G大阪がACL出場のために延期開催となっていた11節京都戦が万博で行われた。これが再開初戦となる両チーム。試合は遠藤のゴールでG大阪が1-0と何とか勝利を収めた。
G大阪は、浦和戦の一件を受けてこれまでゴール裏をリードしてきたBBが解散、水本がこの日対戦する京都へ電撃移籍するなど、選手、サポーター共に様々な想いが巡り巡る再開初戦となった。
この日からコールリードは、BNAとガンビーノの主導によって行われることに。サポーターミーティングでは若干のコール変更の旨が伝えられたが、試合が始まれば特にいつもと変わりはない。そして試合前には金森社長が浦和戦の一件を顧みて、これからのスタジアム運営の決意表明を約5分間に渡って話すなど、クラブにとってはまさに成績と今後の運営面においても“リスタート”と呼べる雰囲気であった。
肝心の試合は、“バレーの決定力不足にここまで足を引っ張られるのはもうごめんだ”というのが率直な感想。90分を通じて7本もの決定機をフイにしたバレーに対して、決勝点を正確にゴール右隅に決めた遠藤はこのシュート1本しか打っていない。しかも殊勲の7番は、この中断期間、W杯3次予選のためにほとんどチームに合流していないのだ。テクニックの差が出たというべきか。とにかくピッチの中で頭を抱えるバレー以上に頭を抱えているのはサポーターだ。
バレーだけでなくルーカスにもツキが無かったが、22分のバレーのチャンスを始め、京都はGK水谷が当たっていたし、守備陣が良く奮闘していた。特にバレー対策として大久保、増嶋だけでなく、右SBの角田までもが中央のフォローに入る徹底ぶり。それにフォアリベロのシジクレイが最終ラインに溶け込むように助太刀するのだから、この壁は強固だ。おそらくバレーが前線でほぼ1トップの形で張り、ルーカスを中盤でプレーさせたのは、ここを打開するためのポゼッション確保を考えてのことだっただろう。
案の定、中盤のポゼッションはG大阪に傾いた。京都は攻守の切り替え時にほとんどロングボールを蹴り込んできたが、前線の田原、柳沢、徳重にはほとんど脅威を感じることはなかった。だからこそ余計にバレーがことごとく決定機を外し続けたことは悔やまれる。随所で京都の最終ラインの裏を突破もできていた。本当ならばもっと点差は開いていたはずだ。あと少し抑えてシュートを打てば、威力は申し分ないのだが。
しかし、悲観的なことばかりではない。全体的に先週末の練習でも叩き込まれていた攻守の切り替え時の早さは及第点と言えるし、特に橋本、明神、二川の3人によって、高い位置で狭いプレーエリアをダイレクトパスで崩すようなシーンも見られ、前線への好配球を見せた橋本の攻撃意識は心強いものがあった。京都右SBの角田が中央でバレーをケアするシーンが多かったため、左SBで先発した下平も生き生きとプレー。39分には角田とのマッチアップを制してバレーへ絶好のクロス、40分には二川とのコンビネーションからルーカスへドンピシャのクロスを配球するなど、持ち味をいかんなく発揮した。
先制点の場面も、その1つ前のプレーで橋本がルーカスに相手ライン裏へのロングボールを供給している。これで見事に大久保、増嶋、角田が釣られてできたスペースにフリーで二川が入ることができた。橋本のロングボールを水谷がクリア、これを遠藤がフリー、繋いだ二川もフリーでは京都も為す術がない。京都MF佐藤のアプローチが届かなかったが、結局、その後ボールを受けたルーカスは飄々とターンしながら左から走り込む遠藤に。彼の左足から放たれたコントロールショットが勝利を呼び込む貴重な得点となった。
最小得点差ではあったが、明暗を分けた53分の得点シーンのように、中盤の構成力と個人能力の差が出たのが勝負の分かれ目で、双方ともに極力高い位置で攻撃を作ろうとはしていた。粘り強く、そして組織的な京都の守備は特筆すべきものがあったと個人的には思う。今季のシジクレイの起用法などはその最たる例だが、これで中盤がもっと良くなれば前線も良い選手が揃っているので、成績に反映されると思うのだが。
とにもかくにも、これで5位に浮上。首位浦和との勝ち点差は「4」。中断前の不振を振り払う“リスタート”としては悪くない。
G大阪は、浦和戦の一件を受けてこれまでゴール裏をリードしてきたBBが解散、水本がこの日対戦する京都へ電撃移籍するなど、選手、サポーター共に様々な想いが巡り巡る再開初戦となった。
この日からコールリードは、BNAとガンビーノの主導によって行われることに。サポーターミーティングでは若干のコール変更の旨が伝えられたが、試合が始まれば特にいつもと変わりはない。そして試合前には金森社長が浦和戦の一件を顧みて、これからのスタジアム運営の決意表明を約5分間に渡って話すなど、クラブにとってはまさに成績と今後の運営面においても“リスタート”と呼べる雰囲気であった。
肝心の試合は、“バレーの決定力不足にここまで足を引っ張られるのはもうごめんだ”というのが率直な感想。90分を通じて7本もの決定機をフイにしたバレーに対して、決勝点を正確にゴール右隅に決めた遠藤はこのシュート1本しか打っていない。しかも殊勲の7番は、この中断期間、W杯3次予選のためにほとんどチームに合流していないのだ。テクニックの差が出たというべきか。とにかくピッチの中で頭を抱えるバレー以上に頭を抱えているのはサポーターだ。
バレーだけでなくルーカスにもツキが無かったが、22分のバレーのチャンスを始め、京都はGK水谷が当たっていたし、守備陣が良く奮闘していた。特にバレー対策として大久保、増嶋だけでなく、右SBの角田までもが中央のフォローに入る徹底ぶり。それにフォアリベロのシジクレイが最終ラインに溶け込むように助太刀するのだから、この壁は強固だ。おそらくバレーが前線でほぼ1トップの形で張り、ルーカスを中盤でプレーさせたのは、ここを打開するためのポゼッション確保を考えてのことだっただろう。
案の定、中盤のポゼッションはG大阪に傾いた。京都は攻守の切り替え時にほとんどロングボールを蹴り込んできたが、前線の田原、柳沢、徳重にはほとんど脅威を感じることはなかった。だからこそ余計にバレーがことごとく決定機を外し続けたことは悔やまれる。随所で京都の最終ラインの裏を突破もできていた。本当ならばもっと点差は開いていたはずだ。あと少し抑えてシュートを打てば、威力は申し分ないのだが。
しかし、悲観的なことばかりではない。全体的に先週末の練習でも叩き込まれていた攻守の切り替え時の早さは及第点と言えるし、特に橋本、明神、二川の3人によって、高い位置で狭いプレーエリアをダイレクトパスで崩すようなシーンも見られ、前線への好配球を見せた橋本の攻撃意識は心強いものがあった。京都右SBの角田が中央でバレーをケアするシーンが多かったため、左SBで先発した下平も生き生きとプレー。39分には角田とのマッチアップを制してバレーへ絶好のクロス、40分には二川とのコンビネーションからルーカスへドンピシャのクロスを配球するなど、持ち味をいかんなく発揮した。
先制点の場面も、その1つ前のプレーで橋本がルーカスに相手ライン裏へのロングボールを供給している。これで見事に大久保、増嶋、角田が釣られてできたスペースにフリーで二川が入ることができた。橋本のロングボールを水谷がクリア、これを遠藤がフリー、繋いだ二川もフリーでは京都も為す術がない。京都MF佐藤のアプローチが届かなかったが、結局、その後ボールを受けたルーカスは飄々とターンしながら左から走り込む遠藤に。彼の左足から放たれたコントロールショットが勝利を呼び込む貴重な得点となった。
最小得点差ではあったが、明暗を分けた53分の得点シーンのように、中盤の構成力と個人能力の差が出たのが勝負の分かれ目で、双方ともに極力高い位置で攻撃を作ろうとはしていた。粘り強く、そして組織的な京都の守備は特筆すべきものがあったと個人的には思う。今季のシジクレイの起用法などはその最たる例だが、これで中盤がもっと良くなれば前線も良い選手が揃っているので、成績に反映されると思うのだが。
とにもかくにも、これで5位に浮上。首位浦和との勝ち点差は「4」。中断前の不振を振り払う“リスタート”としては悪くない。
まぁ自分のチームの選手を厳しく見るものですが、バレーとルーカスの決定力がとおっしゃいますが、サンガの大久保と増嶋の寄せの速さは光っていたと思います。多分そうフリーのシュートシーンはなかったはずです。
それと、やはりガンバは遠藤のチームですね。彼の作る攻撃のリズムは絶妙です。僕たちオールドファンは彼にブーイングしてましたが、すっかり少数派になってしまいました。若い子らは彼がサンガにいたことすら知らないのかもしれません。彼が移籍してから、ガンバに1度も勝ったことがないので次の西京極では長年の溜飲を下げさせてもらいたいもんですが…。(笑)
ところで質問なんですが、「勝て勝て勝て勝てホームやぞ」の弾幕を出してたチームは解散したのですか?実は私はきのう「勝て勝て勝て勝て万博やぞ REMEMBER 26 11 06」というゲーフラを挙げてました。これはその弾幕を一昨年の西京極で出された仕返しと、うちの選手へ降格の決まった〝涙雨の万博〟を忘れるなのメッセージを込めて作ったのですが、その弾幕が出てないとちょっと意味半減で…。(笑)
まぁ次の西京極ではしっかり借りは返させてもらいますから。
長々と失礼しました。
コメントありがとうございます。
ゲーフラ、ミクシィの日記の方で実物を確認させて頂きましたし、現地でもサポフィ常連組の間で話題になってましたので、対面からどこだろうと探していたくらいです。
攻撃の質こそ違いが出ましたが、守備陣の良さは京都は目立っていました。おっしゃるように、大久保がしっかり先発を務められるほど層も厚いと思いますし、増嶋も成長著しいと思います。個人的には、ある意味G大阪より厳しい定位置争いが水本には待ち受けているのではないだろうか、という気さえしました。
存在感があるのはやはりシジクレイですね。敵に回すと実に厄介ですし、彼が神戸時代もG大阪はよくやられていました。(これも結構オールドファンネタですが)
おやかたさんのように遠藤を“かつてサンガにいた選手”として意識されるサポーターも最早少数派なんですね。
私は、未だに横浜Fで“レシャックの薫陶を受けた選手”なんてことも思っています。
京都時代のVTRもたくさん残っていますし。
話は変わって、京都は是非GK水谷のコールを柏時代のものを継承して「水谷雄一は~♪ キーパー! 嵐を巻き起こす~♪ キーパー!」(水谷豊主演「熱中時代」のOPテーマより)というコールでやってもらいたいのですがw
それから「勝て勝て勝て勝て~」の段幕は今回の処分の一連で無くなりましたね。
確か所有はBBだったか記憶が定かでは無いのですが、おやかたさんのゲーフラが秀逸だっただけにタイミングが悪く至極残念です。
では西京極でもこちらの快勝劇を楽しみにしております。
じっくりシジと水本を料理しましょう。
移籍選手は大体、新曲を作るんですが、うちのサポ連の作る曲は原曲がマイナーな歌が多く、はっきり言って歌いづらいんですよね。
フェルのチャントもなんか一本調子で覚えづらく、「どこが曲の終わりやねん!?」とG裏の一般サポから評判は最悪でしたw
コメントありがとうございます。
確かにおっしゃるとおりで、どうも京都のコールやチャントは覚えづらいような気がしていました。
柳沢のコールも独特で難しそうですもんね。
個人的には田原豊コールが好きですがw
それを考えると柏の努力と他の追随を寄せ付けないあのクオリティとこだわりは素晴らしい・・・