Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

一緒に泣く

2011-11-29 09:06:02 | Weblog
一緒に泣く           2011-11-29

今朝4時過ぎに目が覚めて,NHKラジオをスイッチon
しました。NPO法人地球のステージ、精神科医桑山
紀彦先生が話していました。

http://e-stageone.org/index.html

先生は学生時代から世界の各地を旅して、医師にな
られてからは世界各国をボランテイアで治療活動で
訪ねておられます。

-1989年タイカンボジア国境の難民キャンプを皮切り
に国際医療協力活動を開始。
これまで58カ国で活動。紛争、貧困、災害の地で国際
医療協力活動を続けてきた。
-1996年1月15日世界の出来事を音楽と映像のシン
クロするコンサートステージ「地球 のステージ」を開始。
年間250回の公演をこなし、ステージも1番から6番まで
に拡大し全国の小中高等学校を中心に口コミで広がっ
ている。
-2009年11月宮城県名取市に「東北国際クリニック」を
開業。 国際医療協力を行う拠点としてNPO法人
「地球のステージ」とともに活動中。
-2011年3月11日 東日本大震災が襲います。
津波に遭い被災。沿岸部にあってもクリニックや「地球
のステージ」 事務局は水没や倒壊を免れた。

驚く勿れ!
翌日より24時間の診療体制を引いてけが人や病気の
被災者 の皆さんの医療にあたってきた。 日々の内科、
外科の診療とともに、専門の心療内科「心のケア」を
展開している。 専門は国際医療協力、トラウマ精神医
学、難民心理学、精神薬理学、映像制作、音楽制作。
本当に尊敬すべき活動をされておられます。

先生のお話の中で、私が一番感銘をうけたこと:
震災後最初の3週間は怪我の治療、風邪を引かせな
い、インフルエンザの予防に集中していた。3週間経つと
心の問題で来る人が多くなってくる。もう可哀そうで、話
を聞いても何もしてあげられない。先生は患者さんと一
緒に泣いたと仰る。患者さんはその後、すっきりした顔
で帰って行ったそうです。必要なことなんですね。