脚と角

関西を中心に国内外のサッカーシーンを観測する蹴球的徒然草。

喜怒哀楽の真髄は蹴球にこそ有り。

世界との距離、遠し・・・

2009年06月17日 | 脚で語る日本代表
 敵地メルボルンでアジア最終予選の最終戦・オーストラリア戦を戦った日本代表。1-2と逆転負けを喫し、グループ1位通過はおろか、オーストラリアに勝点差5ポイントを大きく差をつけられてしまった。

 日本の前に立ちはだかったのは、またしてもケイヒルだった。59分と76分、共にセットプレーから鮮やかに決められた。この最終予選で1失点もしなかった鉄壁の守備陣を崩したのも束の間だった。40分に闘莉王の先制点で試合をリードした時には、まさかこのケイヒルの顔が浮かんで来ようとは思いも寄らなかった。

 欧州組を中心に5選手が離脱し、ベストメンバーで戦えなかったことは言い訳にはならないはずだ。“グループ2位通過でのW杯出場”となったチームにこれからのしかかる“ベスト4”という目標の重さはどれだけチームを変えていけるのだろうか。

 とにかく悔しい気持ちで一杯だ。2月の横浜での対戦の際、スタジアム中のサポーターが皆、脱力感にひれ伏したあの光景を思い出した。2位でもW杯に出場できるレギュレーションがどこかに甘さをもたらしているように思えてならない。そして、AFCにオーストラリアが参入し、同じグループで争うことになったことでその甘さは如実に明らかになっている。

 1試合1試合に“世界との距離”を感じてしまう日本代表との試合。近づいているのか、遠ざかっているのか、オーストラリアとの戦いは今やその指針となって、また今夜その距離を痛感させてくれた。W杯本大会まで、アジア最終予選以上の厳しさを伴う試合ができるか。楽しみと不安の入り混じった準備期間が始まる。


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2 コメント

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Unknown (一徹)
2009-06-18 18:23:11
あと一年しかないっ

焦ります(´ω`)


参加から勝つ に早く切り替えないと何年たっても同じ事の繰り返しになります
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Unknown (脚角)
2009-06-18 23:34:41
>一徹さん
コメントありがとうございます。

ほんまにその通りですね。
あと1年しかないのは、もう数試合しか経験も上積みできないということ。
強豪国とアウェイでもしっかり組まれているようですから、少しでも実になる試合にしてもらいたいです。
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