美容外科医の眼 《世相にメス》 日本と韓国、中国などの美容整形について

東洋経済日報に掲載されている 『 アジアン美容クリニック 院長 鄭憲 』 のコラムです。

大相撲、シルム、ブフ

2010-03-10 16:49:38 | Weblog

 

大相撲、シルム、ブフ

 

横綱 朝青龍の突然の引退は、国内は勿論、海外でも話題になっているようです。当然 母国のモンゴルでは、驚きと共に、彼への擁護論そして日本のマスコミ、相撲協会への非難が大勢です。日本の伝統競技である相撲の慣習やしきたりは、今の日本の若者でさえ、馴染み難いもので、外国人力士となれば尚更であることは想像できます。日本人の有望な若者の入門者が減少する中、自ら海外からスカウトするしかない相撲部屋の事情なども考慮すると、在日の私からは、やや同情的な気持ちになるところです。

ところで相撲は日本の国技とされていますが、そもそもこの‘国技’という定義は曖昧で、本来は国家機関などで定められているものを指しますが、単に国民の中で広く親しまれているスポーツであったり、国固有の伝統技に対しても国民的競技と言う意味で‘国技’と表現することもあるようです。日本の相撲も、国で定められた‘国技’ではないのです。むしろ、競技人口、固有の伝統、世界的な知名度を考えれば、柔道や剣道の方が適切かもしれませんが、そもそも日本の場合、正式に‘国技’と定められた競技はありません。一方 韓国の場合は、国技と言えば‘シルム’でも‘サッカー’でもなく‘テコンドー’で、これは正式に認められたものです。また モンゴル相撲で知られる ‘ブフ’は、伝統的格闘技で、民族的、宗教的儀式と人気スポーツとして国技と位置づけられていますが、こちらも正式な定めはないようです。

大相撲も、歌舞伎や能のような伝統芸として国内で守っていくものとして育てるのか、人気競技として国際的にもファンを増やす努力をするのかは、時代の変化の中で考えていく時期かも知れません。韓国シルムが廃れてしまった背景には、そのどちらも中途半端であった結果とも言えるでしょうから。守るべきものと、時代に合わせて変えて行くべきもの。その国の人間にも、外国人にも双方に利益があるもの。相撲に限らず、今検討されている‘ある制度’に関しても通じる課題だと言えます。

 

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