駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

真摯の意味を変えた人

2018年11月03日 | 人物、男

              


 最も信頼されていないのは議員と口にしたその人は中でも一番信頼されていないように見える。内閣を支持しない理由の一番が首相の人柄が信頼できないからとなっているからだ。これを何と受け止められているのだろう。聞かれれば勿論真摯に受け止めるとお答えになるだろうが、必ず野党への反撃と我が党の実績を誇示することをお忘れにならないだろう。

 安倍首相は打たれ強いように見えるが、鉄面皮や蛙の面に水とは一寸違って、批判にはまともに答えず相手の昔の失策や関係のない不祥事を持ち出して非難し返す、はたまた自分の実績を誇示して筋違いの返り討ちを食らわす、冷静とは言いがたく敵愾心が強すぎるのではないかと感じる。そのために残念ながら議論が深まらない。普通はこうした態度は評価を下げると思われるのだが、権力維持に長けた腹心お仲間が居るので中々崩れない。

 首相が言い出してはならないとは書いてないと開き直る。書いてないからいいと言うのは子供だましの反論で、憲法を読む以前に文章を読み解くことができない?、あるいは恣意的に自分に都合良く解釈されるのか、自分の野心である安倍式復古憲法改変に執心のあまりなりふり構わず猛進されているように見えてしまう。

 安倍首相の数多い実績を認めるにやぶさかではないが、議論を深めない本来の熟語の意味を失わせる言葉遣い、敵愾心から筋違いの反論を繰り返してしまう諾否しかない短絡反応は、より良い解決を導く妨げになっているのではと申し上げたい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 研修医の礼状に感激 | トップ | 張栩九段、捲土重来 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

人物、男」カテゴリの最新記事