「行列ができる法律相談所」など法律に関するテレビ番組がどのチャンネルでもやっているようなそんな時期がありました。
弁護士さん達のキャラクターもさることながら、法律や判例で決まっていることと我々の常識とが食い違っていたりするのが面白がられたのではではないでしょうか。
以下は学部であれば一年次に習う内容ですし、少しでも法律をかじったことがある人なら常識みたいな話ですが。
売主のAさんと買主のBさんが家を売る契約を交わしました。
ところが、Bさんが実際にお金を払って家に引越しをする前に家に雷が落ちて焼けてなくなってしまいました。
Bさんはそれでもお金を払わなければいけないでしょうか?
常識的に考えてBさんはお金を払わなくていいんじゃないかと思います。
ところが買主Bさんは売主Aさんにお金を払わなくてはいけないと法律では決まっています。
あわれBさん。
ギャルゲーの主人公のあなたは、母親の再婚に伴い相手の連れ子の黒髪ロングの白ワンピがまぶしい現役女子高生Cちゃんと一緒に住むことに。
あなたとCちゃんは晴れて兄妹となりましたが、やがて二人が惹かれあい恋に落ちるのに理由など必要ありませんでした。
「あっ…いけません。だって私とお兄さまは兄妹…」
法律上二人は普通に結婚できます。あしからず。
日本では家を借りるにもお金を借りるにも保証人がいないと始まりませんが、立場的に弱い借り手の保証人は必ず連帯保証人にさせられます。
この連帯保証人、別に借りた家やお金を使ったわけでもないのに借りた人と全く同じ責任を負わされます。
日本的と言われればそんな気もしますが、ナニワ金融道を地で行く悪習が法律で保証されてるなんていくらなんでもひどすぎます。
悪名高きこの制度、法務省も重い腰を上げたようでようやく法改正がされるそうです。
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ニギわう森 - At a forest on the day-
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