アジア批評。

アジアのエンタテイメント全般(映画・音楽等)の紹介とツッコミ。

『天生一對』。

2006-03-01 02:14:24 | くれい(その他)
ジョニー・トー映画の執行導演と編集といえば、ロウ・ウィンチョン。
自転車バトルの『暗戦2』では共同監督を務め、
ダメなホラー・オムニバス『毎天嚇[イ尓]8小時』の1編を初単独監督。
そして、『天生一對』でついに長編を初単独監督!!

大雨のなか、3月2日の初日に先駆けて、時代廣場でプレミア。
もちろんミルキーウェイにアポ取るが、若干不安がよぎる。
ミリアム・ヨン&リッチー・レン主演なのに、
“乳がん”がテーマで、原作がアイヴィー・ホーだから。

とはいえ、ワイ・ガーファイほど狂っちゃいないが、さすがトーの愛弟子。
ツボはしっかり押さえてあるじゃねーか!

サミー・チェン流れのラブコメを基本に、
チャン・ヒンガイばりのライバル会社とのバトルや
M字ハゲ、ジャスティンの美声。
そして、ジョニー・トー組の豪華(?)ゲスト陣。
とにかく、この深刻なテーマをほどよく笑いに変えてしまうセンスの良さ。
だって、ちんわーは練炭自殺まで計るんだよ!

プレミアなのに、上映前に『伊莎貝拉』の予告。
メディア・アジア、かなり力入れている。