司直に委ねる

司直に委ねる　　　　　　　　　　　　　　2009-12-01

広辞苑には、　司直「しちょく」　法律によって事の曲直を
裁く役人。裁判官。と有ります。実際には、警察や検事に
事件の解明を任せることを指す場合が多いようです。

鳩山総理が、自分の政治献金事件に関して、国会や、
記者団から追求されると、「今は、司直に任せているので
結果を待ちたい」と釈明するが、これは非常におかしい
です。

司直に委ねるとか任せると言うのは、本来、本人が事の
真相を解明するのを、逃げたり隠れたり、時には、武力
を用いて抵抗する場合に、警察や検察にお願いして、無
理にでも実態を明らかにする場合に使う言葉です。

だから鳩山総理が、司直に委ねると言うことは、本人は
実態解明をしたくないことを意味します。本人が言うとこ
ろの「自分の使用人である会計責任者や秘書が勝手に
やったことで、自分は本当に知らなかった」ことが、仮に
真実（私は、そんなこと有り得ない。絶対に鳩山は、この
点について、嘘をついていると信じますが）だとしても、
実状が明るみに出た時点で、弁護士事務所か公認会計
士事務所に依頼すれば、済むことです。

そういう事務所は、こういうことを明らかにすることが本職
ですから、依頼すれば解明される筈です。何故、司直に
委ねなければならないのか？本人が実態解明を望んで
いないから？自民党はこの点を突きなさい。民主党員で
まともな神経の持ち主は、この点で党首を正しなさい。民
主党政権を支持し、誕生させた選挙民よ、民主党を糾弾
して下さい。

鳩山氏を総理大臣にしておくことを続けるのは、日本の
恥です。