新スターウォーズを見た一部のファンから絶望の声 「エヴァ最新作を見た時の感覚だ。それの10倍くらいひどい」 (バズプラスニュースの記事より)
たまに趣味で曲を作っているのですが、面白いことに気づきます。
あくまで自分の中での話ですが、やっぱり上手くできたと思う曲とそうでない曲が出てきます。
で、自分で作っておいてなんですが、不思議なことに上手くできた曲はなかなか覚えられないのです。
逆に、良くない曲ほど一発で入ってきて頭から離れてくれません。
この現象は、偉大な作曲家にも言えることのようです。
ヘンデルだったと思いますが、ある自分の新曲の発表会で涙を流しながらこう言ったそうです。
「この曲は私が作った曲ではない!」
つまり、よくできたものというのは、どこか自分の普段の力を越えて発揮されたものなんだと思います。
これは、絵や演奏、それに勉強やスポーツなんかでも言えることでしょう。
当然ですが、狙って自分の力を超えることはできません。
無理してやろうとすれば、なんとか上手くできたときの自分を、自分でかなり意識して再現しようとしてみることになります。
こうなれば、他人がその人の真似をするのと状況的にほとんど変わりません。
すると、なんだかどこかオリジナルよりぎこちなく大げさになった、劣化コピーができあがります。
この結果が、アーティストというアーティストを待ち構えている自己模倣作品の罠です。
こういったものには、往年のファンの「待ってました」という展開も、どこか内輪の雰囲気が漂います。
さて、上記事のスター・ウォーズも、旧作を意識したファンサービス・シーンが多いようですが、どうでしょうか。
僕の印象では、ちょっと叩かれすぎでむしろそこまで悪くないという辺りが一番多い評価に感じます。
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