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自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

「病院」が東北を救う日

2012-02-04 11:55:35 | Weblog
「病院」が東北を救う日   2012-02-04

を読み終えました。医療法人社団KNI理事長
北原 茂実先生の著書昨年11月20日発行
です。

先生は病院を建てろと仰らない。この場合
「医療」が東北を・・・と読んで良いと思う。
先生が言われる医療とは、病気を治すこと
(だけ)ではない。患者の病気を完治し、社
会復帰して貰うことである。

そのための最善のサポート態勢全てである。
患者の就労支援も公共施設のバリアフリー
化も安全安心な食べ物の提供も、電気ガス
水道といったライフラインの整備もすべて医
療である。医師が病院で提供できる医療は
ほんの一部である。とのことです。病院は
手術室だけで良い、あとのことは病院外で
出来るとも言われる。

高齢化率のことを前の日記で書きました。
今、日本の平均が24%位、東北の女川町
は34%だそうです。高齢者を減らすには
元気になって貰って実質的な生産年齢人口
を増やし、家族の負担を減らす。町全体を
リハビリの場にして、寝たきり老人を減らす。

では誰が介護やリハビリを担うのか。家族
ボランテイアです。介護のほかに、ボラン
テイアの特性や技術により、植木の植栽や
剪定、理容美容雑巾を縫う。或いはビデオ
教材を通じて、病気、薬食生活介護などの
知識の習得もカウントされてポイントが貯ま
る。更に地域通貨ハビルスを貰える。これは
将来自分が入院するときにも使える。

北原先生は自分の病院がある都下八王子
で既にこの仕組みを実行しておられるそう
です。ただ東北では現に有る病院がこのや
り方に賛成しないと実現しません。是非共鳴
するところが増えて欲しいものです。