列王紀下2・13 エリヤの身から落ちた外套を取り上げ、帰ってきてヨルダンの岸に立った。
預言者の働きはエリヤからその弟子エリシャへと引き継がれて行きます。
エリヤは神の不思議な方法で天に引き上げられようとしていました。そのことをエリヤは予見していたのでしょう。弟子のエリシャにも伝えていたと思います。だから、エリシャはエリヤの行くところには、どこにも着いて行きました。
エリシャはエリヤに、「あなたの霊の二つの分を私に継がせてください」と求めましたが、それは、神の働きは聖霊によらなければ何も成し得ないことを悟っていたらからです。だから、エリシャは、聖霊を受けるまではエリヤから離れなかったのです。
イエス様も弟子たちに、聖霊を受けるまでは都にとどまっていなさいと言われたのを思い出します。
そして、ついにその時が来ました。エリシャの見ている目の前で、エリヤは天に引き上げられました。「彼らが進みながら語っていた時、火の車と火の馬があらわれて、ふたりを隔てた。そしてエリヤはつむじ風に乗って天にのぼった」のです(2・11)。
なぜ、神はこのようなことをなさったのでしょうか。それは、やがて来られるキリストが、地上での働きを終えて後、天に引き上げられることの予型として、神は見せてくださったのです。
イエス様も、十字架の死と復活のわざを成し終えた後、弟子たちの見ている前で雲に乗るようにして天に引き上げられました。イエス様の場合は「雲」で、エリヤの場合は「つむじ風」ですが、いずれも天使たちの働きです。
天の御使は、ある時には火のように、ある時には風のように、ある時には雲のように、そしてある時には人の姿で現れて、私たちを助け、神の働きを成します。神は、御使たちを風とし、ご自分に仕える者たちを炎とされるとある通りです(ヘブル1・7)。
天に引き上げられるイエス様は、後に天からくだる聖霊を受けよと弟子たちに命じられました。その聖霊を受けたら、イエスと同じ働きができるのだと約束されました。こうして、弟子たちは聖霊を受けてイエスの証人として働きました。
エリヤも、弟子のエリシャの目の前で天に引き上げられました。その引き上げられる際にエリヤの外套が天から落ちてきました。エリシャはその外套を着ることによって、エリヤと同じ働きをするようになりました。だから、外套を着たエリシャを見た人々は、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と証言しました。このように、エリヤとエリシャの出来事は、天に引き上げられるイエスとその弟子たちのことを預言しています。
弟子のエリシャは特別な人ではありませんでした。エリシャが召された時の様子が聖書に記されていますが、彼は牛を引かせて田を耕している最中でした。エリシャは農夫でした(列王上19・19~21)。
でも、エリヤの着ていた外套を受けるや、エリヤと同じ働きが現れ始めました。
新約の時代、イエス様は私たちを同じように召しておられます。「天からの聖霊を受けて、わたしと同じ働きをせよ」と、普通の人間である私たちを召してくださったのです。
弟子のエリシャがそうであったように、私たちも特別な人ではありません。でも、聖霊を受けて、イエス様のように歩ませていただきましょう。聖霊なる神が、それをなさいます。
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