この日から後半戦となります。
キリの良いタイミングで、という事なのか、前日に監督交代を敢行・発表した松本。

布啓一郎氏が監督を務めた、ここまでの成績は4勝7分10敗と、前年J1で戦ったクラブの影も形も無い数字に終わってしまいました。
17節・山形戦での勝利(1-0)を切欠に無敗を続けていたものの、常時守勢を強いられての辛勝であったこの試合。
以降3試合引き分けが続くなど粘りを見せていましたが、恐らくはほぼそれだけであったと思われます。
ジャエルが出場停止となった前節・琉球戦は1-6と、支えていた糸が切れたかのような大敗。
これがリミットとなり、フロントも解任に踏み切ったのでしょう。

この琉球戦含め、ボールを動かすのが巧みなチーム相手には歯が立たないという印象なのが今季の松本。
連敗を5(7節~11節)で止めた後も、ヴェルディ戦(0-3)・徳島戦(1-3)と守備が乱れての敗戦を繰り返し、残されたのは監督交代へのレールだけだったのか。
新監督就任(柴田峡氏)後時間も少ない中、そんな反省を踏まえたのか守備から入るサッカーを展開していきます。
相手が前回対戦で完敗した徳島だけに、早速その舵取りが試されるような試合。

試合が始まり、立ち上がりはボールポゼッションに定評のある徳島が攻勢。
松本は前半2分にエリアやや手前という位置で反則・直接フリーキックを与える等、苦戦が予想される試合の入りとなります。
そのFKは、清武が直接狙いましたがゴールの上。
続く4分にも右サイド奥でチャンスを作り、浜下のマイナスのクロスを、西谷がダイレクトでシュートしますが枠外に。

しかし10分頃から松本のターンがやって来ます。
監督交代により相手の徳島も出方を窺っていたのか、ペースダウンした節があり。
これを意図的では無いと見れば、徳島にしては珍しく、大幅にスタメンを弄った事で連携面に問題を抱えていた感もありました。
前節(大宮戦)から7人入れ替えだけで無く、清武が11試合ぶりの出場、浜下に至っては開幕節以来の出場と久々のメンバーが顔を並べました。
その影響か、前半は以前ではあまり見られなかったイージーなパスミスも散見され、流れを切ってしまっていた。

この時間帯で高木彰人(11分)・杉本(12分)とシュートを重ねた松本でしたが、攻撃の威力はあまり感じられず。
ジャエルが復帰したものの、彼がシャドーの位置に降りての高木彰が1トップという感じの布陣(登録上は2トップ)で、杉本とともに攻撃を引き出そうとするジャエルですが主導権を手繰り寄せるには至りません。

飲水タイムが明けてからも、徳島のペースが上がらず、松本も決め手に欠けるという変わらない絵図。
30分にようやく徳島が、梶川の縦パスから浜下→西谷と渡り、遠目から西谷がシュート(GK村山セーブ)と松本ゴールを脅かしにいきました。
これを境に徳島が主導権を握ったものの、その後も今一つギアは上がらず。
ボールを支配して攻撃する最中、主に裏へのスルーパスで好機を作らんとしますが、松本は橋内を中心とするディフェンス陣がしっかり対応を見せて膠着。
ポゼッションは高く保たれたものの、いつもよりもパス数が少なく、展開力に欠けていた感があり。
結局前半は0-0のまま終了します。

後半開始の前に徳島ベンチは動きますが、ベンチに温存しておいた岩尾を投入……とはいかず。
西谷・岸本→渡井・藤田征也へと2枚替え。
お茶を濁した感があったものの、コンディション重視しての非常に難しい采配を強いられていた風にも映りました。
一方の松本も高木彰→阪野へと交代。

後半に先制攻撃をしたのは松本で、左サイドでスローインをジャエル収める→杉本拾って中央へドリブル→鈴木雄エリア手前右からシュート(枠外)という流れを見せました。
以降も攻勢を続け、後半9分にはセカンドボールを繋ぎ続けて好機。
ジャエルの阪野目掛けたスルーパスがカットされるも、こぼれ球を杉本が拾って左へ展開、高橋が受けて持ち上がったのちクロス。
阪野が合わせにいくもこぼれ、拾ったジャエルが後方に落としてから米原がミドルシュート(GK上福元キャッチ)と攻め立てます。

そんな中、守備で安定感を与えていた橋内が、故障上がりという事を考慮してか10分に交代。(森下と交代、大野がセンターバック中央へ)
これを機に再び徳島へと主導権が移り、そのまま先制点となってしまいます。

15分に右コーナーキックを得た徳島、このタイミングで大黒柱・岩尾を投入。(浜下と交代、同時に内田→ジエゴへと交代)
セットプレーなため、交代効果が表れるのはまだ先と思っていましたが、このCKが先制点に繋がります。
梶川のニアサイドのクロスを福岡が中央へと落とし、こぼれ球となり乱戦に。
2度クリアされたのち最後は清武が収めてから至近距離でシュート、ゴール上部へと突き刺さります。
流れを変えにかかった所の最初のプレーで点を奪った徳島。

一方先制された松本、このまま「敗者のメンタリティー」を露呈してしまいかねない状況となりましたが、18分にベンチが動きます。
高橋・米原→山本龍平・山本真希へと2枚替え。
ともに姓が山本というだけで無く、前節久々の出場となった選手2人を同時投入。

徳島にとっては前回対戦(15節)でのデータも無く、ポジションも何処に入れて来たのかやや混乱気味(放送席もそうでした)に陥ったのでしょうか。(同ポジション同士の交代)
以降松本がペースを握り、反撃の足掛かりを掴む事に成功します。
ピッチレベルでは、ベテランの山本真が中盤の底に入った事で、ボランチの相方である藤田息吹が上がり目でボールに絡むなど躍動感を得た風に見えました。

そのまま飲水タイムを挟み、以降も松本は攻勢を続けます。
それも以前(反町康治監督時代?)のようなFWへのロングボール、という一辺倒では無く、しっかりとパスワークで崩す姿勢も見せていきます。
そして28分、その融合というべき攻撃で絶好機が到来します。
ロングパスをジャエルが落としてから左サイドで押し込むも、崩せず一旦最終ラインへ戻した後右サイドへ展開。
鈴木雄斗が中央へと送り、受けた山本真からギアを挙げてのパスワークを敢行、阪野→藤田息→阪野とダイレクトでパスが渡っていきエリア内へ進入。
これに対応する徳島・石井の足が阪野に引っ掛かり、阪野は倒れ反則の笛が鳴り、PK獲得。
このPKをジャエルがゴール右へと決め、同点に追い付いた松本。

一方の徳島、後半も30分を指す時間の中、岩尾も戻った事で普段通りのサッカーを展開せんとします。
それでもディフェンスラインには右に福岡、左にジエゴというイレギュラーな組み合わせとなっており、どう攻撃の形を作っていくか。

採られた策は、福岡を右サイドへと張り出させ、ボランチの鈴木徳真が最終ラインに降りる形でのビルドアップ。
そうして藤田征を殆ど右ウイングのような位置にまで上げさせる体勢に。

しかしその効果は中々出ず、逆に松本が、徳島の意図とは逆サイド(松本から見て右サイド)から好機を作ります。
38分、藤田息が右サイドでインターセプトし、ジャエル→鈴木雄と繋げて素早くクロス。
これはクリアされてCKとなるも、その後も右サイドで押し込み。
39分にはスローインから、中美(杉本と交代で出場・27分)がエリア内へとパスを出すと、走り込んだ藤田息がヒールパス。
中美→ジャエルと渡っていき、最後はジャエルがシュートしますがゴール右へ外れてしまいました。

それでも、41分に福岡のクリアミスでCKを与えてからは、相手に攻めさせない「ハーフコートマッチ」の状況を作った徳島。
42分、鈴木徳の右へ向かうドリブルから藤田征のクロスが高く舞い上がり、中央で垣田がヘディングシュートしますがGK村山がキャッチ。
点が奪えないまま時間も押し迫り、ジエゴのロングスローも交えて押し込んでいきますが、守りを固める松本を崩すには至りません。
ATも2分経過し、またも右サイドで攻撃を作り藤田征がクロス、今度は低いボールで垣田は戻りながら合わせる形で反転シュート。
しかしミートせず不発となり、最後まで勝ち越す事なく試合終了に至りました。

北九州が敗れた事で首位に躍り出た徳島ですが、相手の状況を見て構えてしまった試合の入りで、その遅れを取り戻すには至らなかったという内容。
それでもコンディションを含めたペースを維持したのは、次節・長崎との上位対決に備えての事と思われます。

反対に、低迷打破への足掛かりとすべき勝点1を得た松本。
新監督・柴田氏のコメントから察するに、「布氏が落とし込んだサッカーを維持しつつ、守備から入る」というサッカーを展開するに至ったのでしょうが、今後はどうなっていくか。


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