脚と角

関西を中心に国内外のサッカーシーンを観測する蹴球的徒然草。

喜怒哀楽の真髄は蹴球にこそ有り。

中村俊輔、戦いの場をスペインへ

2009年06月23日 | 脚で語る欧州・海外
 日本代表の中心プレイヤーで、スコットランドプレミアリーグ・セルティックの中村俊輔が来季からリーガ・エスパニョーラ・エスパニョールへの移籍することが22日に確実になった。

 

 古巣の横浜FMが獲得を断念したことで、今回の移籍が決まった結果となったが、中村俊に関しては、やはりまだ海外の高いレベルでできるならプレーして欲しいというファンの声は多かったはずだ。個人的にもスペインでプレーする中村俊の勇姿は今から非常に楽しみであるし、何らかの結果をスペインでも残してくれると思う。今回セルティックを退団するストラカン監督もかねてから中村俊がスペインで順応できること示唆していたのだから(マーティン・グレイグ著「中村俊輔」スコットランドからの喝采より)。

 エスパニョールはスペインのバルセロナに本拠地を置く。創立は1900年と同じ街のライバル・FCバルセロナには1年及ばないが、スペインでは老舗クラブだ。今季は監督がシーズン中に2度交代し、成績も浮沈の激しいシーズンだった。12試合勝ちが無いと思いきや、終盤には勝利を重ねて残留争いから脱出し、10位でフィニッシュに至った。長年チームの軸になっているデ・ラペーニャ、タムードの両ベテランにはプレミア移籍の噂が囁かれているが、個人的には現有戦力と中村俊の融合は興味深い。来季は確実にリーガのTV観戦がこれまで以上に増えそうな気がする。これまでスペインで成功した日本人選手はいないとも言えるだけに、是非、中村俊にはその才能を新天地でいかんなく見せつけて欲しいものである。

 
 
 この鮮やかなFKをスペインでも存分に披露して欲しい。

 フランス・リーグアンのレンヌに移籍した稲本も同様、日本人のトッププレイヤーが世界の第一線で長くプレーできるのはやはり嬉しい。今から中村俊の活躍が楽しみでしょうがない。


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