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自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

外交問題は難しい

2010-02-28 11:11:00 | Weblog
外交問題は難しい            2010-02-28

もし敵対国が有るなら、そことの関係はかなりはっきりと
読み取れる場合が多いんですが、友好国との関係で、
その友好度合いが薄れてゆく場合に、その変化を読み
取るのは難しいです。

鳩山政権は、日本の外交の舵取りで、非情に危険なこと
をしていますが、それが、見ている国民に判りにくい点が
あります。しかし今確実に、日本は危険な、危なっかしい
方向に向かっています。鳩山政権の危ない思想のために
です。

民主党の小沢幹事長は、日中米の正三角形の関係と称
して、中国側と話しをしました。鳩山氏は、昨年9月23日、
国連にて、アジアの共同体の構築を提案しました。アメリ
カにとっては寝耳に水だったのです。米国務省から日本
の外務省にクレームが来ても、日本側は、官僚を排除し
ているので、外務省はどうにも出来ない状態です。

そして、普天間問題の白紙撤回化です。4月には解決する
と口先では言っていますが、今現在、誰が見ても何処に
決まるか全く判らない状況です。アメリカは日本の政権が
交替したので、4月まで待つとの日本に好意的なニュース
が流れてきて、日本側はほっとしました。が、どうもこれが
怪しいのです。下記を見て下さい。

1月12日、岡田外相はホノルルでヒラリー・クリントン国務
大臣と会談しました。岡田外務大臣は普天間の遅れに
ついて少しでもアメリカのイライラを解消したいと思った
のではないでしょうか。この後、上のニュースが流れてき
ました。この直後クリントン氏はハワイ大学でこう語ります。

「オバマ氏はアジア諸国とアジアの人々を高く評価し、敬
意を抱いている。2011年には米・ASEAN会議を、このホノ
ルルで開催したいとオバマ氏は考えている」。岡田氏との
会談では一言も触れなかたこのテーマを、いきなり提唱
したのです。ま、きっちりお返しされた日本です。こうやって
日米関係は徐々に、疎遠になって行くのでしょうか。

よく、日本はアメリカとの関係でもっと対等な関係を、と
言う意見を述べる人がいます(民主党も)。ですが、こと
軍事防衛に関して言えば、日本はアメリカと対等には、
まったく成り得ません。今の憲法が存続する限り、それは
不可能なのです。

世界は暫く、米ソ2極体制が続いていましたが、ソ連が
崩壊した後、アメリカ1極体制になりました。その後アメリカ
がよたよたしている間に中国が出てきました。ロシアも立ち
治りつつあります。やがてインドも出てくるでしょう。日本は
韓国・北朝鮮より、ちょい強いぐらいの国です。もう中国には
全くかないません。アメリカの庇護無しには、独自に存立
出来ない国であることを自覚しなければいけません。アメ
リカとの友好関係を絶つなら、中国か、ロシアの傘下に
入るのか、腹をくくらないといけないのです。

もしそうなれば、今日本と同様にアメリカとの友好関係にある
多くのアジアの国々が、中国の脅威の下に曝されることに
なります。それが鳩山・小沢には判っていない。民主党政権
を支持した人達も判っていない。外交問題は読み取り難い
のです。日中米は正三角形にはなり得ない、せいぜいが二
等辺三角形です。

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