台風後遺症

2016-09-03 06:29:04 | 出来事

私には台風の被害など何にもなかったけれど、岩手県のグループホームの被害を思うと誰かひとりでも気づく人がいなかったのだろうかと、残念で可哀想で重く心に残っている。 (避難準備情報 避難勧告 避難指示)  自力で避難が出来ない災害弱者といわれる人達(高齢者や障害者)は、避難準備の段階で早めにその準備をし、避難勧告で避難を開始しなければならない。 強制力はないので意識の問題だろうか。 だけどこの勧告が出されていなかった様だ。 町役場の人も施設の人も本当に誰かひとり危機感に敏感であって欲しかったし、空振りでもいいから避難を促していたらと思うと悔やまれる。

毎年映像で見るマンホールの蓋まで浮き上がり、一気に増水する雨、ゲリラ豪雨とか爆弾低気圧とかいう言葉が聞き慣れたし、地球規模で天候に異変が起きているという報道も耳にしているし実感もしていると思う。 けれど肝心な時に、水位が〇メートルまで達していなかったとか目視で異常が見られなかったとか、夜間の避難は危険だとか、もどかしい過去の凡例に頼ってしまう。 

私のパート先、グループホームでも避難勧告が出た。 雨は上がっていたし空も明るかったけれど、少なくても1階の入居者を2階に移す位の危機感を持たなければならなかったのだと思う。 はたして、介護施設や障害者施設の経営者や職員は、入居者は災害弱者だという意識と(避難準備情報 避難勧告 避難指示)この意味を知っているのだろうかと思う。 私も知らなかった、避難勧告でたよと職員が話してた時、指示ではないから様子みてからで良いのだろう思った。 いつも北海道を軽く素通りする台風を甘く考えていたので、何の被害もない私でも今回は貴重な教訓を得た思いだ。