とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

中学校の絶対評価の危うさ

2014-03-06 09:54:05 | 主張 感想
横浜の公立中学校の評価方法は、絶対評価だ。
われわれのころは相対評価で、
テストの点を主にして評価していたと思う。
体育だって100m何秒で走ったとか、バレーボールのスパイクがすばらしいとか、
実技が主体の評価だった。
今は実技が劣っていても、日ごろの態度や筆記試験の成績が良ければ5の評価が付くようだ。
勉強は出来なくとも、体育ならクラスで1番というような昔のわんぱく小僧の立つ瀬がない。

一番大きな問題は先生の主観による評価の部分が大きくなったことだ。
いったい一人の先生が、
多くの生徒達に対して公平な評価を下すことが可能なのだろうか。

一度レッテルを貼られてしまうと容易にそこから抜け出せなくなる。
人のイメージとはそんなものだ。
また、人には相性というものがある。
一癖あるような生徒は、どうしても合う先生、合わない先生というのがはっきり分かれる。
本来個性の強い生徒の方が人としては面白いと思うのだが、そういう生徒は現在のシステムでは不利だ。
ひたすら、先生に対して良い子をアピールすることのできる子だけが成績優秀となるのか、
まるで営業のようだ。
親も生徒もそんなところばかりを気にしている。
生徒会長や、各種の役どころが取り合いになるというのも、われわれのころとは、
隔世の感がある。

思春期の子供の中には根暗な子がいたり、神経質な子がいたりするのが当たり前だと思うのだが、
それが積極性がないとか、反抗的だとか、先生の主観だけで評価されてしまうのには違和感がある。
もっと生徒の多様性が認められる評価になってほしい。

むしろ絶対評価は、普段の努力がテストの成績として現れなかった生徒や、
点数では推し量れないユニークな生徒を押し上げる為に使ってもらいたいものだ。


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