マイルストーン時代のマッコイ・タイナー・トリオの1枚
1. CELESTIAL CHANT
2. ONCE I LOVED
3. ELVIN (Sir) JONES
4. LAND OF THE LONELY
5. IMPRESSIONS
6. RUBY MY DEAR
McCOY TYNER(p, Harpsichord, celeste)
RON CARTER(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1975年2月18, 19日
大御所の3人によるトリオ、
ベースがロン・カーターに替わっているとはいえ、インパルス時代のマッコイを想像していると、肩透かしを食うアルバムです。
コルトレーン時代と並行して、インパルス・レーベルに録音していた当時に比べて音数は多く、ダイナミックなプレイを行うようになったマッコイが、イントロや曲の終わりでハープシコードやチェレスタも使って変化をつけている曲もあり、これが余計?
発売当時は3人のプレイが注目されましたが、ただ集めただけで、その後話題にもならなかったことからも、そうなんでしょう。
それでもスケールを使った「IMPRESSIONS」や、絶妙なタイミングで弾くモンクの「RUBY MY DEAR」でやっと本領を発揮しています。
1. CELESTIAL CHANT
2. ONCE I LOVED
3. ELVIN (Sir) JONES
4. LAND OF THE LONELY
5. IMPRESSIONS
6. RUBY MY DEAR
McCOY TYNER(p, Harpsichord, celeste)
RON CARTER(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1975年2月18, 19日
大御所の3人によるトリオ、
ベースがロン・カーターに替わっているとはいえ、インパルス時代のマッコイを想像していると、肩透かしを食うアルバムです。
コルトレーン時代と並行して、インパルス・レーベルに録音していた当時に比べて音数は多く、ダイナミックなプレイを行うようになったマッコイが、イントロや曲の終わりでハープシコードやチェレスタも使って変化をつけている曲もあり、これが余計?
発売当時は3人のプレイが注目されましたが、ただ集めただけで、その後話題にもならなかったことからも、そうなんでしょう。
それでもスケールを使った「IMPRESSIONS」や、絶妙なタイミングで弾くモンクの「RUBY MY DEAR」でやっと本領を発揮しています。
マッコイ・タイナーのマイルストーンへの録音は、中~大型のコンボ編成のものが僕には面白くて、トリオやソロには、あまり馴染めませんでした。インパルス時代のトリオものが、フレッシュで、かつ、サウンドも美しかったので、その印象が強かったせいもあります。
後年、斑尾ジャズフェスで、ピアノトリオの演奏を聴きましたが、「Blue Bossa」にしても、途中から激烈な弾き過ぎとも思われるプレイを続けていました。演奏そのものはよかったので、もう少し弾き過ぎを押さえてくれればと思いました。回りの友人も同じ感想でした。ともあれ、一時代を築いた素晴らしいミュージシャンには違いないと思います。
この時代、プロデューサーのオリン・キープニュースの意向もあったのだと思いますが、弦を入れたりしたものも含め同感です。
中にはロリンズとのセッションもあり、当時のものも一通り聴いてきたのですが、現在手元に残っているのはこの1枚です。
そこで、改めて聴いてみたのですが、記載の通りでした。