夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

これは幾ら何でも。

2007-11-27 | 中身
 今週の週刊少年ジャンプ、巻頭カラーはBREACHでしたけれど……何ですかアレは。あの漫画はこれでもかという程にパターン化されており、
・俺は強いぞ
 ↓
・俺も強いぜ
 ↓
・いや俺の方が強いね
 ↓
・いやいや、これこの通り俺のが強いぜ
 ↓
・いやいやいや、実は俺まだ本気じゃなかったし
 ↓
・じゃあ俺も本気を出すぜ
 ↓
・うるせー、ここからが本番だ
 ↓
・まぁ俺は更に奥の手があるけどね
 ↓
・なん…だと?
 ↓
・さてトドメと行こうか
 ↓
・ここで真の力解放
 ↓
・ドン!(もしも負けても即座に援軍が来てくれる)
 という展開を繰り返すだけですから元より期待なんてしていませんが、それにしても今回のは酷すぎます。あのゾマリとかいう敵さんは折角「見たモノをノーリスクで支配出来る。頭を見れば全身を操れる」なんていう超インチキくさい能力を持っているのに何故さっさと朽木白哉の頭を操らず、雑魚中の雑魚のルキアやらただの刃の欠片やらを眺めているのでしょうか。それにあの人、エスパーダとやらの中で最速とかいう設定なのですから、千本桜なんて走って効果範囲から離脱すれば済む事では。実際ソウルソサエティ編で一護は卍解によって向上させたスピードを活用して千本桜を回避していた筈ですし、素で隊長格より凄いという設定のエスパーダ達の中でも特にスピード自慢であるゾマリにそれが不可能なんて事はありますまい。
 能力系バトル漫画であるからには、せめて今闘っている両者の能力くらいは活用して欲しいものです。アレを読んで格好いいとか素敵だとか思うのは、恋空を読んで泣いてる知恵遅れと同等の頭脳だと思います。
 ……まぁ恋空は、Amazonのレビューを読んだりすると楽しいですけれどね。特に五つ星のレビューなんて殆どに縦読みが仕込まれていて、職人技というものを味わう事が出来ますし。