犬と暮らせば

干し柿 祇園坊 晴

1)食後に 立派な干し柿が でて来た 今年のだと
聞けば 祇園坊のだと 頂きもので 広島産らしい
2)子供が小さい頃 いえのベランダに干してて カラスが来たの覚えてる?
と 言われても 女房が干し柿を作ってた 記憶が薄い
3)干し柿には 田舎のイメージしか無かった 僕の小さい頃
お婆チャンがお正月用に 一杯 送って来てくれて 
歯にくっ付いて食べにくかった
田舎は嫌だな キャラメルも クッキーもないや 
カタカナのお菓子が良くて 干し柿なんて シワシワのお婆ちゃんみたいと
生意気な ガキの 自分だった
4)と思い出と話しながら 黙った
女房に「知らない 俺の家で 女房が干し柿を作る? そんな時代じみた事 してたのか?」と言えば 女房が「貴方は 家の事を知らないから」と言われそうで


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