駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

自分でやると分かるのだが

2020年07月01日 | 小験

             

 

 私の世代は四十過ぎまでコンピュータに触れることなく過ごしてきたので、キーボードが苦手でコンピュータに詳しくない人も多い。勿論、得意不得意はあるから若い人に負けず縦横に使っている人は居るだろう。私も得意というわけではなくまずまず使えているという程度だ。

 電子カルテを使っているが、電子カルテの中身までは手が入れられない。導入当初は使い方の指導者が10日くらい付いてくれるが、その作業を見ていると目が回るほど早くとても内容に立ち入るのは自分には無理な感じがして諦めてしまった。困った時は呼べば来てくれるし、今はオンラインでも処理してくれるので不自由しない。

 しかし、趣味のこととなると自分でやらねばならない。新しい機能を導入するにはいくつかソフトを組み合わせて連結しなければならない。説明はあるのだが自作無償のせいか中々分かりにくく、アドレスを探してここに貼り付けてと四苦八苦して何時間も掛けて漸く動くようになった。完成した時の喜びは大きい。将棋ソフトが気が付かない詰みを発見して勝った時よりも嬉しい。喜びともう一つ自分でやると絡繰りが理解できるので、自分で自分仕様に手が入れられるようになるので便利だ。

 自分で考えて手を動かすと理解が進むということは世の中に数多い。そうして出来たときの喜びは大きい。まあそれが理想だが時間が掛かり集中力が要求されるので、何でも誰でもとは行かない。私も好きなことでなければ途中で放り投げていた。好きこそものの上手はそれを言っているのかもしれない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 野兎病を見たことないが野党病は | トップ | 悪夢が現実に、悲痛な言葉 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

小験」カテゴリの最新記事