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ゲイリー・ピーコック(1)

2020-12-01 | JAZZ
今年の締め括りとして、今月はこの9月に85歳で亡くなったゲイリー・ピーコックの多くの関連アルバムを中心に聴くことにしました。
ゲイリー・ピーコックの初期の演奏は、アルバート・アイラーの「SPIRITUAL UNITY」や「GHOSTS」で聴くことが出来ますが、今回は、本格的に録音が開始された1960年代後半以降とし、彼のリーダー・アルバムの中で、名盤とされる1970年2月録音の「EASTWARD」は、以前ここに掲載済であることから、彼がECMに残したリーダー・アルバムからとしました。
「TALES OF ANOTHER」 ECM 2301 101
  
1. VIGNETTE
2. TONE FREID
3. MAJOR MAJOR
4. TRILOGY Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ
GARY PEACOCK (b) KEITH JARRETT (p) JACK DeJOHNE
録音 1977年2月

このレコードは、ECMレーベルでありながらNYでの録音ですが、美メロディはあまり無く、ひたすら3人のインタープレイを聴くアルバムとなっていて、演奏中のキース・ジャレットの唸り声はここでも健在(笑)ですが、これがいつものように耳障りです。
全4曲(4曲目は3つのパートから成る)は、全てゲイリー・ピーコックのペンによるもので、曲によって静と動のバランスが良いです。

1曲目の「VIGNETTE」は、リーダーのベースを前面に出しながら、テンポのいい演奏から始まり、2曲目の「TONE FREID」は、ベースとピアノのインタープレイを中心に進んで行きます。
3曲目の「MAJOR MAJOR」は、ベース・ソロにより曲のイメージが提示された後、ピアノとドラムスが加わってきますが、いかにもキースが好みそうなリズミックな曲となっています。
レコードB面の「TRILOGY Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ」は、菊池雅章との名盤「EASTWARD」を思い起こさせるスピリチュアル溢れる演奏から、速いテンポの軽快な曲へと移っていきますが、いずれの曲も3者がそれぞれの主張を展開する中で、聴き手もその中に引き込まれていきます。

上記アルバムから6年を経て、同じメンバーにより「スタンダーズ」による作品が次から次へと録音されていきますが、その第1弾が同タイトルのVol.1です。
「STANDARDS Vol.1」 ECM 1255
  
1. MEANING OF THE BLUES
2. ALL THE THINGS YOU ARE
3. IT NEVER ENTERD MY MIND
4. THEMASQUARADE IS OVER
5. GOD BLESS THE CHILD
GARY PEACOCK (b) KEITH JARRETT (p) JACK DeJOHNE
録音 1983年1月

このレコード、久しぶりに両面を通して聴きましたが、とても新鮮に聴こえました。


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