作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

11月4日(金)のTW:歴史における理性

2011年11月05日 | ツイツター

08:48 from Saezuri
ちょうど歴史のいわゆる実用主義的な取り扱いにおいて起きているように、人間知が、世界史的な個人の実質的な性格を誤解し、そして、偉大なものはただ偉大な人格を通してのみ成し遂げられることを洞察せず、歴史上の最大の事件を、彼の英雄たち偶然的な個性から、a
08:49 from Saezuri
その小さな思いつきから、その性癖や情熱から、才気あふれる意図的な試みから導き出そうとする。そうした振る舞いは、神的な摂理によって支配された歴史を、単なる空疎な行為へ、そして偶然的な出来事へと貶めるものである。 b (§377 zs)
08:49 from Saezuri
すでに周知になっていることであるが、ここでヘーゲルは単なる実証的な歴史に対して、歴史のうちに目的や摂理を洞察する弁証法的な歴史観を対置している。非哲学的な意識は、見る眼を持たぬために「歴史における理性」を洞察できない。c
by soratine on Twitter

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