都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

同潤会三ノ輪アパートメント

2019-01-23 | 荒川区  
同潤会三ノ輪アパートメント(手前 A棟、奥 B棟)
所在地:荒川区東日暮里 2-36
建設年:1928(昭和3)
構造・階数:RC・4F
解体年:2006(平成18)
Photo 2004.10.11

 改めて三ノ輪アパートの写真を見てみると、確かに老朽化が進んでいて建て替えもやむを得なかった感じ。最初の写真では建物の角の部分とかが補修されていたりするのだが、その9年後に撮った写真を見ると、補修した部分が再度剥がれて、鉄筋が剥き出しになっているにも関わらず、今回は補修されなかったことが判る。建て替えを前にして、もはや補修がされなかったのだろう。震度5程度でも倒壊しそうな雰囲気だった。


Photo 2004.12.25 手前 A棟、奥 B棟

 4階の窓の部分は木材で出窓状に加工してあったが、当初からこうなっていたわけではなさそう。


Photo 2004.10,11

 北東側から。敷地内に二棟の建物(手前中央 B棟、左奥 A棟)が建っていた。共に4階建てで、北側のB棟の階段室は2ヶ所で東北端部だけは3階。剥き出しになった鉄筋が痛々しい。


Photo 2004.10.11 南側のA棟


Photo 2004.10.11

南側のA棟の階段室は3箇所。


Photo 2004.10.11

二棟の建物の間のスペースとB棟。4階が張り出す形になっていた。
上野下アパートも同じようなスタイル。間取りが1〜3階とは違う模様。


Photo 2004.10.11

B棟を北側から。錆び付いた配管が沢山並ぶ。庇の上には苔や雑草が生え、ダストシュートには穴が開いてしまっていた。


Photo 2004.12.25

ダストシュートを覆うコンクリートの鉄筋が剥き出しになっていた。
奥の方は壁面部分の鉄筋も露出していた。下の部屋の窓枠は昔のものだろうか。

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 荒川区  #近代建築  #住宅系  #集合住宅  #同潤会 
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