米大統領選 FBI幹部の妻へ多額寄付=クリントン氏側近に疑惑-米大統領選 (Sputnikの記事より)
例えば、サッカーの日本代表が負けた時一番評価が上がるのは誰でしょうか?
それは「代表に呼ばれていない」選手です。
まだ何もしていないことに対して、普通はこう考えます。
「してないということはできないんだな」
でも、負けが込んでくると、そう考えない人がどんどん多くなっています。
「してないということはやれるのにやらせてもらえないんだな」と考える人が増えてきています。
確かに、何もしていない人というのはある意味で最強です。
実際にやって失敗した人より、失敗もしてない分だけ上に立っているような気になれます。
よく考えるとおかしいのですが、ネットでの炎上案件の多くはそういう錯覚に基づいて起きています。
でも、どうしてこういう人が多くなっているんでしょうか?
やっぱりそれだけ世の中に閉塞感を感じているんでしょう。
行き詰った状況では、過去の経験はただのしがらみや失敗の積み重ねと思われます。
上記事の両米大統領候補にもちょっと似たところがあると思います。
事実ヒラリーさんの過去の政治の経歴は、同時に数々の疑惑と汚職の歴史でもあります。
でも、彼女の是非は置いておいて、僕は物事を新しく変えるのにもやはり経験は必要だと思います。
少なくとも過去の経験の欠如を新しさと錯覚するのは危ない兆候です。