ASAKOMA日記

11年間のOL生活の後、結婚・妊娠とあわただしい毎日の出来事を綴ってます♪

にんぷ読本

2005-11-30 | 妊娠・出産・子育て

ミーハーとは思いつつ、女優水野真紀著の「にんぷ読本」なるものを買ってしまった。

そもそも水野真紀は〝きれいなお姉さん”のCMに出ていた頃からとても好きな女優。生まれ変わるなら水野真紀か松たかこ。やっぱり自分にない癒し的な顔を求めるのかなー。

内容は水野真紀の息子誕生までの妊娠出産ストーリを赤裸々に語っているだけといえばそれまでだけど、あの美しく憧れの女優が妊娠出産について何を書いているのだとちょっと立ち読みしたら引き込まれて買ってしまった。

そもそも、女優だからって一人の人間。妊娠出産という動物的な経験についてはきっと私も彼女も同じ目線に立てるんじゃないかというストーカー的な気持ちで読み進んでいったが、これまた本当にその通り。

不覚にも2,3箇所で涙してしまった。。

思いつわりから始まり、最後には予定日過ぎても陣痛が始まらないために、4日間促進剤を打ち続け、挙句には人工的に破水させて陣痛を促すものの、子宮口が開かないために結局帝王切開になってしまうという苦しみの後、無事に我が子の産声を聞いたとき、水野真紀は泣き声を押し殺し我が子に語りかける。「こんにちは赤ちゃん。いい人生にしましょうね。」その台詞もらったー。と叫びつつ、涙している私。

アホか。

その後のあとがきにはこんなことが書いてある。
自分のお乳を一生懸命吸っている我が子を見ると時々ふっと悲しくなることがあると。
これからの人生、その澄んだ瞳に映るものは美しいもの、正しいものばかりでなく、その無垢な心が痛み傷つけられることを想像することを憂いてしまうと。この子をこの世に送り出して良かったのかと。

私も子供を作り生むことが正しかったのか、時々考えることがある。自分の選択でこの世にひとつの生命を誕生させることの責任の重さを考えると自信がない。自分以外の人間の人生を少しでもより良くするために自分は何が出来るのか、この子が生まれてきて良かったと思えるためにはどうしたらいいんだろう。って。不安になったりする。私のような母でいいのか我が娘よ!と。多分マタニティーブルーも入っているけど。

でも力いっぱい愛して守って慈しんであげることで、我が子がいつの日か自分の事をそんな風に考えてくれた母がいたということを感じてくれたらそれでいいんじゃないかって水野真紀は言っている。

私の子も自分に無償の愛を与えてくれる母がいるということを感じてくれれば、それだけで私の母としての存在意義があったのかな?この世に誕生したことを感謝してくれるのかな?と光が見えた気がした。ありがとう水野真紀ちゃん!

とすっかり私のバイブルと化しているこの本。

買うときはちと高いと思ったが、旦那様も1回読んだし、私も何度も読み返しているし、しかも1日で読めちゃうけど、もったいないから、3日間くらいかけて読んだし、1回当たりの単価は下がっていると思う。(体にフィットするソファーの記事参照)

次に出産する友人には是非この本をプレゼントしようと心に誓った。(いらないって?)

ちなみに本の中には水野真紀親子の写真や、お祝いにもらったかわいい赤ちゃん小物の写真なども載っていて見ているだけでも楽しい。
付録で調理師免許を持つ水野真紀発案の妊婦レシピも載っていてなんとも至れり尽くせりだ。
その中のレシピを何品か作ってみたが、特に旦那様に好評だったのが「油揚げのチーズ焼き」
妊婦レシピと言ってもつまみ風のものが多くて、これもつまみとして出したらビールに合う好評メニューとなった。そもそも旦那様が無類の油揚げ好きだからかもしれないけど。


「油揚げのチーズ焼き」
油揚げ1枚を袋状になるように2つに切り、長ネギ10cmを薄く小口切りしたものと、粉チーズ(またはパルメザンチーズの摩り下ろし)大さじ3と桜海老大さじ1と黒胡椒適量を混ぜ合わせた具をそれぞれに詰める。
平らにしてグリルで弱火で表面にうっすら焦げ目がつくまで焼き、斜めに包丁を入れて切り分けていただく。好みで醤油をかけても○。