クレールのオープンからずっと21年間頑張ってくれたパラディ(30才)が
本日15時58分星になりました。
昨日はとても元気で、今日も午前中は運動をして普段と何も変わらない様子だったのですが、午後突然倒れて立てなくなってしまいました。
オープン当初は乗馬教室やひき馬にも活躍し、途中からは初級者から中級者のレッスンに主に出て、よくパラディに騎乗する方からはパラディ先生とかわいがられました。
パラディは大の獣医さん嫌い。予防接種をするときはそれはそれは大変で、獣医さんには触らせず興平さんにしか注射を打たせないといったことも。他の馬の治療で獣医さんが来てもふーっと鼻を鳴らし大騒ぎ…ただしパラディ本人(馬)がどうしても必要と思っているときは注射もすんなり打たせてくれるという意志のはっきりした(?)馬でもありました。ただこの21年パラディは病気といった病気をしたことがありません。治療したといったら足をけがしてばい菌が入ってしまった時くらいでそのほかは丈夫な健康な馬でした。
はっきりしたといえば、パラディは人を見る目があり、馬のことを怖がっている人とか、お酒を飲んでいる人のことは絶対に寄せ付けず、同じ乗馬教室でも片方の女性のことは大丈夫でももう一人の女性のことは絶対に近寄らせないで乗せてあげないといったこともあったりして。だからと言って人が嫌いということはなく、人に甘え人を頼るかわいい馬でした。
パラディにだけ見えるお化けがいるのかもなんてよく冗談で話しましたが、普段は穏やかだけどけっこうビビりなところもあったりして本当に不思議な感性の持ち主でした。
そしてさびしがり屋でもあり、蹄洗場や放牧場で1頭になってしまうとだれか仲間が来るまでそわそわ落ち着かず大変だったり…
ずらずらと書いてしまいましたが思い出はつきません。
そうそう最後に パラディはいつでも2番手。数頭を放して追い運動をしても、先頭には立ちたくないけれどだけど最後にはなりたくない。どんな時でも2番手をキープする馬でした。
パラディ 長い間本当にありがとう。
最近28才~30才の馬たちが相次いで旅立ちました。パラディは先に逝った馬たちともう会えたかな…
きっと楽しく一緒にいることでしょう。
長い間かわいがってくださったたくさんの方たち ありがとうございました