あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

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童謡を扱ったジャズ演奏

2018-03-18 | JAZZ
昔の記憶が蘇る「きいちのぬり絵」をジャケットにし、中山晋平の童謡を山下流にアレンジして演奏したアルバム
「砂山 / 山下洋輔トリオ」 FRASCO FS-7025
  
1. 砂山
2. うさぎのダンス
3. あの町この町
山下洋輔(p) 坂田 明(as,a-cl) 小山彰太(ds) 岡野 等(tp)
中沢健次(tp) 向井滋春(tb) 清水靖晃(ts) 杉本喜代志(g)
録音 1978年6月21.22日
山下洋輔が、これまでのオリジナルを中心に演奏していた方向から一寸引いて童謡をモチーフに作った1枚、
このアルバムが録音される2年前には日本青年館ホールで行われた「嵐」ライブで「月の砂漠」を演奏していますが、童謡だけで固めたものはこれが最初であり、これらの曲はこの後もライブで度々取り上げられています。


メンバーは「オリジナル・トリオ+5」となっていますが、+5は、テーマとソロのバックで合いの手を入れる部分のみで、基本は山下トリオが鍵を握っています。
ゲストの中では「砂山」で向井が、「ウサギのダンスで」では杉本と、後半で清水が絶妙なソロを取り、また「あの町この町」では、山下のピアノ・ソロによるテーマ部を受けて、ノンリズムによる合奏で締めくくられています。

なお下記のニューヨーク・トリオでは、中山晋平の「シャボン玉」や、成田為三の「かなりや」を演っており、シンプルで且つ山下洋輔の独特のコード付けを楽しめます。
中でも「シャボン玉」の後半で、メロディを外す一音の展開などは山下流そのもので、こちらも聴きごたえがあります。


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