脚と角

関西を中心に国内外のサッカーシーンを観測する蹴球的徒然草。

喜怒哀楽の真髄は蹴球にこそ有り。

【速報】Y.S.C.C.VSツエーゲン金沢 後半終了

2009年12月06日 | 脚で語る地域リーグ
第33回全国地域リーグ決勝大会決勝ラウンド3日目第1試合

Y.S.C.C.1-1ツエーゲン金沢

Y.S.C.C.ゴールを割れず万策尽きたかと思われた金沢は88分にPKを獲得。これをクリゾンが決めて敗色濃厚だった金沢が同点に追いつく波乱の展開。Y.S.C.C.も残り少ない時間で反撃するが、後半終了。この結果金沢の3位以内が決定した。試合の決着はPK戦へ。

金沢はPK戦に勝てば松本山雅の第2試合の結果次第で自動昇格。PK戦に負ければ入替戦へまわることが確定する。しかし、得失点差で不利な状況には変わりはない。

【速報】Y.S.C.C.VSツエーゲン金沢 前半終了

2009年12月06日 | 脚で語る地域リーグ
第33回全国地域リーグ決勝大会決勝ラウンド3日目第1試合

Y.S.C.C.1-0ツエーゲン金沢

これまでの2日間とまた違う陣容のY.S.C.C.は関東リーグでも活躍著しい福井と辻がスタメン出場。対する金沢は出場停止のビジュ代わりに斉藤が右SBに入る。

両チーム互いに前がかりになる展開。先制したのはY.S.C.C.。14分に右CKから松田のヘッドが決まる。金沢はビハインドを返すべく攻め立てるが、今日CBに入った鈴木を中心にY.S.C.C.が集中した守備を見せ、ゴールに鍵をかける。

苦しい金沢、後半どこまで持ち直せるか。

ウーヴァここに実る -地域決勝 日立栃木VS金沢-

2009年12月06日 | 脚で語る地域リーグ
 決勝ラウンド2日目第2試合は、日立栃木が金沢に3-0と完勝。真っ先に来季のJFL自動昇格を決定させた。完全に試合のペースを握った試合運びはこの大会のトップチームに相応しいものだった。

 
 松本山雅の歓喜から数分後、ゴール裏はツエーゲンレッドに。
 今日こそは90分勝利で昇格に前進したい。

 朝から曇天が広がる松本は、第2試合を前にいよいよ雨が降り出す。雨足は時間を追うごとに勢いを増すが、スリッピーなグラウンド状況とは裏腹に日立栃木の攻勢もその勢いを増していくのだった。
 日立栃木はおそらく仕事の影響で昨日は不在だった前田が中盤の底に鎮座。負傷の栗原はやはり出場せず、代役に久保井が起用される。対して不動の陣容で臨む金沢。高知から2戦連続で得点の生み出せない状況が続いている面を打開したいところであった。

 
 関東リーグの雄、日立栃木が一気に昇格を狙うべく戦いに挑む。
 昨日の鮮やかな逆転勝利で幾分肩の荷は下りたか。
 
 
 自慢のアタッカー陣で一気に試合を決めたい金沢。
 やはり古部、デニス、クリゾンに期待がかかるが・・・

 予想以上に日立栃木が前半から試合を支配した。昨日同様彼らの前線の連動は素晴らしく、中盤から森田が物怖じせずに飛び出しては三輪や高橋らへボールを供給する。ボールを奪われても素早いフォアチェックで金沢のパスコースを高い位置から消し去る場面が見られた。

 
 全社の準々決勝でも松本山雅を苦しめた日立栃木・MF前田。
 彼が加わったことで、昨日以上に攻撃の分厚さが増した。

 
 金沢は古部の爆発が期待されるところだが・・・
 18分に裏へ抜け出す好プレーもシミュレーションの判定に泣く。

 シンプルに、そしてスペースとフォロワーを使いながら金沢ゴールに攻め込む日立栃木に先制点の機会はやってきて当然だった。34分に前田が自陣から悠々とロングパスを放り込むと、三輪が金沢・DF諸江の背後を上手く取って走り込む。DFとGKを抜いた三輪は眼前のゴールにボールを沈めるだけで良かった。金沢は中盤の前田に大きなスペースを与えたことと、三輪に対するマークの甘さが裏目に出た。

 
 
 ポストプレーだけじゃない。
 前田とのあうんの呼吸で華麗に裏を陥れた三輪が先制ゴール。

 48分には左からの折り返しを受けた三輪が金沢DFを3人引きつけて冷静にバックパス。エリア内に走り込んだフリーの前田が追加点を決める。ここでも金沢は最も注意すべき前田をノーマークにしてしまった。
 止まらない日立栃木の攻撃。53分には金沢・根本の中途半端なクリアボールをダイレクトで三輪がシュート。これが決まって勝負を決定づける3点目としたのだった。立て続けに得点を量産した日立栃木はその後も攻撃の手を緩めない。65分には高橋のドリブル突破から前田へパス。そこから三輪へと絶好のパスを出すなど、崩壊した金沢の守備を完全に崩して狙い続けた。

 
 自らも得点を決めて1得点1アシストの前田。
 チームの象徴は終始余裕のプレーでチームを牽引。

 
 高橋、森田、三輪、前田だけではない。
 右SBの高木も攻撃を支えた影の功労者。相手を撹乱した。

 
 苛立ちの募った金沢のデニスは消える時間が多かった。
 上野監督と言い争う場面も見られた。

 結局、最後まで金沢にチャンスらしいチャンスを与えなかった日立栃木が勝利を収めて2連勝。一番に来季のJFL昇格を決定させた。

 
 雨の中、少人数ながら声援を送り続けたサポーターのもとへ。
 彼らにダイブで喜びを表していたのが印象的だった。

 
 高岡から松本。死闘を戦い抜いた横浜監督が胴上げされる。
 日立栃木ウーヴァSC、JFL昇格おめでとう!

 
 3点差での完封負けに衝撃は隠せない。どうした金沢!?
 明日のY.S.C.C.戦に負けると昇格は夢と消えてしまう。

 日立栃木はパスワークが冴え、見事な完勝劇を演じた。決してJリーグを狙うチームではないが、JFL昇格に最も相応しい強かなサッカーを完遂している。個人技に頼ることなく、全員が連動して数的優位な状況を作り出すその様は、まさにたくさんの粒が実っている一房の大きな葡萄(ポルトガル語でウーヴァ)を想起させてくれた。
 それと対照的に、高知の3連戦から観戦している者として気になったのは、金沢の攻撃の元気の無さであろう。どうもデニスとクリゾン、古部のアタッカー陣が連携に手をこまねいている。1次ラウンド最終戦の三洋洲本戦以来、守備にウエイトを置く戦い方が彼らの攻撃性を失わせてしまったのだろうか。前がかりになった際にフォロの動き出しが少なく、連携に乏しく前線が孤立している。広庭や山道あたりがもっと前でプレーしたいところだが、この試合ではその前に相手のフォアチェックでボールを失いすぎた。とにかく、この大会の厳しさを実感することとなった金沢。これで3日目のY.S.C.C.戦は絶対に負けられない試合となった。

昇格への大きな1勝 -地域決勝 Y.S.C.C.VS松本山雅-

2009年12月05日 | 脚で語る地域リーグ
 第33回全国地域リーグ決勝大会は2日目に突入。地元の大声援に応えたい松本山雅が第1試合でY.S.C.C.と対戦し、1-0と初勝利を挙げてJFL昇格へ大きな勝点3ポイントを獲得した。

 
 4,888人が詰めかけた第1試合。
 規格外の大観衆の前で松本山雅は勝利を目指すのみ。

 
 過酷な戦いも折り返し地点。昨日の敗戦を払拭したい。
 松本山雅はホームの大声援を背に第2戦に挑む。

 
 この日は前線の福井、久保田をはじめ6人を入れ替えたY.S.C.C.
 松本山雅に勝って望みを繋げたいところ。

 平日と休日で社会人サッカーは組める布陣に差が出てくることが多い。第2戦に臨んだY.S.C.C.は昨日の第1戦と違って陣容がガラリと変わった。これが試合にどう影響するのかは注目ポイントだった。対する松本山雅はCBに三本菅を起用。ボランチには北村に代わって今井が名を連ねる。阿部の負傷で引き続き右SBは金澤が先発から起用された。
 試合は松本山雅がやや優勢に試合を進めながら、決定機においては互角の前半。しかしながら、昨日から引き続いて松本山雅の両サイドは非常にアクティブに縦への突破を試みる。左サイドの鐵戸、木村、そして右サイドでは今井が度々躍動する場面が多く見られ、アルウィンの観衆を沸かせるのであった。

 
 今季は山崎の加入もあって出番に恵まれなかった三本菅。
 専門のCBでこの大事な一戦で先発の期待に応える。

 
 Y.S.C.C.の突破を食い止める松本山雅・DF坂本。
 的確な読みで安定した守備を披露。

 0-0で迎えた後半。明らかにアルウィンのサポーターもゴールを欲していた。どちらが先制点を奪うかは短期集中決戦のこの大会では非常に大きなポイント。昨日のようにスコアレスで90分を終えることだけは絶対にできない松本山雅は、47分に相手エリア内から繋いだボールを受けた左SBの鐵戸がドリブルから相手DF3人をかわして右足を一閃。このシュートがゴール左隅に決まって待望の先制点を掴み取る。一目散にベンチの吉澤監督の元に駆け寄る鐵戸。アルウィンのスタンドは皆が総立ち状態でこのゴールを喜んだのだった。

 
 47分、値千金の先制点を決めた鐵戸と喜ぶ松本山雅ベンチ。
 ここまでの辛い道程を吹き飛ばす殊勲のゴールだった。

 
 運動量豊富に高い位置でボールを受けた今井の存在は光った。
 北村の代役を見事に務める働きぶり。

 
 鐵戸の得点を導き出したのは柿本が前線で体を張ったおかげ。
 得点こそないが、周囲を生かし続ける巧みなポストプレー。

 その後はチャンスこそありながら追加点は奪えなかった松本山雅だったが、無難に完封して試合を切り抜ける。タイムアップの瞬間に巻き起こる歓声はアルウィンでJFL昇格を夢見るサポーターの安堵の溜息にも聞こえたのだった。

 
 このアルウィンで念願の決勝ラウンド初勝利。
 しかし、まだ昇格が決まった訳ではない。これで勢いはついたか。

 
 1点差の壁に苦しんだY.S.C.C.。
 明日の金沢戦に勝利すれば、まだ入替戦に食い込める可能性はある。

 
 点差は関係ない。目指すはとにかく勝利のみ。
 絶えず声援を送り続けたサポーターと勝利を分かち合う。

 
 地域リーグではなかなか見られないヒーローインタビュー。
 アルウィンでのホームゲームでは恒例のことだとか。

 これで松本山雅はJFL昇格へ大きく前進。明日の第1戦でY.S.C.C.が金沢に勝利すれば、文句なしの自動昇格の2位以内が決まることとなった。明日の試合は第2試合。果たして松本の空に歓喜の号砲は轟くのだろうか。まだ現時点では何も決まってはいない。明日も勝利を目指すのみだ。

松本の夜

2009年12月05日 | 脚で語る地域リーグ
松本駅前にある松本山雅サポーター御用達のジンギスカン・ホルモン屋「かとちゃん」にて。

店内には松本山雅の新聞記事やチームの写真やサイン色紙が所狭しと貼り尽くされている。

店内ではガンズサポーターが今日の勝利を肴に話が尽きない様子。

ジンギスカンももちろん美味。

【速報】日立栃木VSツエーゲン金沢 後半終了

2009年12月05日 | 脚で語る地域リーグ
第33回全国地域リーグ決勝大会決勝ラウンド2日目第2試合

日立栃木ウーヴァSC3-0ツエーゲン金沢

寒さと雨が増し、照明にも灯が点ったアルウィン。

後半開始2分に日立栃木は前田が追加点を決めると、5分後には三輪がこの試合2点目となる得点を決める。前線の連動に長けた日立栃木に対して金沢は見せ場を作れない。攻撃の加速に加えて守備の安定感で金沢を抑え込んだ日立栃木が最後までペースを落とさずに3-0と完勝。これで自動昇格枠の2位以内が決定。来季のJFL昇格を一番に決めた。

金沢は3位以内のためには明日のY.S.C.C.戦に負けられない状況に追い込まれた。

【速報】日立栃木VSツエーゲン金沢 前半終了

2009年12月05日 | 脚で語る地域リーグ
第33回全国地域リーグ決勝大会決勝ラウンド2日目第2試合

日立栃木ウーヴァSC1-0ツエーゲン金沢

日立栃木は仕事の影響からか初戦不在だった前田がスタメン出場。対する金沢は不動の布陣で挑む。

本格的に雨が降り出し、両チーム共に選手がスリッピーな芝に足を滑らせる場面が目立つ。

序盤から両チーム共に手探りの時間が続く。金沢はクリゾン、古部らの突破で先制点を狙うが、その先制点を先に奪ったのは日立栃木。34分に前田の浮き球パスに抜け出した三輪が冷静にシュートを決めて先制する。やはり前田が中盤の底に入ることで昨日より安定感を増した日立栃木、右SBの高木も攻撃参加や高橋と三輪の連携も良好。
対する金沢、まずは点を取りに行かなければならないが、なかなか見せ場は作れない。

雨の影響もあって非常に寒いアルウィンだが、両チームのサポーターはその熱い応援を止めることはない。

【速報】Y.S.C.C.VS松本山雅FC 試合終了

2009年12月05日 | 脚で語る地域リーグ
第33回全国地域リーグ決勝大会決勝ラウンド2日目第1試合

Y.S.C.C.0-1松本山雅FC

後半開始2分、左サイドからドリブルで切り込んだ鐵戸が強烈なシュートを叩き込み松本山雅が待望の先制点もぎ取る。4800人以上が詰めかけたアルウィンは熱狂の渦に。

その後も追加点は遠いながらもペースを保ち続けた松本山雅、Y.S.C.C.の終盤の攻勢をしっかり守り切ってJFL昇格へ大きな勝点3ポイントを獲得した。