父親も強迫性障害

私は小さい頃から父がよく手を洗い続けているところを見て育った。

何度も繰り返し確認する様も。

私が強迫性障害がひどくなり、強迫性障害を自覚すればするほど、
「自分は父と同じことをしている」と思ったものだ。

自分は通院せずに生活することに限界を感じ、精神科への通院を決めた。

自殺と治療をてんびんにかけて、死ぬ思い出治療に取り組んだ。

そしてやっと生活が楽になり、やりたいことをやれるようになって生活を満喫するようになったら、やはり父の病気が気になる。

だから、色々説明、説得するようになった。私のことを通じて。
それでも、通院は拒否しながらも、自分の病気のことは認めたのだと思っていた。

だが。

久々に実家に帰ったら、母に、ビョーキのことを説得するよう頼まれた。

「え？知ってんじゃないの、もう。」
「だめなのよ。精神科へ行くように言われると、そんなこと言われると頭がおかしくなるって言うのよ。」と。

えーーー？！今まであんだけ説明してたのに、まだ受け入れられないの？？
でも、受け入れたくない事実ってことか？
私も自殺する思いで治療を決めたもんな。

でも、
そこまで受け入れたくない事実を、どうやって受け入れさせればいいんだ？

考えてみれば、ネットにある相談ほど、症状はひどくない。
（ネットにある相談だと、風呂に１２時間入ってるとかだもんな。父は１時間くらい、シャワーだけで）

６０年以上も確認作業がフツーだと思って生活してる人間に、どう納得させればいいんだ。
それにそろそろ年だから、こういい続けてることが負担になって老年期鬱→ぼける、となられても困るしなぁ。

とりあえず説得は中断して、ネットで通院への説得はどうしてるのか調べてみた。

そしたら、カウンセラーからはじめろとか、ぐらいで、そこに行かせるまでの説得方法は載ってないんだよね。

うーーーん、なんて言えば、一緒に出かけさせられるんだ。
それすらも難しい。

私が運転した車に乗っけて、無理やり連れて行けば現地までなら連れて行ける。
でもきっと、それができても現地で車運転して帰られてしまう。（それか自分で電車で帰ってしまう）

私も強迫性障害だからな。薬飲んで、行動療法してるとはいえ、完治はしないし、ちょっとした精神的ショックで症状がぶり返したりするしなぁ。

っていうか、そんな人間に説得頼むなよっ。

私こそ誰かに助けて欲しいよ。