アガスティアの葉~13室は、過去世、今生に影響を及ぼしている過去世のカルマとその救済法です。
※この者とは、あれるやのことです。
聖者アガスティアは、パールヴァティー女神に祈りを捧げた後、この者の「シャンティ・カンダム」の処方を告げる。
インド占星術によるこの者の12星座における9惑星の配置は、次のようである。月と金星は牡羊座、火星と土星は牡牛座、ケートゥ(地球から見た太陽の軌道と月の軌道の交点)は蟹座、アセンダント(その人が生まれた時に、東の地平線上に見えた星座)は天秤座、木星は射手座、ラーフ(地球から見た太陽の軌道と月の軌道のもう一方の交点)は山羊座、太陽と水星は魚座に位置している。
この者の名前は「○○○」、母親の名前は「○○○」、父親の名前は「○○○」。
前世。この者はソーラナードゥの地(現在のインド、タミルナードゥ州タンジャヴール地方)に生まれた。バラモン(カーストの最上位)の家庭に娘として生まれ、良い結婚をして幸せに暮らした。しかし、この者は自分のエゴから、多くの女性の結婚を妨害した。たくさんの家庭を壊し、彼らに問題をもたらした。この者はこの地にもまだ、若い時分に罪深い行いをしている。
このような前世での罪深い行ないによるカルマによって、今世この者に何か問題が生じている。この者が自分の問題をすべて解消するためには、次の処方に従わなければならない。
1.どのかのヴィシュヌ神(VISHNU)の寺院を2ヶ所お参りする。この者の名において、ヴィシュヌ神とラクシュミ女神に、アルチャナ(インド式の供養)を行なう。
2ティルタニ(THIRUTANI)にあるムルガン神(MURUGAN)の寺院をお参りする。花輪を捧げ、この者の名において、ムルガン神にアルチャナを行なう。.
3.カンチープラム(KANCHEEPURAM)にあるカマクシ女神(KAMAKSH)の寺院をお参りし、この者の名において、カマクシ女神にカルチャナを行なう。
4.どこかのハヌーマン神(HANUMAN)の寺院を2ヶ所お参りする。曜日はいつでもよい。各々の寺院で、花輪を捧げ、この者の名において、ハヌーマーン神にアルチャナを行う。
5.カンチープラムにあるこの館に来て、次の者を寄贈する。果物、花、ココナッツ、ターメリック(粒)、3,000ルピー。一組の男女の衣服(ドーティ、シャツ、タオル、ブラウスピース付きサリー)。これを、この館のグルジー(ナディ・リーダーの頭)であるパラスブラマニアム氏(D.BALASUBRAMANIAM)に寄進して祝福を受ける。
6.「ディクシャ・カンダム」の処方を実行して、タリスマン(「ディクシャ・カンダム」の中に記載されているマントラを3cm四方くらいの銅盤に刻み込んだお守りのこと)をもらう。
これらの処方を実行すれば、この者は生涯を通じて、生活を楽しみ、あらゆることが満たされるだろう。
この処方を行なうときには、この順番に正しく従わなければならない。順番を変えてはならない。もしも、順番を変えれば、予言が成就しなくなるかもしれない。
これが、この者の「シャンティ・カンダム」の処方である。