0) 大学に 顔を出しませんか ゼミ生が来ますから と お誘いが あり
ノコノコ 出かけた
女の子は どれも シッカリして 久しぶりの会話を楽しんだが
一人 男の子が 下を向いたまま 話しだした
1)カナダで 農場に入って「勉強しながら」海外へ出たいと 言いだした
僕の学生さんで ワーホリで成功した男の子は 15年で1名だけだ
しかも かなり昔の話だ 当時は ワーキング ホリデーと言う カタカナに誘われて 出かける学生も 多かったし ヨーロッパの貧しい国 ラトビア リトアニアからも 白人の女性も出て来てた
2)その彼は 今は バンクーバーで お好み焼き屋を やってる
3年程前 facebookで 結婚した (日本人同士で) と 連絡が来た
3)しかし 今日 大学へ行って 知り合いの教授の所に相談に来た
体格のシッカリした 男の学生さんが
「大学を止めて(授業料が勿体ないから) ワーホリでカナダに 行きたい」「フランス語の勉強を始めたら 楽しかった」と いう
4)最近の 移民農業の実態を知らないのでは ないかと 心配して しまう
本人は カナダに 行きたいので 「フランス語」を始めましたと 言うが
英語は どうなんだい? と聞くと 「嫌いです」と来た
5)父に話して 了解を得たので 大学に 休学か 退学届けを と 気持ちが先へ行ってる 寒さには どれくらい 耐えられるのかい? と 聞くと 寒いンですか? と 聞き返される
6)夢と 現実と 今の移民や難民の状況を知らない 若者が「海外に行けば 夢が叶う」見たいな気がする この学生さんを 説得するのは 大変だ
僕は2年前に 退職してるので 他人事として 聞けるが ゼミ生として 預かる N先生は 大変だ