STAP小保方晴子氏(32)「本当に殺されると思った」(デイリースポーツの記事より)
例えば、自分がアフリカのサバンナに住む一匹のシマウマだったとします。
そこで腹をすかせたライオンの襲撃から逃れるためにはどうしたらいいでしょうか。
普通に考えて、とにかく襲ってくるライオンから逃げようと考えるかもしれません。
つまりここでの競争相手はライオンです。
でも、これは半分は間違いです。
自分が生き残るためには、かけっこでライオンに勝つ必要は必ずしもありません。
あくまで「他のシマウマ」より逃げ足が速ければいいだけです。
ここに競争の本質があります。
同じように、試験に合格するためにはどうしたらいいでしょうか。
真面目な人ならとにかくどんな問題でも解けるようにと勉強するでしょう。
つまり、試験の作成者に勝負を挑もうというわけです。
でも、これもやっぱり半分は間違いです。
試験の真の相手は「他の受験者」です。
他の人が解ける問題を落とさないことが何より大事で、他で少し差がつけられればいいです。
誰も解けないような難しい問題は初めからやる必要すらありません。
でも、競争する相手を間違っていると、いつまでも無駄な時間を使うことになります。
でも、これはなんだかずるい気がしないでしょうか。
本当の実力というのはもっと客観的で、周りに左右されないもののはずです。
確かにその通りですし現にそう考える人が多いと思います。
ですから上記事のようにその本質を理解した社内政治の得意な人一人に混乱させられてしまうのです。