駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

らしく見える見えない

2020年07月14日 | 小考

             

 

 NHK杯の将棋解説に何だか真っ黒に日に焼けたゴルフかテニスのプロのような人が出ていた。よく見ると中川大輔八段で随分日に焼けているなと驚いた。とても将棋の棋士には見えない。

 将棋の棋士にも色々な人が居て、スポーツ好きな人も居るが、これだけ日に焼けた人は居ないんじゃないかと思う。

 職業の印象というのがあって、教師、刑事、医師・・にはそうした雰囲気を持った人が多い。あまり良い意味でなく、教師臭いなどと言われることもある。しかし、何処かそうした雰囲気があると収まりよく感じるのは確かのようだ。自分では気が付かないがそうした雰囲気があるようで新幹線や飛行機で医者は居ないかとアナウンスがあり名乗り出たことが数回あるが怪しまれたことはない。

 同業者の知人友人にはそうした雰囲気を持つ人が多い。生まれつきではないだろうから、仕事をしているうちに身につくものらしい。中にはまったく医者らしくない感じの人も居るが、会合などでは何となく場違いな雰囲気を漂わせどこの人といぶかしく見られたりする。

 勿論、さほど特別な雰囲気のない職種もあると思うが、仕事を聞いて時々違和感を感じることがあるから、気が付かないうちにいつのまにか何となく先入観を持っているのかも知れない。

 そうした職業的な雰囲気がどのような意味を持つか不明だが、一般には超一流にはらしくない人は少ない感じがする。藤井聡太は既に棋士と聞いて成る程という雰囲気を持っている。


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