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シェリー・マンの234

2014-05-11 | JAZZ
シェリーマン Shelly Manne(1920年6月11日 - 1984 年9月26日)ニューヨーク生まれ

元来スイングのドラマーとしてデビューしたのですが、いつしかウエスト・コーストを代表する名ドラマーとなっています。
それは、ロサンゼルスにて50年代半から 「シェリーズ・マン・ホール」 というジャズ・クラブを経営し、そこを拠点に活動していたことと、西海岸に本拠地を置くコンテンポラリー・レコードに多くのレコーディングがあるからです。
このアルバム、録音当時シェリー・マンは、コンテンポラリーと専属契約を結んでいたのですが、インパルス・レコードのプロデューサーであるボブ・シールが高額のオファーを出し、高いコストを掛けて制作されています。
そして、これがシェリーマンの代表作の中の1枚となり、優秀録音盤としても評価が高いレコードとなりました。
下はモノラル盤とステレオ盤です。

「234」 Impulse A-20
    
1. TAKE THE “A” TRAIN
2. THE SICKS OF US
3. SLOWLY
4. LEAN ON ME
5. CHEROKEE
6. ME AND SOME DRUMS
SHELLY MANNE(ds) COLEMAN HAWKINS(ts) HANK JONES(p) 
EDDIE COSTA(vib,p) GEORGE DUVIVIER(b) 録音 1962年2月5日

シェリー・マンとプロデューサーのボブ・シールの出会いは、1943年のVディスクに録音したコールマン・ホーキンス名義の「ザ・マン・アイ・ラブ」で、そのおよそ20年後、ボブ・シールはImpulseに移動して再会セッションを企画し、本アルバムが制作されています。
「234」というタイトルは、デュオ、トリオ、カルテットの意味で、演奏されている6曲が色々な組み合わせで行われています。

ここでのシェリー・マンは、両手・両足をフルに駆使して、新感覚のドラミングを披露しています。
演奏は、いずれもが素晴らしいのですが、特に私は豪快で、且つ一部でフリーな吹奏も披露しているコールマン・ホーキンスの加わったパートが好みです。

ステレオ盤は曲により楽器の定位置が変わるので、音を楽しむには良いのですが、演奏を通して聴くと少し違和感を感じます。
しかし、いずれも優秀録音盤であることには変わりなく、とっかえひっかえターンテーブルに乗るレコードでもあります。


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