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自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

日本語を母語としない人が後見されると

2011-01-21 21:50:46 | Weblog
日本語を母語としない人が後見されると  2011-01-21

私は、現在ボランテイアで医療通訳(英語)をしています。
ですから日本に置ける外国籍市民、あるいは日本国籍を
得たけれども日本語が母語でない市民の問題に関心が
有ります。

今日まで聞いてきた後見制度の問題は、日本語を母語
とする日本人の問題として説明され、実際に適用もされ
てきたことでしょう。それにも大いに問題があることが判
りました。一番の問題は、自分が健全なうちに、病気に
なってから(特にお金の管理が出来なくなった)後の後見
を契約で約束される制度が有るのに、余り利用されてい
ないことです。PRが行き届いていないことも有りますが、
サービスの受け手は認知症患者の増加等に伴い、確実
に増えて行くのにサービス担い手が不足していることも
大きいと考えられています。(役所が乗り出せと言う意見
も有ります)

財産家でなくとも、僅かな預金であれ、ささやかな年金
であれ、最大限有利に管理され、適正に消費されなけ
れば、自分自ら管理能力を失った人(被後見人)は大変
辛い目に会うことになります。

これから、日本語を母語としない人達が高齢に達した場
合、そこに言葉の問題が入ってきます。後見制度の通訳
などと言う問題が起こることは間違いなさそうです。医療
通訳も上手く行ってるわけではありません。ボランテイア
に支えられてなんとかやりくりしています。

後見に通訳が必要となった場合、誰がどうやって運用し
て行くのでしょうか。これも大変なことだなと感じている
ところです。