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GERRY MULLIGAN QUARTET

2020-07-05 | JAZZ
ジェリー・マリガンが、1952年にチェット・ベイカーを迎えて結成したピアノレス・カルテットのオムニバス盤
「GERRY MULLIGAN QUARTET」 PACIFIC JAZZ PJ-1207
  
 1. FRENESI
 2. NIGHT AT THE TURNTABLE
 3. LULLABY OF THE LEAVES
 4. JERU
 5. CHERRY
 6. SWINGHOUSE
 7. I MAY BE WRONG
 8. AREN’T YOU GLAD YOU′RE YOU
 9. I’M BEGINNING TO SEE THE LIGHT
10. THE NEARNESS OF YOU
11. MAKIN' WHOOPEE
12. TEA FOR TWO
GERRY MULLIGAN(bs) CHET BAKER(tp) CARSON SMITH(b) 
BOB WHITLOCK(b) LARRY BUNKER(ds) CHICO HAMILTON(ds)
録音 1952年、53年

52年は8月16日と10月15日の2回が、53年は2月24日と、4月27,29日の演奏が収録されていて、その一部が1枚にまとめられています。
52年の録音は1,2,3,8、で、その他は53年でベースとドラムスが替わっていますが、いずれも演奏内容が大きく変わることは無く、マリガンとベイカーを中心とした演奏に終始しています。

ピアノ・レスというユニークさに加え、2~3分前後の演奏時間の中で、ソロやその後ろでのオブリガード、そして対位奏法など様々の要素を取り入れており、「 I’M BEGINNING TO SEE THE LIGHT」でのアレンジの妙や、「THE NEARNESS OF YOU」のしっとりとしたバラードも聴きどころとなっています。
また、「JERU」、「SWING HOUSE」、「I MAY BE WRONG」、そして「TEA FOR TWO」のような軽快なテンポの演奏は、ベースとドラムスのサポートも一役買っています。

バリトン・サックスとトランペットの高低音楽器で、しかもピアノレスという編成は、意外ではなく、違和感なく受け入れられるところにこれを発案したマリガンの素晴らしさが光るユニットであったと思います。

コメント
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