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バーニー・ケッセルのサムタイムでのライブ

2022-09-04 | JAZZ
バーニー・ケッセルが単身来日した機会に、東京吉祥寺にあるジャズ・クラブで行われたライブを捉えたアルバム

「LIVE AT SOMETIME」 TRIO PAP-9062
  
 1. GEORGIA ON MY MIND
 2. GIRL FROM IPANEMA
 3. FEELINGS
 4. BYE BYE BLACKBIRD
 5. BODY & SOUL
 6. BARNIANA
 7. STELLA BY STARLIGHT
 8. WILLOW WEEP FOR ME
 9. WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
10. SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
BARNEY KESSEL (g) 稲葉国光 (b) 小原哲次郎 (ds)
録音 1977年2月23日

これは日本でのライブらしく、周知のスタンダード・ナンバーをずらりと並べた楽しい演奏集です。
バーニー・ケッセルにはギター、ベース、ドラムスによる「POLL WINNERS THREE」もありますが、同じ編成であっても、ここでは1曲を除きギターが一人主役でベースとドラムスは完全にサポートに徹しています。

レコードのA面に収録されている5曲の中で、「GEORGIA ON MY MIND」は、コード・ワークによるテーマに続いて、同じ雰囲気を保ちながらのアドリブが素晴らしく、また、「BYE BYE BLACKBIRD」では随所で高度なテクニックを織り交ぜながらグイグイと進んでいます。
一方、フリー・テンポでスタートする「BODY & SOUL」は、前半でシングルトーンを、後半でコード・ワークを中心にアドリブを展開していて、これも中々の演奏です。

B面では。1曲目の「BARNIANA」の冒頭でバーニー・ケッセル自身による曲の紹介があることから、彼の声が聴ける貴重なピースで、ここではアップテンポのサンバが演奏されます。
続いての「 STELLA BY STARLIGHT」は、ワンコーラスをシングル・トーンでメロディを弾いた後、このアルバムで唯一3人が絡む部分があり、一番の盛り上がりを見せています。

このアルバムは、録音で定評のあるトリオから発売されたもので、バーニー・ケッセルの音色を上手く捉えており、3者のバランスも良いです。


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