夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

帰還報告。

2009-05-27 | 中身
 そんなこんなで色々ありましたけれど、とりあえず帰還いたしました。外出先は、まぁコレが病院というヤツでして、有り体に申し上げると入院していた訳です。心身共に頑健無類な事だけが取り柄のような私としては面目次第もなく、まさに鬼の霍乱ですね。
 医者が言うには、ウイルスが体内で悪さをして肝機能障害を起こしていたというのですけれど……お酒も煙草も嗜まない私が肝機能障害とは理不尽極まりなく、そしてその理不尽さこそが実に味わい深いなぁ、等と40度の熱を出しながら噛み締めておりました。
 珍しく数日に渡り高熱が出まして、とりあえず餅は餅屋という事で医者にでも行ってみるか等と思い立ったのが19日の事。新型インフルエンザと疑われたりしつつ血液検査を行ったところ、ASTとALTとやらいう数値が700を突破していまして、即座に入院しろと命じられる始末。まぁ突然入院とか言われても此方にも都合というモノがありますし、入院しないと死ぬとか言われても、それならまぁソレが天寿というヤツでしょう等とほざきながら帰宅し、準備などを行って……なんやかんやありまして、今に至る次第です。
 ちなみに、勿論完治しましたので何も問題はありません。元々の基礎体力は高いですし、自己増殖能力さえ備えない生物モドキにいつまでも己の体内で好き勝手を許すような私でもありません。最初の数日は死の裾あたりが見えたかな、なんて感じる瞬間もありましたけれど、後半は完全に予期せぬ休暇状態で、それなりに楽しんできました。

 それにいたしましても、やはり同じ死ぬなら闘って喰らわれたいものだと実感しました。床の上で衰え、穏やかに死ぬというのも一つの道ではあるのでしょうけれど、私のように粗野で野蛮で性急で短慮で文化的素養のない輩には耐え難いモノであるように思います。
 私が様々な物事において短期決戦を望むのは、短期決戦が得意というより長期戦に耐え得るだけの持久力と忍耐に欠けるからだと指摘した兄は、とっくに短期決戦を終えて他界しやがりましたけれど……まぁどんな事も、短所を補うより長所を伸ばした方が成果がでるモノですよね、きっと。