日韓外相会談 慰安婦問題で最終的解決を確認 日本政府の予算からおよそ10億円の資金を拠出(NHKニュースの記事より)
よく真面目な人は鬱になりやすいといいます。
責任感が強くて何でも自分で抱え込んでしまった挙句、押しつぶされてしまうというわけです。
別の表現をすれば、なんでも問題を見つけ解決しなければ気がすまない「目標を立ててしまう人」とも言えます。
こういう人は、目標を実現するまでと失敗した時にストレスを抱えやすいです。
ただ、純粋な勉強や一人で黙々とできる仕事なら、むしろこの性格は武器になります。
専門家や職人の方は多かれ少なかれこういうところを持っています。
しかし、問題なのが、人が絡んできた時です。
真面目な人は「この人と仲良くしなければいけない」という目標を最初に立ててしまいます。
確かに仲が良いに越したことはありません。
でも、対人関係において、仲良くなることは目的ではなく結果です。
お互い気があったり、同じ目標を持っていたり、利害が一致したりすることがまずはじめにあります。
その積み重ねがあって信頼関係ができたその結果を、仲良くなったといいます。
ですから、本当は無理して仲良くなる必要はありません。
偶然の産物ですから、妙な期待もしないほうがいいでしょう。
人によって態度を変えたりせず、卑屈にもならず、ただ普通に付き合えばいいだけです。
ところが、日本の政治家や外交官にはこういう真面目人間が多いみたいです。
強迫観念のように「友好が大切」と刷り込まれてしまっています。
仲良くしなければいけない、問題は解決しなければいけないと思っているから、足元を見られます。
相手にその気がなければ、のらりくらりとかわされて手玉に取られるだけです。
そんな無理をしなくても、利害関係があってそれが積み重ねられれば自然と友好という結果はついてきます。
(上記事の件では無理をしてまでそうする必要があったというのが僕の意見です)
人間関係においては、答えは出すものではなく、自然と生まれて後から振り返ってわかるものです。