東京さまよい記

東京をあちこち彷徨う日々を、読書によるこころの彷徨いとともにつづります

善福寺川のシラサギ

2010年03月04日 | 散策

前回の記事のように善福寺川にはコサギがいる。

この写真は以前に善福寺川で撮ったコサギである(2008.1.20)。

日本のシラサギ類の中でコサギ(小鷺)が最も普通に見られるシラサギで、体がいちばん小さい。

名のとおり、ダイサギ(大鷺)がもっとも大きく、次がチュウサギ(中鷺)。

コサギはくちばしが黒く、背に飾り羽が生じるが、写真のコサギもその特徴がでている。

以前に新宿御苑の池でコサギを近くで見たとき、脚先をさかんに動かす動作を繰り返していたが、小魚などの小水生動物を追い出し捕らえるためである。

この写真のときにはそのような動作をしているかわからなかった。

次も善福寺川で撮った写真(2009.11.29)である。

くちばしが黄色でコサギと違うようだが、調べたら、チュウサギのようである。チュウサギはくちばしが黄色で先端が黒、飾り羽はないとのこと。

写真はかなりダウンサイズされているので、オリジナルや他の写真を見たら、くちばしの先端がやや黒ずんでおり、また、飾り羽もないので、やはりチュウサギであろう。

前回二羽見たシラサギは、一方が他方よりも小さく上記の特徴を備えていたので、コサギとチュウサギであったと思われる。

チュウサギはほかのサギ類と混合コロニーをつくり、コサギは単独のことも、他種との混合のこともあるらしいが、善福寺川のコサギとチュウサギもそうなのであろうか。

参考文献
吉野俊幸「ヤマケイポケットガイド⑦野鳥」(山と渓谷社)

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