工務店現場日誌

株式会社朝田工務店 代表取締役朝田満のブログ
現場での出来事や日々の出来事を綴ります。

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続 シロアリ4

2009-09-10 18:13:13 | Weblog
前回の続きです。

「構造の工夫こそシロアリ対策の根幹」

「複雑な構造あるいは木質系の外壁やデッキは禁物」

ここに解決の糸口があるというところまでが前回でした。


仮定の話ですが、全く施主の要望もなく確認の打ち合わせすらしないで外壁やバルコニーに

木材を使用する設計をした場合、設計の瑕疵の責任を問う事ができる可能性があります。

しかしながら、木材を使用する打ち合わせがあった場合や施主の要望の場合は微妙です。。。



でもね


「雨がかりのバルコニーに腐りやすい樹種やシロアリにやられすい樹種を使っちゃならねぇ」


と個人的には思うのです。例え施主の要望だとしても。

打ち合わせの時にそのような要望がでたら、変更を勧めるのが我々の仕事ではないでしょうか。

それをしないで予算上の都合だとか、デザイン重視とかで安易に施工したのでは論外です。



同じ木を使うでもバルコニー用の非常に腐りにくい木を使ったり、仕口や納めを工夫したり(水が木に回らないようにする)

木目の見た目だけを希望するのであれば、ほとんど木に見える既製品の物だってあるのです。

予算が無ければアルミの安いものに仕様変更すれば良いのでは。

妥協してスカスカの安い輸入木材を使い、腐ってシロアリにやられてから改修工事を余儀なくされるよりはずっと安い筈です。


こんな理由で今回のシロアリ問題は、少なからず設計施工した側に責任があると私は思っています。

ですが、法律上の責任云々となってくるとこれはまた難しい事になってきます。

すんなり話し合いで解決できれば良いですが、開き直られて裁判となったら苦戦するでしょう。

なにせ、法律上はあまり問題がないのですから。


まぁ、いずれ天罰が下ってそのような業者は潰れるでしょう。

今回、相談された方には大変お気の毒でしたが、改修工事費用の全部とは言わずに半分とか、一部でも良いので負担できないかと交渉してみてはどうかとお勧めしました。

交渉がうまくいくことを祈ります。
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