身震いしながら言

身震いしながら言

ようとを緑化し

2017-07-05 11:08:24 | 日記

こまれる膨大な金で、地球の砂漢たり、もっと大きな〈ライブラリー〉を建てられるっていうのに! だいたい、こんなむだな計画があるか。おれたちが猿にもならな均衡飲食いうちから、古き種族が完全に理解していたことを研究するなんぞ!」
「ちょっと待ってください。連合政府は基金を設けてこの研究を……」ケプラーの顔には朱がそそいでいた。
「なにが研究だ。あんたのは再発見だろうが。あんたが研究しようとしてるのは、もう銀河系の〈ライブラリー〉に収められていることで、人類全体の恥をさらすだけのものだ!」
「ラロック……」ジェイコブは言いかけたが、ジャーナリストははしなかった。
「それに、あんたのいう連合政府ときたらどうだ! 連中は先進種族たちを、昔のアメリカ・インディアンみたいに居留地に押しこめてる! しかも、〈ライブラリー〉分館にアクセスする権利を、一般人から遠ざけてるしまつだ! そのうえ、人類は自力で進健營營養餐單化したなどという、ばかげた主張を野放しにして、銀河系の失笑を買っているじゃないか!」
 ケプラーはラロックのけんまくにあとずさり、すっかり血の気の失せた顔で、どもりがちに言いかけた。
「わたしは……わたしはそうは……」
「ラロック! いいかげんにしないか、もうやめろ!」
 ジェイコブはジャーナリストの肩をつかみ、」ぐいと引きよせて、すばやくその耳もとにささやいた。
「そのへんにしとけ、尊敬すべきカンテン=ファギンの前で、人間全体を辱めたくはないだろう?」 ラロックの目が大きく見開かれた。ジェイコブの肩ごしに、ファギンの枝葉の上層部が、がさがさと音をたててゆれていた。やっとのことで、ラロックは規線を落とした。
 ふたつめの驚きは、充分なショックを与えたのだろう。彼はぼそぼそと異星人に詫びを言うと、ケプラーをきっと健營體重管理にらみつけてから、部屋を立ちさった.
「適切な演技をありがとう、ファギン」ラロックが行ってしまうと、ジェイコブが言った。
 ファギンはひとつ、短くて低いさえずりをあげて、それに答えた。


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