脚
休日にゆっくり奈良の景色を見ていると本当に気持ちが安らぐ。不思議なことにこれは県内のどこでも同じだ。前にも書いたようにノスタルジックな気持ちにさせてくれる奈良の穏やかな風景は何年経っても大きく変わらない。そこがまた良いのかもしれない。休日になれば県民のほとんどは県内で過ごしているのだろうか。はたまた大阪や京都に遊びに行くのが定番だろうか。どっちにしろ筆者はJリーグがシーズンオフの冬の休日は土日ともに県内にいることも珍しくない。そしてそれが退屈だとも思わない。
しかし、その休日を県民が県内で夢中になって過ごすことのできる時間をスポーツは提供してくれるだろう。その先駆けとしてサッカーの県内での注目度を高めていきたいということは言うまでもないのだが。
昨年の9月にこのシリーズにおいて、奈良にプロクラブができた時には県内に存在する鴻ノ池と橿原公苑という2つの1種陸上競技場のうち、どちらがホームスタジアムになるのだろうという記事を書いたことがある。しかしながら、どちらも施設的に背負うハンディキャップが多すぎて、プロスポーツの誘致には程遠い。サッカーを行うにあたり決定的な要因として、芝生のピッチにおいてJリーグ規格のピッチが取れないという致命傷を抱えている。つまり国際大会の基準となる105m×68mのピッチサイズを確保するのが両競技場共に不可能なのである。横は100mすら取れない。県内の皆さんはこのことをご存知だっただろうか。これでは奈良にJリーグ公式戦を誘致するのは無理である。
つまり、9月にも書いたように両競技場においては、例えば鴻ノ池はナイター照明が無く、キャパは充分であってもスタンドがメイン以外は芝生席であり、橿原公苑に関しては、Jリーグ規格の照明を完備しているにも関わらず、収容人数が1万人にも満たず話にならない。もちろんメイン以外は芝生席で、改修にはスペースの問題もあり至難である。これらの問題だけでなく、基準を満たせないピッチサイズがさらにハードルを上げてしまうわけだが、どちらもこれでは全面改修しか道はない。ましてや鴻ノ池に関しては84年のわかくさ国体当時そのままで、施設が老朽化著しい。昨年8月の国体近畿予選時には、ロッカールームが分けられていないという現在では有り得ない構造に他府県から多くのクレームを頂戴したそうだ。
これだけではない。施設使用料の面でも問題はある。橿原公苑が非常に良心的な使用料であるのに対し、鴻ノ池はなんとその5倍程度の使用料がかかる。おまけにサッカーの試合に使用するベンチはなく、パイプ椅子と仮設テントが定番だが、パイプ椅子1つからきっちり使用料がかかるのである。これでは県リーグはおろか、関西リーグなども開催できない。現在では高田FC(現ディアブロッサ高田FC)が橿原公苑を年に数回使用する程度である。全く頭を抱える問題だ。莫大な資金のかかる施設面での問題は今後もすんなり解決しそうにない。来年のインターハイに向けて鴻ノ池陸上競技場とサブグラウンドが改修されるが、陸上競技トラックの角度補修がそのメインであって、スタンドや芝のピッチに関しては全くのノータッチ。何とも恨めしい話ではないか。
これらの話も昨日、都南クラブの山口監督や藤本代表との会話の中で出てきた話題である。そして、筆者も特に感じるのは県内におけるサッカーという分野での情報開示度。協会の仕事に携わっている関係者でないと分からない「知る人ぞ知る」という現状を何とか変えていきたいものである。
確かに県内でサッカーに対する注目度は低い。すこぶる低いといってもいいだろう。3種や4種に関しては活発に動いている。情報に関してもやり取りは1種のそれに比べると情報量はまだ多い。その中で県内におけるサッカーをはじめとしたスポーツジャーナリズムの活発化は急務であろう。問題提起が少なすぎるのだ。関心が無いといえばそれまでなのだが、それでは奈良のサッカーは永遠にその鼓動を止めてしまうことになる。「知る人ぞ知る」から「皆が知る」といった状況に好転させ、問題点や課題について関心を持つサッカーファン全員で議論し合える場が必要ではないだろうか。
実は春から都南クラブの新チームとしてのリスタートに伴って、サポーターサイトたる奈良のサッカー情報発信サイトとなるものを立ち上げる予定だ。一般県民が不可侵なところで政治と金は動くもの。何も知らないところで何かが決まっている。本当は皆の意見や理想が反映されて然るべきだ。そんな状況を皆の力でひっくり返せる結果と行動が必要だと強く思う。ここ最近は若草山や東大寺、薬師寺を眺める自宅からの眺望にそんな思いが日に日に強まっていくのを感じて止まない。
休日にゆっくり奈良の景色を見ていると本当に気持ちが安らぐ。不思議なことにこれは県内のどこでも同じだ。前にも書いたようにノスタルジックな気持ちにさせてくれる奈良の穏やかな風景は何年経っても大きく変わらない。そこがまた良いのかもしれない。休日になれば県民のほとんどは県内で過ごしているのだろうか。はたまた大阪や京都に遊びに行くのが定番だろうか。どっちにしろ筆者はJリーグがシーズンオフの冬の休日は土日ともに県内にいることも珍しくない。そしてそれが退屈だとも思わない。
しかし、その休日を県民が県内で夢中になって過ごすことのできる時間をスポーツは提供してくれるだろう。その先駆けとしてサッカーの県内での注目度を高めていきたいということは言うまでもないのだが。
昨年の9月にこのシリーズにおいて、奈良にプロクラブができた時には県内に存在する鴻ノ池と橿原公苑という2つの1種陸上競技場のうち、どちらがホームスタジアムになるのだろうという記事を書いたことがある。しかしながら、どちらも施設的に背負うハンディキャップが多すぎて、プロスポーツの誘致には程遠い。サッカーを行うにあたり決定的な要因として、芝生のピッチにおいてJリーグ規格のピッチが取れないという致命傷を抱えている。つまり国際大会の基準となる105m×68mのピッチサイズを確保するのが両競技場共に不可能なのである。横は100mすら取れない。県内の皆さんはこのことをご存知だっただろうか。これでは奈良にJリーグ公式戦を誘致するのは無理である。
つまり、9月にも書いたように両競技場においては、例えば鴻ノ池はナイター照明が無く、キャパは充分であってもスタンドがメイン以外は芝生席であり、橿原公苑に関しては、Jリーグ規格の照明を完備しているにも関わらず、収容人数が1万人にも満たず話にならない。もちろんメイン以外は芝生席で、改修にはスペースの問題もあり至難である。これらの問題だけでなく、基準を満たせないピッチサイズがさらにハードルを上げてしまうわけだが、どちらもこれでは全面改修しか道はない。ましてや鴻ノ池に関しては84年のわかくさ国体当時そのままで、施設が老朽化著しい。昨年8月の国体近畿予選時には、ロッカールームが分けられていないという現在では有り得ない構造に他府県から多くのクレームを頂戴したそうだ。
これだけではない。施設使用料の面でも問題はある。橿原公苑が非常に良心的な使用料であるのに対し、鴻ノ池はなんとその5倍程度の使用料がかかる。おまけにサッカーの試合に使用するベンチはなく、パイプ椅子と仮設テントが定番だが、パイプ椅子1つからきっちり使用料がかかるのである。これでは県リーグはおろか、関西リーグなども開催できない。現在では高田FC(現ディアブロッサ高田FC)が橿原公苑を年に数回使用する程度である。全く頭を抱える問題だ。莫大な資金のかかる施設面での問題は今後もすんなり解決しそうにない。来年のインターハイに向けて鴻ノ池陸上競技場とサブグラウンドが改修されるが、陸上競技トラックの角度補修がそのメインであって、スタンドや芝のピッチに関しては全くのノータッチ。何とも恨めしい話ではないか。
これらの話も昨日、都南クラブの山口監督や藤本代表との会話の中で出てきた話題である。そして、筆者も特に感じるのは県内におけるサッカーという分野での情報開示度。協会の仕事に携わっている関係者でないと分からない「知る人ぞ知る」という現状を何とか変えていきたいものである。
確かに県内でサッカーに対する注目度は低い。すこぶる低いといってもいいだろう。3種や4種に関しては活発に動いている。情報に関してもやり取りは1種のそれに比べると情報量はまだ多い。その中で県内におけるサッカーをはじめとしたスポーツジャーナリズムの活発化は急務であろう。問題提起が少なすぎるのだ。関心が無いといえばそれまでなのだが、それでは奈良のサッカーは永遠にその鼓動を止めてしまうことになる。「知る人ぞ知る」から「皆が知る」といった状況に好転させ、問題点や課題について関心を持つサッカーファン全員で議論し合える場が必要ではないだろうか。
実は春から都南クラブの新チームとしてのリスタートに伴って、サポーターサイトたる奈良のサッカー情報発信サイトとなるものを立ち上げる予定だ。一般県民が不可侵なところで政治と金は動くもの。何も知らないところで何かが決まっている。本当は皆の意見や理想が反映されて然るべきだ。そんな状況を皆の力でひっくり返せる結果と行動が必要だと強く思う。ここ最近は若草山や東大寺、薬師寺を眺める自宅からの眺望にそんな思いが日に日に強まっていくのを感じて止まない。
脚さんのレポートから、ここに来て都南が非常にまとまりをみせていると感じます。
その中で、勝てば対戦となるポルベニルには脚さんのお知り合いなどはいないんでしょうか?
都南が昇り調子なだけに、ポルベニルの動向も、少し気になります・・・
いつもコメントありがとうございます。
都南はまとまってますよ。雰囲気は本当に良いですね。
ただ、どこのチームもそうですが、やはり選手層の薄さは否めません。社会人リーグが故の各自の仕事事情にも左右されますし、怪我も怖いところです。雰囲気が良くてもそういった面で泣きを見る可能性もあるので油断はできませんね。
ポルベニルには福西代表と以前お話をさせてもらったことはありますが、選手で直接の知り合いはいませんね。東選手は何度か矢部さんのジョインサッカースクールでお会いしてますが、ほとんどお話させてもらったことはありません。
ポルベニルも奈良育英OBを多く抱えてますし、本当に侮れないチームです。
12:00キックオフならば、練習終わりでダッシュで駆けつければ後半には間に合う目論見でしたが、また今回もお預けになりました。
脚さんの記事を拝見していると早く試合での矢部コーチ率いる都南クラブをを見てみたいものです。
ちなみに、我々も10日は先週雨で流れた天理市連盟のの公式戦だったため、1時間の雪かきのあと試合をこなしました。
子供達は雪遊びが存分にできて大喜びでしたが・・・
いつもコメントありがとうございます。
キックオフ時間が間に合いませんか・・・
順延の洗礼ですね。誠に残念です。
24日のポルベニル戦でお会いできるのを楽しみにしております。
>ダイさん
コメントありがとうございます。
競技場まで来られましたか。
実は当日は中止を知らずに会場へ行かれている方がいるのではと懸念してました。
橿原公苑陸上競技場もしっかり見て頂けて参考になったと思います。
葛城市新町球技場ですが、公共交通機関でのアクセスを書いておきます。参考にしてください。
最寄駅はJR大和新庄駅です。そこから駅の東口で降りてもらって、線路沿いに南へ信号のある交差点まで歩いてください。信号のある交差点を左折し、東向いて歩きます。するとまた信号のある「新町」の交差点が出てきます。右手に東洋アルミニウムの工場、左手にウェルネス新庄が見えるはずですので、少し歩けば左手がサッカー場です。駅から15分~20分ぐらいかかったと思います。
もしくは早くから出発することになりますが、一度ashitotuno@mail.goo.ne.jpまでメール頂けたら、集合して皆で行く旨を連絡しますので、どうですか?
いつも楽しみに拝見させていただいています。
私も元々他府県の人間でありながら縁があって都南クラブにも興味があり一度試合を見てみたいと思っている人間です。
先週はたまたま仕事で行けませんでしたがもし仕事が入らなければ普通に行っていてがっかりして帰って来たはずです、笑
奈良県サッカーの情報サイト期待しています。
ちなみに来週も行きたいですが微妙ですorz
それとも私設で、独自に1種情報を提供していく形になるのでしょうか?
仮想段階ではあると思いますが、非常に興味があり、気になったのでコメントさせてもらいました。
コメントありがとうございます。
長居第二でお会いしましたよね?
軽くお話させてもらったのを覚えています。
ありがとうございます。
ブログ拝見させて頂きました。今晩コメント付けさせてもらいます。
正直、滋賀FCの昇格はかなり刺激になっています。
どうですか、しばらく都南と掛け持ちされて、自然とこちらにフェードインされては(笑)。
冗談はさておき、今大会中に会場でお会いできるのを楽しみにしています。
>奈良男さん
気にして頂きありがとうございます。
実は、そういう協会絡みの堅いものではなく、もっとサポーターのスタンスからウェブサイトは作る予定です。都南クラブを母体にした新クラブのサポーターズサイトと言っても良いでしょう。もちろん県内1種の情報も開示していくつもりです。
ただ、県内他クラブの垣根なく皆が情報交換や交流のできる場にしていきたいと思っていますね。
ご要望やご意見どんどん頂ければ幸いです!
また会場でお会い出来たらよろしくお願いいたします。
者です。
たまたま、こちらのブログを某リンクから辿り着きました。実は私、現在本気でサッカーに打ち込んでおり
まして、ポジションはボランチが本職で、他はキーパーも含め全ポジションのプレイが可能です。
さらに現役引退後は、奈良市内にJを目指すチームを
含む総合地域密着型スポーツクラブ設立を目標に、
今、どこから始めようか、悩んでいたところです。
もし良かったら、是非一度、都南クラブの練習を見学
させて頂きたいのですが、どうしたらいいですか?
ちなみに、身長は175センチです。平日の昼間に、平城宮跡の土のグラウンドで、有志でサッカーをして
おりまして、私も参加しております。
そこに来て頂く機会がございましたら、そこで一度
私のプレーを直に見てもらうのが一番早いとは、思い
ます。
連絡先も、差し支えなければ、メールアドレスなど
いずれお教えしたいと存じます。
よろしくお願い致します。