摠見寺 復元案

安土城にある、摠見寺(そうけんじ)の復元案を作成する プロジェクト日記

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二階高さ、天井形式について

2008-10-28 00:04:55 | 考察
見寺の絵図(伽藍配置図)を見ると、本堂は、
一般的な裳階付き仏堂のようにしか描かれていないので、

絵図だけでは、とても二階があるようには見えないが、
記録には、二階に観音像が安置されていたとあるので、
二階の空間が、何らかの形で存在しなければおかしい・・・。

絵図には、屋根の両脇の線が、組物のすぐ下に付いているのだが、
柱の部分は、若干立ち上がりが有るように描かれているので、
棟瓦の立ち上がり+α 程度の二階壁の立ち上がりは想定できるが、

それだけでは、あまりに階高が低すぎる。

考えられる可能性としては、
一階の屋根裏に二階の空間が割り込んでいる形式だが、

その場合、中世密教本堂の主流である、化粧屋根裏では、
一階の屋根裏(天井懐)がほとんど取れないので、

見寺本堂、一階の天井は、
霊山寺本堂のような、一面に天井を張る形式であったと考えられる。

ただ、それでも二階階高が低すぎる事には変わりが無く、
二階に天井板を張ると圧迫感が強そうなので、
二階天井は、禅宗仏殿風に化粧屋根裏で、
構造を表す形式だったと考えます。
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